日中越境EC雑感

2008年に上海でたおばおに店を作るところから始めて、早もうすぐ10年。余りの変化に驚きの連続

仙台市民の経営する上海の日本料理やさん

2011-04-02 | 上海ライフ・子育て
 今度の地震では東北が滅茶苦茶になっていますし、上海にも被災地出身の方も少なくは無いのだろうと思います。

 個人的には、生まれは山形なのですが、両親共に西のほうなので何人かの友人を除きあまり縁の無い地域ではありました。

 

 まぁ、それはおいといて、自宅の近所に 

 炭火ビストロ華泉(HANASENN)
ttp://www.hanasenn.jp/hanasenn/

 という焼き鳥やさんがあります。

 クイックマイツの小園さんの奥さんが、ここの初代店長さんで、オーナーの方は仙台ではコーヒーやさんを経営されている。開店前に1年間上海に滞在してこういう形態にしたそうです。

 オーナーの方の思考がどうとかは、私自身は面識がある程度なので聞いたこともありませんが、店は典型的な上海在住の日本人向け焼き鳥屋さんです。

 私自身は、妻が上海人で子供もかなり儀父母に面倒を見てもらっている。上海では特に日本人向けの仕事もしていませんので、実際には日本料理屋にいくことは滅多にありません。

 ということで、華泉は何人かの日本人や、日本の居酒屋に行きたいという香港人をごくたまに連れて行く程度ではあります。

 サービスとかはしっかりしているし味も上海にしては良いところです。


 さて、言いたいのは。

 今週自宅でごろごろしていたので(荷物運びもできないなら、邪魔なだけだから来るなという厳しい(優しいのかな?)妻の言葉に甘えていました)、昼飯を近所の日本料理やさんや、ラーメンさんを回っています。華泉は比較的近いのと、そういえば仙台出身の方が経営されているんだと思っていってみたんですが、そこで感動を。。


 肘の手術のあと、ギプスじゃないんですが腕骨折したときのように包帯等で腕を曲げて固定しており、寝巻きのままの姿でお店に行ったのです。時間は2時近かったのですが、客は他に一人だけ。で、カツ丼定食を頼んだのですが

・カツが分厚くて旨い。

・値段は39元。虹橋パークソンの中って60元以上した記憶があるんですが、中国製の豚でそんなに高くなるわけ無いんです普通。まぁ、非常に良心的な価格ということですね。

・すばらしかったのがサービス。腕つっているからでしょう、中国人の子が割り箸を割ってくれるし、ご飯用にスプーンもってきてくれるし。。

 特に3番目ですね。日本ならどうか知りませんが、今週回った中でこういう風に気を使ってくれた店はここだけでした。通常、何か頼むときは腕見せて、手伝って、とか、これやってといちいちお願いしないといけません。


 中国人って、弱い物に対する労りって感情は日本人より少ないと思うんです。子供に対しては非常に甘いですし、身内の年寄りには優しいと思いますが、第三者に対しては厳しいかな。不具者に対する見方とか冷たいですし、知的障碍者も隔離しているみたいですから。。まぁ、それに相手を気遣うという感覚も身内以外に対しては欠落しているように思います。

 で、満員電車やバスには乗るなって言われていますし、路歩いていても、ずんずん突っ込んでくる若いお姉ちゃんをムカつきながらさけて歩いているんですよね。

 そんな、殺伐とした日常になれた私にとって、このお店で受けた対応は結構涙ちょちょ切れ者でした。


 芽台路 X 水城路 とちょっと日本人街から離れてもいるのと、昼飯時間が遅かったので普段のお客さんの入りは知りませんが、是非行ってみてください。


 日系料理屋って、日本語話すのがサービスと思っていて、そこでとどまっているところ非常に多いんです(日本人向けでも)。だから、良くいく香港系や中国料理店のほうが言葉がわかれば日系よりサービスレベルが高いと思うところは結構多いんですね。

 
 食事代なんて知れていますが、お店が儲かってそれが仙台に回ればそれはそれで良いと思いますし。


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