CP+ 2015
(シーピープラス2015)
カメラと写真映像の
ワールドプレミアショー
2/12(木)から2/15(日)まで
4日間開催されていますが
今日が最終日
今年も見学してきました
パシフィコ横浜
東京駅から東海道線のグリーン車に乗り
米沢牛の駅弁を食べながら横浜まで約25分
横浜からはみなとみらい線に乗り換え、みなとみらい駅まで約3分
そこから歩いて3分でパシフィコ横浜に到着します
毎年パシフィコ横浜で開催されているCP+(シーピープラス)は
カメラ映像機器工業会が主催するカメラと写真映像の総合イベントです
入場料 1,500円(税込)が必要ですが
ウェブで事前登録するだけで無料になります
最近はスマートフォンに押され気味のカメラ業界ですが
この業界に革新を起こすかもしれない注目すべきメーカーが出展しています
それが今年初参加 アメリカのカメラメーカー LYTRO(ライトロ)社
昨年の12月から発売されているLYTRO ILLUM(ライトロ イルム)は
30~250mmの光学8倍ズーム搭載でF値はF2.0
オートフォーカスを備えたデジタルカメラですが
何が革新的かというと、ライトロは撮影後にピントを自由に変更できる
独自の機能を備えているということです
LYTRO ILLUM(ライトロ イルム)
これまでのカメラではシャッタースピードと絞りの関係を考慮して
ピントの合う範囲を計算しながら撮影していましたが
このカメラではそれらの計算が不要になるので
撮影するときは撮影だけに専念でき
後から合わせたいところにピントを合わせて背景をぼかしたり
逆に背景まですべてにピントを合わせるということも可能になるのです
撮影後にピントを自由に変更できるカメラは
ライトフィールドカメラと呼ばれており以前から研究が進められていました
LYTRO社は撮像センサーの直前に小さなマイクロレンズを敷き詰め
撮影レンズを通して入ってきた光をマイクロレンズで分解することで
その光の方向や量などこれまでとらえることが出来なかった情報を
1度に丸ごとセンサーに記録することを可能にしました
そこで得られた情報を元に、独自のソフトを使用することで
撮った後からピントを自由に変えることが出来るのです
自由にとはいっても限界はあり
ある程度はレンズでピントを合わせることが必要ですので
カメラにはオートフォーカス機構が備えられています
価格は20万円前後で画質もまだ十分とは思えませんが
今後のカメラの発展に大きく影響を与える1台となるかもしれません
日本カメラ博物館の出展ブースに展示されていたレトロカメラ
スイスのコンパスという1937年製のこのカメラは
以前にネットでその姿を見てから一目ぼれをしてしまった美しいデザインのカメラ
まさかここでお目にかかれるとは思いませんでした
世界に数千台しか製造されておらず
現在の中古市場では100万円前後で取引されているそうです
10センチにも満たない小さなカメラには沈胴式のレンズを備え
距離計や露出計、水準器、レンズフード、レンズキャップ、フィルターなど
ありとあらゆる機能が組み込まれています
デザインもさることながら機能的にも優れたカメラコレクター垂涎の精密機械です
キャノンダイアル35
このカメラも個人的に憧れているレトロカメラの1つです
露出計の受光レンズが撮影レンズのまわりに配置され
昔のダイアル式電話のように見えるのでそのネーミングが付けられました
1963年発売で当時の発売価格は13800円
現在は中古で30000円前後で出回っています
一般的な35mmフィルムを縦半分で撮影するハーフサイズカメラ
24枚撮りフィルムなら倍の48枚撮影が可能です
縦型のボディの下には8ミリカメラのようなグリップが付けられており
当時としては先進的なデザインのカメラだったと言えるでしょう
フィルムはゼンマイで動くスプリングモーターによる自動巻き上げ・自動巻き戻し
露出制御はシャッター優先AE
ピント合わせはファインダー内に見える近・中・遠の指標に
レンズの移動に連動する指針を合わせるというゾーンフォーカス式です
値段も手ごろなのでカメラ好きの女子にも人気のようです
アサヒペンタックス オート110とオプティオI-10
手前が1979年に旭光学工業(ペンタックス)が発売した
110フィルムを使う世界初・世界最小のレンズ交換式一眼レフカメラ
奥がオート110をイメージしてデザインされ
2010年に発売されたデジタルカメラ オプティオI-10です
こうして並べると2つは確かに似ていますね
それにしてもオート110はこの小ささでレンズ交換式1眼レフとは驚きです
中学の時に先輩が持っていたので当時から気になっていました
写ルンですのいろいろなパッケージ
写ルンですは、1986年に富士フイルムから発売された
世界初のレンズ付きフィルム
初代は110サイズのカートリッジフィルムが使われていましたが
翌年からは35mmフィルムタイプに変更され
さらに改良されながら現在も販売が継続しています
写ルンですは来年で発売30周年
この間に実に様々なタイプの写ルンですが世に出回っていて
その一部が展示されていました
CP+のもう1つの楽しみは各メーカーのブースで開催されている
国内外で活躍するプロカメラマンによる写真セミナーに参加することです
キャノンでは鶴巻育子先生のセミナーが開催されていました
キャノンが提供しているBSの旅番組に出演している先生で
番組内でもキャノンEOS Mを使って撮影された写真が紹介されています
オリンパスでは田川梨絵先生による
香川県小豆島をテーマにしたセミナーが開催されていました
田川先生は2年前に表参道ヒルズで開催された
パナソニックのLUMIX GMの発売イベントでのトークショーに参加したことがあったので
今回お会いするのは2回目となります
エプソンでは中井精也先生の鉄道写真の取り方や
写真の加工方法などを紹介するセミナーが開催されていました
NHKの鉄道写真の番組でおなじみの中井先生です
色々と有意義な情報を惜しげもなく紹介されておりました
もっといろいろと見たかったのですが今日は最終日なので17:00で閉場となり
泣く泣く会場をあとにしました
帰りはみなとみらいの街を散策しながらJR桜木町から帰ることに
大観覧車コスモクロック21
クイーンズスクエア横浜
横浜ランドマークタワー
休日のひととき、横浜への小旅行でした