リコーGXR用レンズユニット
「GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO」
リコーGXRシリーズはレンズ交換式の
デジタルカメラですが、他のレンズ交換式とは
全く異なる特色を持っています
普通は撮像センサーの付いたボディから
レンズ部分を取り外して交換しますが
GXRはボディから撮像センサーを含めた
レンズユニットを交換する事が出来るのです
今年の4月に買った最初のセットは
『リコーGXR+S10キット』
GXRのボディにS10と呼ばれるレンズが
セットになったものでした
S10のレンズユニットは1/1.7型の撮像センサーを搭載した
超広角24mmから中望遠鏡72mmまでカバーした
3倍のズームレンズです
コンパクトデジカメに搭載される小さな撮像センサーなので
レンズもコンパクトに仕上がっています
電源OFFの状態では、ほぼフラットのコンパクトデジカメサイズ
このレンズはリコーの高級コンパクトカメラ
GX200と同じレンズと同じセンサーなので
写りが凄く良かったのです
ちょっとした撮影にはこれだけでも充分なのですが
小さなセンサーなので周辺をボカしたい時には
ちょっと力不足なのです
そこで登場するのが今回購入した
「GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO」
使いやすい焦点距離50mmの単焦点標準レンズですが
このレンズには何とキャノンやニコンの1眼レフと同じ
APS-Cサイズの撮像センサーが搭載されているのです
1眼レフと違ってミラーレスなので
APS-Cサイズでも非常にコンパクト
大きな1眼レフを持って行くのが苦痛な旅行などには
このGXRシステムでレンズユニットだけを持って行けば
気軽なコンパクトデジカメときれいなボケの1眼レフの
両方を楽しめるのです
開封状態
本格的なマクロレンズでもあるのです
普通の1眼レフの標準レンズだと最短撮影距離は
せいぜい20~30センチ
料理写真などを撮る時は席を立ち上がらないと
撮れない時もあるくらいですが
このレンズだとレンズ先端から最短で
7センチまで寄ることが出来るので
席に座ったまま料理のアップが美しいボケとともに
カメラに収めることが出来るのです
1眼レフの場合だと、レンズとセンサーの間で
切り離されてしまうので、シャッターを
大きな撮像センサーの直前に配置しなければなりません
しかしこのシステムはレンズと撮像センサーが
1つのユニットになっているので
大きなフォーカルプレーンシャッターを必要としません
レンズ内部の光束が最も絞られる部分に
シャッターを配置することが出来るので
コンパクトデジカメと同じレンズシャッターを搭載し
その為にフォーカルプレーンシャッターに比べ
非常に静かなシャッター音になっています
雰囲気のいい高級フレンチレストランでも
雰囲気を壊す事なく美味しい料理を撮る事が可能です
中心から周辺部までキレ味の良い
非常に高い解像力と自然な美しいボケ味を
これから存分に楽しんでみようと思います