ようさんの山物語(ブログ版)

山遊び人ようさんの山行記録

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巡礼の山旅2 「北陸編」

2011年11月10日 | 旅行(山以外)
2011年11月3日~5日

6日が仕事のため4連休とならず、この日程で遊んでくれる人もおらず。。。
ということで、まだ登ったことのない山&観光をと北陸へ。
計画では、まず霊峰白山そして荒島岳、最終日に観光としたが、
1日目がどうも天気傾向がよろしくない。
よって、計画を全くの逆とした。

第1日目

天候:曇り時々晴れ

2日に仕事終わってから前進。
北陸道は、徳光PAで車中泊とする。
ここハイウェイオアシスがあり、ちょいと明るかった。
海沿いというので決めたのだが、もう一つ先行こうにも
もうお疲れでバタン。。。
翌朝は随分ゆっくりしていたら、高速バスの休憩の皆さんが次から次へと
私の車の周りを通過していくところで、随分中覗かれた。。。
とりあえず、行ったことのない福井県へ。
そして、有名な東尋坊へ行く。
ちょいとガックシでした。
というのも、火スペに出てくるような大岩壁かと思いきや
高くて15mくらいの岩場でした。
普段、山で大岩壁拝んでいるとこんな間隔かな。

まだ朝早かったので空いている。


東尋坊の遊覧船


雄島

ここは安山岩で柱状節理が発達している。


これが東尋坊の岩壁

下に下りる道もあり散策。


岩壁その2

波にも磨かれこんな形にもなっている。
この辺りがメインで少しはずれるとありました。
まあ山ヤとしてはどこが登れそうなどと視点が違いまして。。。


終了点その1


終了点その2

海のところだから仕方ありませんが、錆び錆びでとてもこれに頼る気にはなりません。
ペツルも中は腐食してるのでは。。。


ルートがたくさんあった岩

クラック結構あるのでカムが安心か?
岩自体は面白そうだが。

おみやげ通りもまだ閑散としていました。


おみやげ通り

そんな中、目をひくものが。



越前ウニである。500円。真偽のほどは?だが、一つ頂く。
うまかった。
本当は越前カニ食べたかったが、解禁が6日からとのことであった。
また次回。

そして、今回一番行きたかった大本山永平寺へ。
案内看板至る所にありわかりやすい。
しかし、ここも福島と同じで県道が素晴らしい。歩道付の広い道。
長野ではまずないな。
話ははずれたが、1時間ちょっとで永平寺へ。
1日400円の駐車場に止め、門前通りを歩く。


永平寺門前通り

この上が永平寺である。
道元禅師が、1244年に開山した曹洞宗の大本山である。


永平寺石柱


永平寺入口


杉の雰囲気のいい参道

入口から少し行くと左手に大きな建物がある。
吉祥閣といいここから入る。拝観料500円を購入し、玄関でスリッパに履き替え。
修行僧に券を渡し、大広間へ。


玄関


大広間の案内図

ここである程度人が集まったら、修行僧から説明を聞く。
注意事項やこのお寺の構成など。
ここは法堂がお釈迦様の頭の部分で仏殿、僧堂、大庫院(食堂、調理場)が胴体、腕の部分、
東司(お手洗い)、山門、浴室が足の部分だそうだ。
注意事項として、修行僧へはカメラを向けてはいけない。
あとはどこ撮ってもいいようだ。これは珍しい。
そして、この吉祥閣では一般の参禅など行っている。
早速、移動しいろいろ見て回る。


僧堂

ここは禅をする場所。座る場所ですな。
こことお手洗い、浴場の三カ所は私語禁止の建物です。
ちょうどお昼前の座禅をやっていました。


仏殿


大庫院(だいくいん)

大庫院とは、調理場のことでこの係を典座(てんぞ)といいこれも立派な修行です。
この後、法堂の横から延びている廊下を行くと承陽殿に行きます。
ここは、開祖である道元禅師のお墓です。
ちょうど、お昼のお勤めをしているところでした。


法堂内部

正面にはご本尊「聖観世音菩薩」が祀られており、左右に阿吽のシシがおりました。


浴場


鐘楼

除夜の鐘で有名な鐘です。


山門にかかる命名の額

山門は通れるのですが、正面からは禅師様と修行僧の入門と出門時しか通れないそうです。
ここのお寺は、他と違い修行のお寺だと思います。
ここに漂う雰囲気は他とはちょっと違うものでした。
拝むことを拝んで、見るところをしっかり見ましたが、次回は是非参禅に来たいと思う。

お寺を後にし、永平寺御用達のごま豆腐店で買い物して、大野市に向かう。
途中、勝山の温泉センターに寄る。ちょいと消毒臭かった。
この辺はあまり温泉はない。
明るいうちに荒島岳登山口着。まだ数台車があった。
ここ、スキー場跡地でトイレもあり快適。
夕方5時には暗くなったが、まだわさわさと登山者が下山してきた。
しかし、暗くなっているのにこの時間下りてくるとはどんな時間見積か疑問だ。
ごま豆腐で夕食をとり、就寝。



越美・荒島岳(1523m)

2011年11月10日 | 山歩き
2011年11月4日

天候:ピーカン

朝5時に起床。まだ暗いが朝食をとる。
すでに出発の単独の方がヘッデンつけていく。
準備をし、明るくなり始めた6時発。


登山口

当初は、コンクリートのスキー場なの道を上がる。
関西から来たと思われるおじさん3人を抜く。
真っ直ぐ上がると、つづら折れに道は上がっていく。


スキー場内の道上部

途中大野市街が雲海に隠れていた。


大野市街地方面

スキー場トップは広々としている。
ここからブナの林を上がっていく。


東尾根から上がるご来光

ブナの林は好きであるが、今回はこの辺り紅葉もよく素晴らしい。



ここ冬は最高のツリーランになるだろう。
結構太いブナもある。そんな中に看板のあるブナが。


トトロの木

という名前がついていた。由来は不明である。
ここを一登りで、深谷の頭。
ここで最初に出発した単独の方に出合う。


深谷の頭

ここから若干アップダウンあるが、大したことはない。
この後に、木の階段登場。



ここを登ると小荒島岳との分岐であるシャクナゲ平に着く。
シャクナゲはどこにという感じであったが。とりあえず一休み。


シャクナゲ平

ここから少し下り佐開コースからの登山道を分けるとコルに着く。
この上が地図にある「もちがかべ」という危険なところらしいが、
私には一切危険は感じなかった。多分初心者にとってはということだろう。
ちょいと急登だが、ここを頑張ると展望が開け笹の中の道となる。


山頂方面

若干のアップダウンを行くと祠のある山頂に飛び出した。





山頂

天気は文句なしである。360度の大展望。
北の白山はじめ槍穂、乗鞍、御岳となじみの山々がよく見える。
この辺りの山はあまりわからずであった。


白山


遠く槍穂、乗鞍


越美山地

山頂でのんびりしていると単独の方2名が来た。
30分休憩して下山にとりかかる。


登山道と大野

さすが百名山というか、人が次から次へと来る。
皆さん危険マークのところを気にされていた。慣れた人ならあまり関係ない。
下りは寄り明るくなった紅葉の尾根を写真を撮りながら行く。



1時間ちょっとでスキー場トップへ。


スキー場の道

この道を下って終了。駐車場は満杯となっていた。全て県外車。
テントが立ててあり、大野市の観光協会の人がいていろいろとお話しする。
今後に向けていい情報収集が出来た。


大野から見た荒島岳

やはりこの辺りを代表する山の風格がある。
国道157号を北上し白峰の温泉に寄る。


白峰温泉総湯

昨年リニューアルしたきれいな、いいお湯であった。
そして、別当出合へ向かう。
途中、市ノ瀬ビジターセンターに寄る。
ここは、登山最盛期の10月まで別当出合への交通規制がかかる時の駐車場最終地点である。
この時期は、林道も開放され別当出合までマイカーで行けるのである。
林道はちょうど紅葉がきれいであった。


夕暮れの別当出合駐車場

夕暮れ間近だがまだ下山してこない方がこちらも多い。
別当出合駐車場からビジターセンターへは少し歩く。
翌日のため登山口やらいろいろと偵察。
食事を作って、早めに就寝する。月と星がきれいでした。




石川東部・白山(2702m)

2011年11月10日 | 山歩き
2011年11月5日

天候:曇り

日本三大霊峰の一つである。他は登った。残すはここだけである。
いつも北アルプスなどから拝んではいたが、今回が初登山である。
別当出合とか室堂など話し聞いてもどうもイメージつかず、どんなところだろうと思っていた。
ようやく来られたという感じである。
昨日の偵察から山全体が崩落している感がある。
そのお陰で別当出合周辺も砂防堰堤の工事だらけである。

さて、今日は帰らなくてはならないし、天候が昼から芳しくなさそうであったので
夜明け前に旅立つ。


夜明け前の登山口

すでに隣の車の方々だっていた。
暗い中、吊り橋を渡り砂防新道へ。今回はお初のためベタなコースです。
ヘッデンでも歩きやすい。よく整備されている。
40分くらいで中飯場。トイレもあり広い休憩場所。
このあたりでようやく明るくなってくる。


夜明け

夜はよく星が見えていたがこの辺りから高曇り気味になる。
前線の先頭の雲が来たかという感じ。
しかし整備されたきれいな道ですな。すれ違いも問題ないくらい広いし。
途中、トレランぽいかっこうした人が抜いていく。
挨拶もしない。。。この手の人は大体そうだね。何が楽しいやら。。。


池塘

上に行くと池塘がボチボチ現れる。
その上で大変きれいな甚之助避難小屋


甚之助避難小屋

昨年新築されたそうで、いいにおいのするきれいな小屋でした。
是非泊まってみたい。
ここで2度目の休憩をし、先を急ぐ。


別山

小屋上の分岐を黒ボコ岩方面へ。


南竜道分岐

トラバース道で水も3カ所くらいとれる。


黒ボコ岩

黒ボコ岩を過ぎ、すぐに木道に出た。ここが弥陀ヶ原だ。


弥陀ヶ原

ここは立山と全く同じ名前の地名が多い。
木道を行き、ハイマツの中の五葉坂を上がると室堂だ。


室堂センター

結構大きな建物で宿泊人数も相当なものだ。
この時期もうやっていないが。
ここで一服入れてさて行こうとしたら、いよいよガスが上がってきた。


白山神社

寒さも出てきたので防寒羽織って手袋もする。
ガスなので、池巡りしようかと思ったが今回はピストンする。
30分くらいで山頂へ。


白山奥宮


御前峰山頂

ちょっと負荷かけて3時間ちょっとでここまで来た。
走ってきてすぐ帰る人もいるしいろいろな人が来た。
少し休憩してから下りにかかる。
それにしても結構な人が上がってくる。
弥陀ヶ原を過ぎるとガスも抜けた。
黒ボコ岩からは観光新道を下る。千年以上前からある越前禅定道の一部である。


観光新道の尾根

こちらの方が登山道ぽい。


蛇塚

ここは白山を開山された泰澄大師が千匹の悪蛇を埋めた場所とのこと。
ただの岩クズって言えばそれまでだが。。。


別山方面

別山方面を見ると朝来た砂防新道方面が一望できる。
この登山道も結構人が上がってくる。


殿ヶ池避難小屋

ここは展望のよいところである。釈迦岳方面もいい感じである。
その後、岩っぽくなりヤセ尾根となる。


仙人窟

ここをくぐり少し下ると別当出合との分岐だ。
ここで休憩し、急な階段を下る。ここ結構キク。。。
道がなだらかにトラバースするようになると別当出合の建物が見えてきた。


別当出合

ここまで2時間半であった。まだ雨は降っていないが、もう時間の問題だろう。
駐車場に行き、帰り支度をする。
白峰の温泉は昨日入ったので、今回初めて行く白山スーパー林道方面へ。
こちらも何カ所か温泉あるが、中宮温泉へ行ってみた。


中宮温泉

ここのお湯もいいお湯であった。この辺で雨がパラパラと。
しかし今回は次に行く温泉が目的である。
軽で2540円とバカ高の料金を払い、観光スポットを横目に目的地へ向かう。
姥ヶ滝の駐車場へ車を停め、蛇谷へ下りる。
結構観光客が大勢来ている。


遊歩道

紅葉の遊歩道を行くと、トンネルがありそれをくぐってすぐに温泉がある。


遊歩道その2

対岸には姥ヶ滝。その正面に露天風呂があり、その上に足湯と展望台。
観光客も来ているがお構いなしにここは一湯入魂!


露天風呂

湯加減も最高で、正面のナメ滝をきれいであった。


入魂の図(笑)

是非来てみたかった温泉に入ることが出来てよかった。
もう一つ岩間噴湯丘が近くにあるがこれはまたにしよう。
あとは、雨の中白川郷まで行き帰路につく。

やっと白山のイメージがついた。スキーにもいい斜面は多い。
お花もきれいそうだ。
また違う時期に来てみたいと思う。