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ようさんの山物語(ブログ版)

山遊び人ようさんの山行記録

水浴び、水浴び、たまに歩き、そして雪風呂

南アルプス南部・聖岳(3013m)

2009年10月11日 | 山歩き
2009年10月10日~11日

天候:1日目:雨のち霧後曇り
   2日目:ピーカン

この連休も天気は良さそう(^_^)
他からのお誘いもないし、どこへ行こうかと考えていた。
そういえばまだ行っていないところへ行こうと南アルプス南部へ。
頑張れば日帰りできそうだが、ここは無理せずテントでお泊まり。
台風18号が頭の上かすめていったが、林道など通行止めはなさそう。
それでは聖岳へ行きましょうと、早朝3時半起きで頑張る!
だけど、台風通過したって事は・・・
そう、西高東低の気圧配置・・・冬型ですね。
9日金曜は、やたら寒く北アルプスも初冠雪;
まあ、気を取り直して出発!!
高速を松川まで行きます。そこから山を一つ超えます。
矢筈トンネルという立派なトンネルが、突然登場!?
そこを越えると、予想通り雨が・・・
とりあえず、登山口の便ヶ島まで行きます。
この道が悪路でいつ通行止めになってもおかしくないくらい。
しかし、我がジムニーちゃんガンガン行きます。こんな道にはめっぽう強い!
易老岳登山口も随分車があります。これを過ぎしばし奥へ。
立派な小屋がある便ヶ島へ。10台くらいでしょうか。
出発準備している人も見受けられます。


登山道入口

当初、西沢渡という川の出合まで遊歩道になっているようです。
それを登っていくと、トンネル登場。そのあときれいな木の橋が2本あって
途中何カ所か土砂崩れを通過すると、西沢渡到着。
とそこに、地図にある荷物用ケーブルが。
川に架かっていたと思われる木の橋は撤去されており、水量多し。
これはケーブル乗るしかないでしょう。
とりあえず引っ張って引き寄せる。乗ってからは、当初元の位置まで
自然と行くが対岸までは綱引きの容量で引っ張る・・・
これでえらい疲れた。しかしそうは言ってられない。



トンネルと荷物用ケーブル

ここから急登の始まり。結構立派な造林小屋(泊まれない)を見送り、樹林の
急登を行きます。
途中、一人軽装の単独に抜かれたが、あとはゆっくり行ったつもりでも
3パーティーくらい抜かせてもらう。
コースタイム5時間半とある。まあ焦らずゆっくり。
出発してまもなく雨はやみ、ガスの中を行くという感じ。
台風の影響だろうか、小枝などが結構落ちて邪魔している。
上の方へ行くと随分太い樹も邪魔していて歩きづらい。


倒れたてのシラビソの大木

100年以上もののシラビソが倒れていた。折れたところは新しく台風だろう。
この辺からいい太さの樹が倒れていた。
そんなところをしばし、登山口から4時間弱で稜線上の薊畑へ出た。
テント背負ってはまずまずである。


薊畑分岐

ここで一緒になったおばちゃん単独行の人は、山頂へ行くとのこと。
こんなガスの中行ってもな~ということで、私はそそくさと聖平小屋へ。
ここから、20分くらいで小屋へ。既に二張りテントがあった。
小屋はというと、もう既に閉めており。冬季避難小屋が開いているのみであった。
きれいで立派な小屋である。


聖平小屋

テン場も広く、軽く30張りは行けそうである。トイレもきれい。
水場は、近くの沢水である。
随分早く着いたので、昼食をとってお昼寝。
16時に起きたが、もうテントも10張りくらいあり、小屋も随分いた。
コーヒーをいただき、夕食準備。
夕食後は、19時には床に就く。いつも山では早い。特に一人の時は。
天気もたまに雨が降り、ガス模様。
まあ明日は回復するでしょうと寝る。と・・・夜中にあまりの寒さに起きる。
私は、一回寝るとそうは起きないが珍しい。めっちゃ寒いのである。
テント内でも1℃、外は氷点下でしょうな。外張りはバリバリ。
しか~し、お空は満天の星空・・・満足満足
カッパを着て再度就寝。それでも3時半には起きた。
小屋の温度計は-3℃であった。夏用シェラフでは寒いわけだ。
めし喰って、5時半出発。
東の空も明るくなってきている。これは山頂だいぶ期待もてる。
薊畑分岐で荷物をデポ。
稜線を歩いていると、富士山の横からご来光が。


ご来光

40分で、小聖岳に到着。カメラマンの方が、5名ほどいた。
暗いうちから来ていたみたい。
少し休んで、先を行きます。この辺に来ると昨日来の雪がうっすらと。
よく冷え込んだので、霜柱も立っています。
40分ほどで山頂へ。


聖岳山頂(3013m)

とりあえず記念撮影。


山頂にて

雲一つない青空。360度大展望です。
北アルプスも見えます。中央アルプス、御嶽山、奥秩父などほんとうにきれい。


赤石岳

南アルプスは、赤石岳その奥に荒川三山、またさらに奥に仙丈ヶ岳が見えました。
南側は、光岳、駿河湾も見えました。
そして東を見ると、今まで以上に大きい富士山が。
やはり西側から見る富士が一番かと。


本日の富士山

風もほとんどなくのんびりしてから、下山へ。
50分ほどで分岐。荷物を取って、登山口へは3時間ほどでした。
今日も大勢の人が登っていきました。

さて、南信濃まで来たので、遠山郷の「かぐらの湯」へ行きます。
ここ、高塩泉で源泉を飲むとえらいしょっぱいです。
この泉質で高温の源泉は珍しいとか。浴槽も広く快適でした。
日帰り温泉にしては、珍しくいい湯でした。
あとは、松川町のなしを買って帰路につく。
明日は、富山のお山に行きます。昨年に引き続き、おにゃんこ紅葉ツアー。


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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Deep South (F)
2009-10-15 21:20:24
南アルプス赤石岳以南は未踏です。
いつかテント担いでじっくり縦走したいと思っています。
南ア深南部(Deep South)も魅力的。
返信する
いいですわ (よう)
2009-10-16 20:59:00
とりあえず今はぶつ切れで行きますが、
やはりここはのんびり縦走でしょうね!
返信する

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