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ようさんの山物語(ブログ版)

山遊び人ようさんの山行記録

水浴び、水浴び、たまに歩き、そして雪風呂

北ア北部・七倉岳(2509m)船窪小屋

2012年08月15日 | 山歩き
2012年8月14日~15日

昨年は針ノ木谷から船窪小屋通って、七倉へ下りたが、その時
休憩でお茶出してもらい温かく迎えてくれた船窪小屋。
数年前、小屋50周年の記念に発刊された「山の上のおかあさん」を
読んで、いずれは泊まりで行きたいと思っていた船窪小屋。
やっと、行ってきました。

第1日目

天候:曇り時々晴れ

12日は、すっかり予報にやられたが、今回は自分の読んだ天気で
ズバリ、雨に降られずの山行となった。
天気予報は朝から今日はアウトドア控えた方がいいだの言っていたが。。。
まあ、うち出る時は激降りであった。
8時過ぎには大町方面雨も上がると予想。七倉へ到着する頃には、すっかり雨も上がっていた。


雨上がりの七倉

さて、補導所で登山届けを提出。ここで面白い方に出会う。
その名もリリィさん。なぜか寅さんを思い出す。
山の寅さん?との素敵な出会いであった(笑)
話しもそこそこに蒸してきた急登の登山道を上がる。
当初は七倉沢からの予定であったが、前日からの雨を考えてやめておいた。
そんなに増水はしていなかったが。
順調に高度を上げ、ハシゴ場の連続する鼻突八丁へ。



胸突はよくあるが、鼻突はいつも面白いネーミングだと思う。
森林限界を越えると青空も見えてきた。
ここまで下山者数名にあったのみ。非常に空いている。



さすがに槍などは雲の中であるが、燕の稜線などは見えてきていた。
七倉の稜線に入るとお花畑がきれいだ。


チングルマ


これもチングルマ

チングルマも珍しくお花とその後と二色見られた。
さて、4時間で船窪小屋到着である。



早速、受付を済ませ昼食にラーメンいただく。


船窪ラーメン

おむすびも食べていなかったので一緒にいただきお腹いっぱいになる。
これが後でいけなかったが。。。


小屋の居間

玄関入ってすぐ壁にここのスタッフのネパールから来たシェルパ頭のPenbaさんのお手製帽子などがあった。
他の色はないかなどと話をしていると、小屋横にあるPenbaさんのご自宅へ。


Penba宅

ここで羊毛のカラーのきれいな帽子と手袋を大人買い。
それでも下界で買うより圧倒的に安い。色のきれいなのはもうなしとのこと。
ヘッドバンドも欲しかったが、安く売りすぎてすぐ完売のなったようだ。
来年に期待しよう。


大人買いの一部

帽子はモヒカンみたいになるのがいい(笑)
さて時間もあるし、散歩がてら七倉岳山頂へ。
途中、まるまるした雷鳥親子に出会う。


七倉岳山頂と針ノ木岳

針ノ木、蓮華もたまに顔を出してくれる。
三ツ岳、野口五郎岳、水晶もきれいに見えた。立山剱は、頭隠れ。。。


七倉岳方面から小屋

小屋でのんびりしていると、烏帽子などからの縦走の方々が到着。
昨日から連泊の金沢からのお姉さま方も散策から帰ってこられた。
今回の泊まりは10名と静かでいい。
そして、待望の晩ご飯である。


うわさの晩ご飯

今日はいつもより1品多く出していただいた。
全て手作りのおいしいおかずばかり。汁物はPembaさんのネパールのお汁。
1品1品説明してもいいが、是非実際にご賞味ください。
おかずだけでもお腹いっぱいの所にお昼に食い過ぎたのが影響してお腹いっぱいとなった。
ご飯も古代米もおいしく、小屋飯でこれだけ食べたのははじめてであった。
いや~マジでおいしから。おかあさんありがとう。
小屋飯でナンバー1です。
お腹いっぱい食べて外へ行くと、ブロッケンが出る条件が整っていた。


沈みゆく太陽

稜線に出て、ブロッケン現象を見る。


ブロッケン現象

ちょっとわかりにくいが、写真中央に出ている。


立山方面

あまり焼けなかったのが、残念だ。


ご飯後のお父さん

7時からはお茶会。Pembaさんお手持ちのチャイを飲みながらDVDを鑑賞。
その後は自己紹介から始まり、おとうさんの昔の山話。これが面白かった。







内容は実際に行って聞いてみよう。
8時も過ぎ消灯ではあったが、満天の星空がきれいであったので皆さんで星鑑賞。
その後はいつものごとく爆睡であった。

第2日目

天候:曇りのち時々雨

目覚めた時には、少し雨も降っていたが、朝食をいただく頃には止んでいた。
これまた待望の朝食。



めちゃうま。おかあさんありがとう。
皆さん早々に旅立っていったが、こちらは下山だけなのでゆっくりする。


ご来光後

もう陽も高く上がってしまったが、雲とのコントラストが素敵であった。


唐沢岳、餓鬼岳

昨日は見えなかった山々も見えたが、西側はどうもいけない。
どうもそう遅くないうちに雨も来そうだと判断し下山準備。


小屋前にて皆さんと

鐘を鳴らしてもらい、見えなくなるまで手を振っていただき感謝、感謝の下山であった。
2時間ちょっとで下山。一昨日と同じく七倉山荘で疲れをとり帰路につく。

しかし、素敵な出会い、雰囲気のいい、飯のうまい小屋でした。
おとうさん、おかあさんいつまでもお達者で。また行きます。

絶対行った方がいいよ。
来年は60周年とのこと。新巻鮭でも担いでいくか~それともタイか!?

北ア南部・蝶ヶ岳(2677m)

2012年07月31日 | 山歩き
2012年7月23日

天候:曇り時々晴れ
メンバー:愉快な仲間達30名

さて、このところ忙しくてブログのアップもままならないが、宴会前の貴重な時間をいただき
一気に三連発アップ。
この日は、50名近くで行ったが、私の責任範囲は30名。
3つの班に分け蝶ヶ岳へ。
平日にもかかわらず、夏休みなのか三俣駐車場は車が多い。
登りは、少しガスって良い季候であった。
先回より少し早めに山頂着。最後の班が少し遅れた。


蝶ヶ岳ヒュッテ


槍ヶ岳

山頂は、雲が多いもののたまに雲が割れて槍も顔を出してくれた。





キヌガサソウ

大好きな花も出迎えてくれた。


木曽・坊主岳(1960m)

2012年07月22日 | 山歩き
2012年7月22日

天候:曇り
メンバー:SK隊長、あーさん

この週末は昨年天候不良により2度あきらめた赤木沢に行こうと計画していた。
しかし、今回も天候悪く、有峰林道も寸でのところで通行止めとなった。
昨年もお会いした、ガイド&写真家の志水氏もおり、昨年と同じルートガイドとのことであったが、
どこぞへ転身して行かれた。
我々もいつ開くかわからなかったので、富山でおいしい物食べてとりあえず帰宅した。

この日曜は木曽方面の沢でもと行ってみたが、霧雨模様。
そこでお手軽?に登れる坊主岳に行ってみた。
イノコ沢右岸に車を停め、早速急登をジグザグに行く。
少し行くと神様が祀ってある。



そこから小尾根を直登する。これがご機嫌な急登である。
一踏ん張りすると、小坊主の四等三角点に着く。


四等三角点

ここからは、たまに登るもののほぼフラットに尾根上を進む。



この辺は笹など刈り払いされており歩きやすい。
その後、突然笹で覆われた登山道となる。
それまで単調でのんびりであったが、ヤブ漕ぎとなると俄然元気が出る(笑)


ヤブ漕ぎ登山道入口

雨で濡れていてびしょ濡れとなるがこれが気持ちいい。
また、急登の始まりであるがヤブを漕いでいるとサクサク行ける。
途中、ササユリが出てきた。


ササユリ

きれいである。癒される。
たまにヤブも薄くなるが、笹も長い方が持ちやすい。
ヤブの薄くなった樹林の中に黄色のPPテープがあるがそれを行くと山頂に飛び出した。


山頂の笹原

山頂の笹原にはササユリがきれいに咲き誇っていた。
天候は曇りで360度真っ白であるが、その向こうの山に思いを馳せる。
ここでしばし休憩。


山頂

ここまで2時間で着いた。思ったより、あっさりであった。
たまに雲も切れ周りが少し見えるが、下界の気温も上がってきており良くはならないであろう。
山頂は風もなく安定して暖かかった。


山頂をあとに

さて、ここからは登った急登を一気に下る。
スリップには注意であるが勢いよく下りてきてしまって、1時間で駐車地に戻る。
この辺はいろいろ興味ある所があるので、徐々に歩いていきたいと思う。
ヤブ漕ぎありで◎


北ア南部・北鎌尾根~槍ヶ岳(3180m)

2012年07月18日 | 山歩き
2012年7月14日~16日

第1日目

天候:曇り時々雨
コース:上高地~槍沢~水俣乗越~天上沢~北鎌沢

この3連休は、いまいちの天気であったが日曜以降がまあまあであったので突っ込んでみた。
沢渡を大枚はたいて4時半に出発。5時10分には上高地に着いた。


川霧たつ河童橋

この時間だと上高地も静かでいい。
徳沢、横尾も登山者も少なくサクサク行ける。
この時点ではたまにパラッと雨降るだけでそんなに悪くはなかった。


徳沢


横尾

槍沢への道を快調に行く。



一ノ俣から先は、10何年振り。


クルマユリ

槍沢ヒュッテ手前で本格的に降り出した。


槍沢ヒュッテ

ババ平につく頃には雨も止んだ。


ババ平

数張りのテントはあったが人はいないようであった。
皆、槍を目指していったのであろう。
ババ平の先は少し雪渓がある。アイゼンするほどでもない。
順調に水俣乗越分岐につく。
ここで4人組のパーティーが追いついてきた。どうも同じ経路のようだ。


雪渓上から水俣分岐

少しの雪渓を登ると夏道があった。つづら折れの道を花を見ながら登る。


シナノキンバイとミヤマキンポウゲ

もうお花がきれいな時期だ。1Pで水俣乗越。


水俣乗越

北鎌も北鎌沢から下のピークが見える程度であった。
ここから踏み跡を行く。少しザレたところだ。ここはパーティ間隔開けた方がいい。
途中から雪渓を行く。


雪渓中間部から上を見る


雪渓下部

途中雲も少し切れ、独標が顔を出した。


独標

天上沢のゴーロ行く。水俣乗越方面を見ると何パーティーか下りてきていた。
2人組と3人組が追いついてきた。
しかし、北鎌沢出合がわからずウロウロしていた。


北鎌沢出合

まだ少し時間的余裕があったので、北鎌沢を詰める。
先の4人組はだいぶ先を行っている。北鎌のコルでビバークであろう。
私は、右俣途中の適当な所のヤブの中に入る。
意外と虫もおらず快適であった。

第2日目

天候:雨のち曇り
コース:北鎌沢途中~北鎌のコル~独標~北鎌平~槍ヶ岳~ヒュッテ大槍

3時起きた頃には雨も降っていなかったが、朝食をとろうと思っていたら降り出した。
北鎌沢は上まで水もあった。秋だと涸れているであろう。
途中、雪渓現れるがこれも1週間くらいで消えるだろう。


北鎌沢右俣右沢上部雪渓

この雪渓を過ぎて、小尾根に上がって行くと北鎌コルであった。
ここで数パーティー上がってきていた。


北鎌コル


コルの桜

コルからは踏み跡というかしっかりした道を行く。
途中、雪渓もあったがキックで行けた。
雨風ガスと3拍子揃った悪天であった(笑)
独標までのルーファイはそんなに難しくない。


独標のトラバース

トラバースすぐのところが道がなく緑ロープ頼りにひょいっと跳ぶ。
それ過ぎて、少しハングしたトラバース過ぎて左上する。
学生3人組はひたすらトラバっていたがどこまで行っただろうか。
簡単なクライミングで独標に飛び出した。


独標

相変わらずのガスの中である。千丈側からの風も強い。
この先抜きつ抜かれつした山岳会の2人組としばし休憩。
この後が岩峰たくさんあり、どれがP12だとかはわからない。
稜線上行ける所あれば、一旦千丈側下って巻く所もある。
他のパーティは、途中支尾根は入り込んだりしたようだ。
私も途中ガス待ちして方向確認して慎重にいった。これが少し時間かかった。
岩がでかくなってくると北鎌平。ここで先行の若者3人組がテン泊していた。
ここで温かいコーヒーいただく。身体冷えていたので感謝。
さてここからもう一踏ん張り。
岩峰越えていくと左にカニノハサミがみえた。
いつの間にか本峰の登りになっていた。





自分が行けそうなところ行く。途中脆い場所もあるが注意。
途中、左に振ると棒が起っていた。そこを上がると山頂の人達が見えた。
突然祠の横から顔を出す。皆、まだ山をはじめたっぽい若者達だった。
ガスっていたわりにはルーファイうまく行って満足であった。
ここから下山にやたら時間かかる。ハシゴに慣れていなく時間かかるかかる。
そしてやっと肩の小屋についてもゲロ混みで、冷えた身体休めるにはちょっとという感じで
ヒュッテ大槍まで移動。ここの割に混んでいたが、余裕の1畳に1人であった。
うまいと噂のメシをいただく。全て手作りでおいしかった。


今日の晩ご飯

ホイルは鳥さんであった。隣の兄さん達と話が盛り上がり、なおいっそう楽しい食事となった。
そして、早めに就寝した。

第3日目

天候:曇り
コース:ヒュッテ大槍~槍沢~上高地

今日は下るだけであるが、バスの混みっぷりなど考えて、朝自炊し早く発つ。


ヒュッテ大槍

途中、ハクサンイチゲなどのお花畑がきれいであった。


お花畑

肩の小屋からの道と合流すると雪渓がある。その先も何カ所か雪渓あったが、アイゼンつけるほどでない。
ガスを抜けて下に行くと蝶の稜線が見えた。


蝶槍方面

サクサク行き、徳沢でソフト食べて昼前には沢渡へ着く。
温泉入って、焼肉で腹を満たしたのでした。

雨の北鎌であったが、数年前に天候で敗退してのリベンジであったので良かった。



北ア南部・蝶ヶ岳(2677m)

2012年07月07日 | 山歩き
2012年7月5日

天候:曇り
メンバー:職場の愉快な仲間達20名

この日は、仕事で20名引き連れ行ってきた。
毎度のことだがこの人数を引き連れるのは容易なことではないが、体力だけはあるのでいい。
前日までに皆さんガッツリ走っているので、その疲れはあるが。。。
何年か振りに三股登山道から上がる。
平日ではあったが、数台の車が停まっていた。
どうもこの辺もご多分に漏れず、燕、常念などアプローチのいい所は土日ゲロ混みらしい。
平日なのでのんびり行けそうである。
天気がパッとしなかったが、何とか持ちそうである。


常念岳方面

常念山頂はガスがかかっている。しかし常念沢はまだまだ雪渓がきれいに残っていた。
いつかは滑りたい。
まめうち平の手前でようやく常念も顔を出してくれた。


常念岳と前常念岳

まめうち平からは、急な登りとなる。
2500m手前から雪渓がたびたび登場する。



まだ標高高い所は春がようやく来たという感じである。


まめさくら

桜もきれいに咲いていた。


分岐



大滝山の分岐まで来るとこの辺も例年より多い雪が残っていた。
その上に可憐に咲くキヌガサソウがあった。


キヌガサソウ

そこからすぐで山頂到着。稜線は少し風がある。
残念ながら穂高連峰は見えなかったが、槍がたまに顔を出してくれた。


穂高連峰方面

あちらも例年より残雪が多い。


蝶ヶ岳ヒュッテ

山頂で記念撮影をし、風を避けながら、テン場付近で昼食とした。
抜きつ抜かれつした、某ワイナリーのお姉さまと楽しくお話しさせていただく。
やはりサービス業だと週末は休めず、平日に来られるとのこと。
しかし平日は空いていていい。


テン場付近お花

テン場付近には、シナノキンバイ、ミヤマキンポウゲがきれいに咲き始めていた。
昼食後は下りにかかる。ちょいと高山病気味になったが、無事下山。
雨に降られずによかった。




戸隠・五地蔵山(1998m)

2012年06月28日 | 山歩き
2012年6月27日(水)

天候:晴れ時々曇り

先の週末は、沢三昧の予定が急遽お仕事。。。
急遽の仕事が仕事みたいなものであるので仕方がない。
その分、平日に休みが取れるので晴れを狙って昨年に続き五地蔵山へ行ってみた。
五地蔵へは冬にスキーで行きたかったが、これも行く機会を失った。

朝少しのんびり気味にいったら、長野市内で通勤渋滞に嵌る。
それでも8時には戸隠牧場に着いた。
すでに多くの車が停まっていた。
キャンプ場を拡大したようで、牧場の方へ随分と拡大していた。
トレーラーハウス用とかコテージも新しくなっていた。


九頭龍山とトレーラーハウス駐車地

のんびりと牛さん見ながら歩き始める。


牧場

緑がきれいだ。少し前よりだいぶ濃くなったようである。
通常登山道に入る牧柵手前から右へ行き、昨年同様五地蔵直登登山道へ。
こちらは静かでいいし、広葉樹林帯で明るくよい森林浴が出来る。


五地蔵山方面

途中、樹林が切れた所で五地蔵を見ると少し雲がかかっている。
しかし、着く頃には晴れるだろう。


飯綱山方面

後ろを振り向くと飯綱や黒姫がきれいに見える。
間もなく稜線に着くという所で右手に妙高方面が見えた。


焼山と火打山

あちらはまだ雪が随分とある。
妙高の山々が見えて少しで一般登山道に出る。
ちょうど六弥勒の所である。


六弥勒

すぐ傍らに熊のウンコが2つ転がっていた。。。
この辺でヤブ漕ぎの練習?をして、五地蔵山へ向かう。


高妻山

シラネアオイが見たかったが、終わり間近のが一輪あった。


シラネアオイ

山頂で周りの景色など撮り、下山する。


黒姫山方面

同じ道を行ってみる。一不動経由よりしっかりしているので下りやすい。
あちらは沢沿いのため石がゴロゴロなので歩きにくい。
あっという間に牧場に着き、ソフトクリームをいただき戸隠そば&温泉に入って帰路につく。
ちょっと負荷をかけていったのでいいトレになった。
今週末は是非沢行きたい所だ。

西上州・丁須の頭

2012年05月23日 | 山歩き
2012年5月20日

天候:晴れのち曇り
メンバー:Yuky

この日は、武尊山か妙義あたりかと思っていたが、Yukyが来てくれるとのことで、
Yuky好みの妙義にした。昨年表妙義行ったので、何年振りに丁須の頭へ。
朝はゆっくりめに出発して裏妙義国民宿舎へ。
ここを起点に周回ルートをとる。


国民宿舎

ここから、林道を少し行き右の丁須の頭への直登ルートをスルーして、中木川左岸を行くのだが、
看板見過ごしが看板見逃し、その先の林道ドン詰まりまで行ってしまう。
少しなのでよかった。この中木川左岸の道は私の地図には記載なかった。
登山道はしっかりした道であるが、杉林で暗い。
トラバース気味に登って行くが、単調で飽きる道である。
国民宿舎から2Pで三方境着。


新緑がきれい


三方境標識

誰もおらず静かだが、高速の音が聞こえてくる。
ここから、樹林帯を登ると風穴尾根の頭へつく。
稜線は細くなり段々面白くなってくる。ペラペラの壁の様な岩などあり面白い。







烏帽子岩など岩峰は基本的に下を巻く。巻きが長く鎖場も多い。
人工物の足場があるトラバースは、人工物がイマイチ信用ならなく怖い。


トラバース





赤岩を越えると丁須の頭へのチムニー。


チムニー

ホールド豊富で鎖ついているが、楽しく登れる。
そこからすぐで丁須の頭。


丁須の頭

相変わらずにキノコ岩がちょこっと立っている。ここの下まではあっさり行けるが、
キノコちゃんは少しハング気味で、念のためロープ出す。
登山靴だと見た目より難しく感じる。
Yukyリードで頑張って行く。最初の一歩が核心か。
上は程よい風で気持ちいい。横川SAには車がいっぱい。


裏妙義


表妙義

表妙義もたくさん登られていることと思う。
さて、キノコちゃんを下りるのは鎖だけだと危ない。
一応、懸垂かける。
あとは、涸れ沢を下り1Pで国民宿舎に到着。
懸念されたヒルっちにもやられずであった。
国民宿舎で一風呂浴びて、お腹空いたので朝鮮飯店でガッツリいただき本日の締めとする。

妙義は岩場多く、それなりに楽しめたと思う。
沢もあるが、水量が少ないのとヒルっちがいるのがどうもという感じである。

谷川・谷川岳(1977m)

2012年05月22日 | 山歩き
2012年5月19日

天候:ピーカン
メンバー:スガちゃん

ゴールデンウィーク明けから、群馬に仕事で来ているが、この週末はこちらの山へ。
職場の後輩のスガちゃんが、山歩きしたいとのことでロープウェイで行ける谷川岳へ。
雪もあるので、アイゼン、ピッケルは私の物をレンタル。
靴とカッパなどは金曜に買い物に行く。だいぶ良いもの購入しましたよ。
基本装備などはケチらない方が絶対にいい。
私の経験上、山道具はケチると大体安物買いの何とやらである。
また決して安全な遊びでないので、ケチってはいけないのである。

さて、話はだいぶ逸れてしまったが、早朝早起きには成功した。
近いので、余裕もあり赤城のSAで朝食とって、ロープウェイ駅へ。
7時前であったが次々と登山者到着。
スパッツつけて準備。片道だけ買って、ロープウェイへ。
そういえば、ロープウェイきれいになっていた。一つの箱も大きい。
下の駅周辺は雪もなく、新緑が眩しい。上に行くに従って雪もましてきた。
スキー場はまだまだ残雪がたっぷり。天神山へのリフトも営業している。




上の駅下車してリフト乗り場

我々はそれには乗らずに右の小尾根へ。



キックステップの練習しながら行く。



天神尾根は避難小屋までほんの少し雪が途切れるくらいである。


イワカガミ

ショウジョウバカマ


熊穴沢避難小屋

避難小屋からは、ザンゲ岩あたりは雪ないがあとは雪道で歩きやすい。
私は久々の歩きでイマイチ足元がおぼつかない(笑)毎シーズンこうだが。。。


カタクリ


ザンゲ岩付近


山頂手前斜面


肩の小屋手前

展望も最高で、左に苗場山、右に朝日岳や尾瀬の山々もきれいに見える。
肩の小屋はしっかり出ていた。


肩の小屋

そこからすぐにトマノ耳。三角点はここ。記念撮影してオキノ耳へ。


トマノ耳

この稜線上はほとんど雪はない。
一旦下って、登り返して到着。途中マチガ沢側の雪庇はかなりでかい。


オキノ耳方面


尾瀬方面


赤城山など上州の山々


朝日岳から巻機方面


一ノ倉沢


オキノ耳

山頂でノンビリして、下りは西黒尾根へ。
肩の小屋上の分岐でアイゼンつけて、歩行練習がてら下りる。


西黒尾根

前に一人行っているようだ。天神尾根はぞくぞくと登山者が登ってきている。
右のザンゲ沢は熊穴沢との分岐下まできれいにつながっているが、滑っている人はいない。
もったいないとも思うが、その下が悪いのであろうか?
雪質はいいザラメ。
西黒尾根は、上部雪壁などありアイゼンつけておいてよかった。
ラクダのコル手前までアイゼンつけて、その後はだいぶ雪もなくなるのでツボで。
5人くらいすれ違った。こちらは静かでいい。
鎖場も何カ所かあるが、スガちゃんも楽しんで下っていた。


鎖場

樹林帯はほぼ夏道。標高下げるに従って新緑がきれいであった。
林道に出ると観光客の方々が、マチガ沢方面へ散策していた。
1時過ぎにロープウェイ駅到着。
早速、温泉に入るべく湯テルメ谷川へ。
久々に行ったが、空いていてノンビリ入れた。

スガちゃん初本格登山だったが、雪あり岩ありでかなり楽しめたと思う。
今後も近場のいい山を楽しんでいってもらいたい。

妙義・妙義山(1103m)

2011年11月13日 | 山歩き
2011年11月12日

天候:晴れ
メンバー:あーさん

確か4週間振りの土曜の晴れ間である。
あーさんリクにより、この日は妙義山、日曜は小川山でクライミングに行った。
6時出発で高速飛ばして、松井田インターへ。
1時間半くらいで着いた。そこから道の駅みょうぎへ行き、ここで車を停める。
まだ朝早いため車は少ない。
関東方面のナンバーが多い。皆さん準備して旅立っていく。


道の駅みょうぎ

駐車場から妙義神社へ向かう。


参道

妙義神社から妙義中間道、上級者コースと別れる。


妙義神社

上級者コースを行く。神社内の右の方を上がる。
当初は杉の樹林帯を行く。
下から見ると山の中腹に見える大の字が近づいてくると最初のクサリ場がある。
雨の後でプラス枯れ葉があり滑りやすい。注意して登る。


大の字手前の鎖場

クサリ場上がると大の字へ上がる鎖がある。
Ⅲ級くらいの岩場であるが濡れているので慎重に。


大の字のクサリ


大の字


大の字から榛名山と赤城山

関東平野が一望である。
展望を楽しんで下りようと思ったら後続パーティーが続々と上がってくる。
キレのいいところで下ろさせていただく。
そこからすぐ上に行くと辻という場所だ。




上級コース危険とある。まあ地図上も危険マーク何カ所かあるが、どういうものだろうか。
そこから少しで、でかいチョックストーンのある奥の院に着く。
ここに30mのクサリがかかる。
ガイドパーティー含む先行2パーティーは、ハーネスにヘルメットと万全装備。
単独の方2名はそのまま行く。
見たところホールドはあるしⅢ級くらいなので滑っているが慎重に行けば大丈夫だろう。


30mクサリ場

後から来た群馬のご夫妻は引き返すというが、話をしていたら一緒に行かれるとのこと。
高度感あるが慎重に来て貰う。ここ落ちたら本当にやばいからね。
この次のクサリ場の方が簡単か。


次のクサリ場

ここを過ぎると見晴らしのいいところに出る。
相馬岳北嶺や裏妙義、浅間山が見える。


裏妙義


相馬岳北稜

この後もいろいろ出てきて飽きない。


身体ギリのチムニー


ビビリ岩のクサリ

表妙義の東側一帯を白雲山というが、ここの指導標はなかった。
そうこうしているうちに大のぞきという展望のよいところへ。


大のぞき石碑

この後に控える30mのクサリのクライムダウンが核心か。
ロープあれば懸垂かけた方が楽であるが、頑張って行ってみる。
当初はホールドもあるが後半はホールドもなくゴボウで下りるが、結構腕にくる。


大のぞき30mクサリ場

あーさん、群馬のご夫妻にアドバイスしながら下りて貰う。
ここも初心者いる場合は要ロープです。


大天狗(天狗岳?)

その後は登山道を西肩など巻きながら下るとタルワキ沢のコルに着く。


タルワキ沢分岐

帰りはここを下るが、三角点のある相馬岳へ。
コルから15分くらいである。


相馬岳山頂

山頂からは、西上州の山から浅間山など近辺の山、北アルプスは槍穂も見えた。
ここで昼食。とここで上空にパラグライダーが登場。
優雅に飛んでいる。どうもこの下にフライトポイントがあるようだ。


パラグライダー

私も少しやったことあるが、こんなの見るとまたやりたくなってしまう。
昼食をとって展望を楽しんだら先ほどのコルへ戻る。


タルワキ沢

結構急峻である。途中涸れた大滝があり右岸からクサリで行く。


涸れた大滝のクサリ場

最後のクサリ場である。
後は急な登山道を行くと、1Pで中間道に出る。
ここはハイキングコースで神社から石門まで行っている。


登山道の紅葉

紅葉には少し遅い感があったが、それなりにきれいであった。
あとは中間道を神社方面へ行き、30分くらいで到着である。
もう観光客で車は一杯であった。
トイレなど済ませて、そそくさと下仁田方面へ向かう。
途中紅葉がきれいな場所もあった。
国道254号に出て、荒船の湯に浸かる。


荒船の湯

空いていて丁度よかった。次の予定があるので早く出たが、いい湯であった。
国道を佐久方面へ向かい、川上村へ向かう。
川上村のスーパーで買い物をして廻り目平に着くと5時過ぎであたりは暗い。
受付を済ませて、キャンプサイトへ。
焼肉やって早めに就寝した。



越美・荒島岳(1523m)

2011年11月10日 | 山歩き
2011年11月4日

天候:ピーカン

朝5時に起床。まだ暗いが朝食をとる。
すでに出発の単独の方がヘッデンつけていく。
準備をし、明るくなり始めた6時発。


登山口

当初は、コンクリートのスキー場なの道を上がる。
関西から来たと思われるおじさん3人を抜く。
真っ直ぐ上がると、つづら折れに道は上がっていく。


スキー場内の道上部

途中大野市街が雲海に隠れていた。


大野市街地方面

スキー場トップは広々としている。
ここからブナの林を上がっていく。


東尾根から上がるご来光

ブナの林は好きであるが、今回はこの辺り紅葉もよく素晴らしい。



ここ冬は最高のツリーランになるだろう。
結構太いブナもある。そんな中に看板のあるブナが。


トトロの木

という名前がついていた。由来は不明である。
ここを一登りで、深谷の頭。
ここで最初に出発した単独の方に出合う。


深谷の頭

ここから若干アップダウンあるが、大したことはない。
この後に、木の階段登場。



ここを登ると小荒島岳との分岐であるシャクナゲ平に着く。
シャクナゲはどこにという感じであったが。とりあえず一休み。


シャクナゲ平

ここから少し下り佐開コースからの登山道を分けるとコルに着く。
この上が地図にある「もちがかべ」という危険なところらしいが、
私には一切危険は感じなかった。多分初心者にとってはということだろう。
ちょいと急登だが、ここを頑張ると展望が開け笹の中の道となる。


山頂方面

若干のアップダウンを行くと祠のある山頂に飛び出した。





山頂

天気は文句なしである。360度の大展望。
北の白山はじめ槍穂、乗鞍、御岳となじみの山々がよく見える。
この辺りの山はあまりわからずであった。


白山


遠く槍穂、乗鞍


越美山地

山頂でのんびりしていると単独の方2名が来た。
30分休憩して下山にとりかかる。


登山道と大野

さすが百名山というか、人が次から次へと来る。
皆さん危険マークのところを気にされていた。慣れた人ならあまり関係ない。
下りは寄り明るくなった紅葉の尾根を写真を撮りながら行く。



1時間ちょっとでスキー場トップへ。


スキー場の道

この道を下って終了。駐車場は満杯となっていた。全て県外車。
テントが立ててあり、大野市の観光協会の人がいていろいろとお話しする。
今後に向けていい情報収集が出来た。


大野から見た荒島岳

やはりこの辺りを代表する山の風格がある。
国道157号を北上し白峰の温泉に寄る。


白峰温泉総湯

昨年リニューアルしたきれいな、いいお湯であった。
そして、別当出合へ向かう。
途中、市ノ瀬ビジターセンターに寄る。
ここは、登山最盛期の10月まで別当出合への交通規制がかかる時の駐車場最終地点である。
この時期は、林道も開放され別当出合までマイカーで行けるのである。
林道はちょうど紅葉がきれいであった。


夕暮れの別当出合駐車場

夕暮れ間近だがまだ下山してこない方がこちらも多い。
別当出合駐車場からビジターセンターへは少し歩く。
翌日のため登山口やらいろいろと偵察。
食事を作って、早めに就寝する。月と星がきれいでした。