日中越境EC雑感

2008年に上海でたおばおに店を作るところから始めて、早もうすぐ10年。余りの変化に驚きの連続

薬、中国開拓へ攻勢 「世界2位の市場」に布石

2009-01-04 | 日本・日系企業
日経のサイトからです。

 日本製の薬品は、中国市場でもかなり有望な分野だと思います。タオバオの上では、薬品の販売は禁止されており、我々も知らずに子供用の風邪薬等を掲載していたところ、該当商品のサイトは消されてしまいました。

 唯、目薬とかシロップ等は問題が内容で、われわれ自身も含め他のサイトにはそのまま掲示されています。日本では1種から3種までに分類されていますが、2種と3種は問題が無いようなイメージです。

 また、中国大手の薬品会社の薬に問題が発生したり、医療ミスも多いようなので、お客さんから日本の薬を売ったらと良く言われます。唯、薬品になるとこちらも専門知識があるわけではなく怖いので手がけてはいません。

 薬に限りませんが、中国の医療の世界は国家の管理が=政府の管理が非常に厳しく、また中央政府が地方政府を全て統制できているわけではないので、海外の薬品は北京で販売の許可を得た後に、さらに各省の許認可を得なければならないようで、かなり面倒くさいのが実態の様です。そして、日本でも鍵となるドクターに対してかなりの接待攻勢をしかけますが、当地では管轄行政機関やメインの病院の幹部に対して同じような事をしなければならないようですね。

 いずれにせよ、日本企業の健闘を祈ります。欧米系がかなり先行している分野ですが、医療向け、OTC共に潜在成長力が大きく、かつ中国企業との競争力はある分野だと思います。




製薬、中国開拓へ攻勢 「世界2位の市場」に布石

 アステラス製薬など国内製薬大手が中国市場の開拓に乗り出す。人口の増加と所得水準の向上などを受けて中国の医薬品市場は年率2ケタ増のペースで拡大しており、近い将来、日本市場を抜いて米国に次ぐ世界第2の市場に成長する見通し。景気悪化で米欧の医薬品市場の伸びが鈍化してきているため、中国で主力薬の発売や営業員の増員を進める。

 アステラス製薬は2009年夏にも主力薬「ベシケア」を中国で売り出す。ベシケアは世界売上高が600億円強に達する薬剤で、泌尿器分野を得意とする同社が主力薬と位置付ける製品。頻尿や尿失禁などの症状が起きる過活動ぼうこうの治療に使う。(07:00)

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