ちわわ一家の 食べ歩る記・飲み歩る記

美味しい料理と
美味しい酒を求めて
日本を、世界をさまよう
チワワ一家の「食べ歩る記・飲み歩る記」

桶川の銘菓

2016-06-18 18:57:24 | グルメ
おき川のお菓子

1915年創業
101年の歴史を持つ
桶川の菓匠

べに花まつりの会場で
紅花を使った
桶川の銘菓を買いました


『べに花の郷』と『べに花れもん』


べに花まつりの会場で限定販売されていた『桶川牛乳』

べに花まつりの2日間と秋の桶川市民祭りの1日の
年に3日しか買うことができない幻の牛乳

べにばなマーク

牛乳瓶に紅花をモチーフにしたイラストが描かれています

キャップ

製造しているのは鴻巣市の大沢牛乳さん

『べに花の郷』



徳島県のブランドさつまいも『鳴門金時』を使って
ほっくりと焼き上げたスイートポテトの上に
紅花の花びらが乗せられたお菓子

『べに花れもん』



発酵バターをふんだんに使い、レモンの型で焼いたバターケーキの表面に
レモンの果汁とハチミツたっぷりを塗って
レモンの果汁入りの砂糖をコーティングしています


バターケーキの生地には紅花の花びらが練り込まれています

オケちゃんゴ―フレット

桶川のもう一つのお菓子屋さん『をかの』さんから販売されています

紅花にまつわる桶川の銘菓の紹介でした

桶川 生涯学習センター

2016-06-18 15:21:02 | 国内旅行
桶川市川田谷
生涯学習センター

この施設内には
公民館や図書館
歴史民俗資料館
などが入っています


生涯学習センター向かいの建物は桶川市農業センター

農業センターは農業の振興及びその近代化を図る施設として設立されました
各種研修室、会議室、調理実習室などが備わっています
べに花まつりではべに花畑で結婚式での控室として利用されていました

歴史民俗資料館での紅花に関する展示

「桶川臙脂(えんじ)」とも呼ばれた紅花は
最上(山形地方)の紅花よりも早く出荷させる為
『早庭(はやば)もの』とされ、品質も良いことから
最上よりも高値で取り引きされていたようです

紅花染め


紅餅(または花もち)

紅花染めの鮮やかな紅を取り出すための加工法として一般的だったのが紅餅作り
桶川の紅花もこのような形で取り引きされていました

紅花の収穫

収穫から紅餅(花もち)つくりまでの工程が模型で展示されていました
初夏に黄色い花をつける紅花は早朝から摘み取られてゆきます

紅餅作り(1)

収穫された紅花に水を加え
足でよく踏み込むことで黄色い色素を溶かし出します
ザルに上げ、水でよく洗い流し,黄色い色素を十分に流します

紅餅作り(2)

2~3日日陰で寝かせ発酵させ、粘り気と赤味を帯びてきた紅花を
臼でついて、団子状に丸めます
丸めた紅花の上にムシロをかぶせて足で踏み
煎餅状になったものを天日で乾燥させます
乾燥したものが紅餅として出荷されます

中山道桶川宿の模型

資料館には他にも縄文時代の出土品など様々な展示があり
桶川の歴史と文化を今に伝える施設として利用されています

桶川 べに花まつり 2016

2016-06-18 14:04:05 | 国内旅行
第21回 べに花まつり
6月18日(土)と19日(日)の2日間
桶川市西側にある
桶川市農業センター周辺で
開催されています


べにばな祭りポスター

1996年(平成8年)から始まったこのお祭りは
今年で21回目を迎えました
桶川市川田谷地区の紅花畑を中心に
さまざまなイベントが開催されています

メイン会場のテント村

桶川市農業センターの横の広場にテントが設置され
農産物や特産品の販売や
特設ステージではゆるキャライベントなどが催されます

会場は桶川駅から少し距離があるので
桶川駅西口から出ている市内循環バスや
2日間のみ運行の専用のシャトルバス(無料)で
会場に向かうことになります

桶川市マスコットキャラクター『おけちゃん』

2010年11月3日に誕生した桶川市のマスコットキャラクター
おけちゃんの頭は紅花のかたちがイメージされています
桶川市内の様々なイベントに登場していて
子供から大人まで桶川市民に親しまれています

満開の紅花

メイン会場のテント村から少し歩くと
一面に咲き誇る紅花を見ることができます


紅花といえば山形という印象が強かったのですが
江戸時代の後半ころは山形の「最上紅花」に次いで
全国で二番目の生産量を誇っていたそうです



桶川に紅花が伝わったのは
天明・寛政年間(1781~1801年)といわれています
江戸商人が紅花の種をもたらし栽培したことに始まります

山形の最上地方よりも気候が温暖な桶川では
最上よりもひと足早い時期に収穫することができることから
『早庭(場)「はやば」もの』とも呼ばれ
紅花商人に歓迎されるようになりました
桶川は紅花をはじめとする農作物の集散地として
また、中山道の宿場町として発展し
ここで栽培される紅花は「桶川臙脂(えんじ)」の名で
全国に知られるようになりました



そんな桶川の繁栄の象徴であった紅花ですが
明治期に入ると化学染料の導入などから次第に衰退し
いつしかその生産は途絶えてしまいます
現在栽培されているのは観光用のみとなっていますが
桶川の市民の花と定められ、まちづくりのシンボルとなっています

べに花畑で結婚式

今年で3回目を迎えるべに花畑での結婚式
咲き誇る紅花畑をバックにたくさんの人の祝福を受けていました