日中越境EC雑感

2008年に上海でたおばおに店を作るところから始めて、早もうすぐ10年。余りの変化に驚きの連続

4000円チケットの中国格安エアがJALスッチーを囲い込み!?

2010-09-01 | 中国企業の動向
4000円チケットの中国格安エアがJALスッチーを囲い込み!?


●契約を守らない カネを払わない トラブルも多い

 茨城―上海便の一部を片道4000円で販売すると発表して話題の超格安航空会社「春秋航空」が、JALの乗務員の受け入れを検討していることが分かった。

 JALは10年度中に約1万6000人の削減を予定している。パイロットは826人、客室乗務員は1877人が対象だ。そこで、仕事にあぶれる乗務員を大量に採用し、日本線のサービスを充実させようというのだ。

 中国メディアによれば、春秋航空は「採用人数は多ければ多いほどいい」と太っ腹で、第1陣としてパイロット30人ほどを予定している。

 気になるのは、給与などの待遇面。なにしろ春秋航空は、徹底したコストカットで超低価格を実現し、成長してきた航空会社だ。安さを追求するあまり、飛行機の「立ち乗り席」なんて仰天プランをブチ上げたこともある。

「給与について、春秋航空側は『希望に応じたい』と言っていました。さすがにパイロットはJAL時代と同水準というわけにはいかないでしょうが、1000万円くらいは出す気があるようでした。客室乗務員には、300万円程度は保証するでしょう。JALとの話し合いも始まっているようです」(航空関係者)

 春秋航空は、04年の設立からわずか数年で中国の格安航空最大手に躍進。こんなイケイケの会社に拾ってもらえたら、JALスッチーにとっても悪くない話だと思うが……。

「中国企業にありがちな話ですが、契約を守らないとか、カネを払わないという苦情をよく耳にします。旅行代理店が1500万円を踏み倒されそうになるなど、トラブルが多い。契約を打ち切った業者も少なくありません」(旅行業界関係者)

 それでも、潰れそうなJALに残るよりはマシ?

(日刊ゲンダイ2010年8月27日掲載)http://news.livedoor.com/article/detail/4975895/

中国企業に買収される日本企業が増えていますが、将来的にもこの傾向は変わらないのでしょうね。記事のJALの例は事実かどうか知りませんが、こういうことは今後も出てくるのでしょう。

 記事を紹介したのは2つ理由があり、
・日中間4千円のチケットって散々紹介されていますが、将来の目標であって当面その価格のチケットの発行はしないと上海では聞いたこと。つまり、アピールが先に立っている。

・金を払わない、契約を守らない。これはほぼ全ての中国企業に見られる傾向で、短期で合弁事業が壊れた事例などもこの点が大きく影響しているように思えます。そして、こういう日本では考えられないビジネス習慣も、中国では普通なのかなと思わされます。まぁ、だから中国企業のプレゼンスが増加しても早々変わらないかなと。

 中国企業の日本人エンジニア募集の案件って増加しているのですけど、実際に現地にいく人のケアができるのか。日本人の場合、勤務して数ヶ月で雇用契約を切るといわれたときに、中国人ほどのタフさは無いですよね。

 一方でこういう契約を守らないというのは、自分達の順応性の高さだという解釈をしているように思えるのがうざい所です、中国ル-ルなんですが、海外に行っても同じように行動するでしょうね。しばらくは。
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2 コメント

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乗り越える (菅野郁夫)
2010-09-01 11:44:49
中国企業のマナーが悪いとか、いろいろ指摘する向きがありますが、かつてインド・スペイン・イスラム圏で商談を行った際にも先方とのやり方・考え方・マナーの違いに戸惑った記憶があります。でも、今はそれを乗り越えてビジネスを行っています。
中国に対しては、ヤッカミが強いのか?
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うーん (うし)
2010-09-02 09:54:42
 中国に対してのやっかみというより、おっしゃられたインド、中東、スペイン語圏との接触が少なくてイメージがわかないだけだと思います。
 中国は人の外見も似ていますし、日本人と同じ感覚で見てしまうのでしょう、
 もう一つは:インドを含め、まだ今の中国ほどのプレゼンスは無いですよね。中東やインドは、勤務先の関係で中国以上に難しいとは聞いていますが、日本にとってはまだ遠い国じゃないかと。
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