ちわわ一家の 食べ歩る記・飲み歩る記

美味しい料理と
美味しい酒を求めて
日本を、世界をさまよう
チワワ一家の「食べ歩る記・飲み歩る記」

お花見幕の内

2016-04-02 21:29:43 | 今日の献立
毎年欠かさず行くお花見ですが
今年は行けそうにないので
お花屋さんで買ってきた
桜の枝を家に飾り
我が家でお花見をすることに
品種は分かりませんが
小さめの可愛い桜の花が
満開になっています


おこわ米八の『お花見幕の内』

JR大宮駅の改札内にあるエキュート大宮で買ってきたお弁当

お花見なのでビールも頂きます

家でお花見も悪くありません

季節限定のお弁当

お花見には毎年、おこわ米八さんのお弁当を利用しています

季節限定の桜おこわ

手摘みされた八重桜の塩漬けが入っています

赤飯


たけのことフキのおこわ


鰆(さわら)の白醤油焼き

鰆は漢字を見て分かる通り春が旬の魚です
春先から初夏にかけて産卵の為、瀬戸内海近郊に集まる回遊魚
産卵前の春が特に脂が乗って美味しいそうです

煮物とふきみそ茸

このふきみそ茸が特にお気に入りで
この為に毎年このお弁当を買っているようなものです

三色だんご

花より団子と言うように
三食だんごはお花見には欠かせません

今年は家の中でのお花見でしたが
帰りの心配が要らないので、落ち着いてゆっくりと楽しめました

懐かしのオートレストラン

2016-04-02 14:53:15 | 国内旅行
オートレストラン
『鉄剣タロー』
埼玉県行田市の
国道17号バイパス沿いにある
セルフ型レストランのドライブイン


店舗外観

オープンは1988年(昭和63年)
当時はこのようなドライブインが国道沿いにたくさんありました
しかし最近はコンビニやファミレスなどに押され
めっきり姿をみることが無くなってしまいました

店舗の内部

セルフ型レストランでは自動販売機で飲食類が提供されます
このようなお店は埼玉県では数えるほどしか残っておらず
全国的にみても非常に貴重な存在となっています

ゲームコーナー

ゲーム機も設置されています

うどんの自動販売機

昔はどこにでもありましたので
当時は目にしても特に何とも思いもしませんでしたが
今となってはとても懐かしいですね
しかもこれが現役で稼働しているというのだから驚きです

うどんとそばとありますが、現在はうどんのみの販売のようです
ではさっそく天ぷらうどんを1つ買ってみることにしましょう

300円を入れてボタンを押すと
完成までの待ち時間が表示されます

表示されるオレンジ色のデジタル表示は
ニキシー管とよばれる表示装置
この表示を見れること自体が非常に貴重な体験です

これがニキシー管のサンプル

廃棄処分される前の回路試験器から分解したものです
ガラス管の中に0から9までの数字の形をした陰極が
重ねられて収納されています
この重ねられた陰極の1つ1つが発光することで
数字が表示されるしくみです

ニキシー管はすでに生産は中止されており
現在流通しているものはストック品のみだとか
『鉄拳タロー』さんでは機械のメンテナンスに力を入れており
この表示も常に正常な状態を保っています

うどんが完成しました

下の出口の扉が開き
プラスチックのどんぶりに入ったうどんが出てきました

機械の中は冷蔵状態になっており
すでに麺と天ぷらがセッティングされたどんぶりが螺旋状に並べられています
購入ボタンが押されると、どんぶりが調理エリアに移動し
熱湯が注がれ、どんぶりごと高速回転して湯切りされます
これが2回繰り返されたあと、11~13倍に濃縮された冷たいタレが注がれ
その後お湯が定量まで注がれて出口から出てくる仕組みになっています
ですので、出てきたらまず麺をしっかりかき混ぜて
タレとお湯をなじませないと美味しくいただけません

美味しそうなうどん

天ぷらは日によって違うようですが
今日はかき揚げの他、山芋の天ぷらや
かにかまの天ぷらも入っていました
また、三つ葉まで添えられていろどりも良いです

テーブルに添えられたお花を見ながら頂きました

各テーブルには常にお花が飾られており
無人のお店なので顔はわかりませんが
オーナーさんの心遣いはこのお花から十分に伺えます
あつあつに出来上がったうどんもとても美味しかったです

ハンバーガーの自動販売機

ハンバーガーの自販機も昔よくありました
大学生の時に学内の生協にあったのも
『グーテンバーガー』というハンバーガーの自動販売機
講義の合間とか小腹がすいた時によく利用していました

『鉄剣タロー』さんでは購入できるのは
チーズバーガーの1種類のみ
では220円を入れてこちらも買ってみましょう

残り時間の表示はまたもニキシー管

ぼんやりと光る数字を見ながら
出てくるのを待つわくわく感がたまりません

箱入りのハンバーガーです

大学で食べたグーテンバーガーと同じでした

箱から出したあつあつ状態

箱の中では白い紙に包まれていました

本格的なチーズバーガーです

群馬県の業者が作っているハンバーガーだそうです
群馬県にはオートレストランが比較的多く残っており
ハンバーガーの業者も群馬県内に存在しているのです
週1回ほどのペースで届けられているそうです

バンズを開くとかなり肉厚のパティが顔を出しました

自販機だからって侮ることは出来ません
チェーン店のハンバーガーよりもボリューミーなパティです
レンジで温める方式の為、バンズはしっとりしていますが
ジューシーなパティと相まって、かなり美味しく仕上がっています

続いてトーストサンドの自動販売機

3つ目の懐かし自販機はトーストサンド
これは今までの記憶にはありませんでしたが
レトロで貴重であることに間違いはありません
1つ220円で、これももちろん購入しました

ハンバーガーとトーストサンド

トーストサンドは厚めのアルミ箔で包装されています
熱を伝えやすいアルミ箔なのであつあつの度合いが更に増します

アルミ箔の包装を開くと

中はこんがりと焼き上がっていました

トーストの中身はハムとチーズ

ハムは高級感あるロースハムでした
チーズも程よく乗っています
トーストはさっくりとした食感でこれもまた美味しいです

店の端に置かれたUFOキャッチャー

中のぬいぐるみも懐かし系です

店舗の奥

以前は奥までゲーム機が並んでいたそうですが
その後DVDなどを販売する店舗が入っていたそうですが
現在はお店も撤去され広いスペースのみが取り残されていました

空きスペースの壁にはアーティスティックな落書きが

ここは2013年8月に行われた映画のロケ現場
その時に描かれた壁画がそのまま残されているそうです
映画の名前は『TOKYO TRIBE(トウキョウ トライブ)』
園 子温(その しおん)監督作品で2014年8月30日に公開されました
そのうちにぜひ見てみたいと思います

不思議な巨大人形

『鉄剣タロー』さんの駐車場のとなりに目を向けると
巨大な人形がこちらを見つめていました
誰が何の目的で置いたのか
鉄剣タローさんと関係あるのか無いのか
分からないことだらけです

今回はそんな『鉄剣タロー』さんの紹介でした

全国的に見ても絶滅の危機にあるオートレストランを
現在も設備を採算度外視でメンテナンスし続け
営業を続けてくださっているオーナーさんに感謝致します

昭和レトロの聖地としていつまでも残っていて欲しいです