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ようさんの山物語(ブログ版)

山遊び人ようさんの山行記録

水浴び、水浴び、たまに歩き、そして雪風呂

奥秩父・笛吹川東沢釜ノ沢東俣~甲武信ヶ岳(2475m)

2014年09月08日 | 沢登り
2014年9月4日(木)

天候:曇り

週末は仕事で休みが取れない。よって平日に土日は賑わうところへ行くことにした。
誰も休み合わないだろうな~と思ったら、昨年沢デビューを果たしたS君が同行してくれることとなる。
3時にうちで待ち合わせ、一路西沢渓谷へ。
ガスっているが、雨は落ちていない。しかも駐車場は、3台あるだけ。
ここは首都圏から近いため、土日は本当に混む。。。
まずは、西沢渓谷との分岐へ向け、散策路を行く。30分くらいで、西沢と東沢の二俣だ。


吊り橋

これを渡ると、一休み出来るベンチがある。


西沢渓谷入口

西沢渓谷は歩いたことないが、道も良くいいみたいだ。
ここからベンチの横を右へ。河原へ下りてすぐに鶏冠谷の出合。
数年前にここの左俣へ行った。帰りの鶏冠尾根もなかなか面白いものであったが、ロープ必要です。
不用意には入らない方がいいであろう。


鶏冠谷出合

ここで沢装備へ変換。ゴーロの河原を渡渉して行く。
右側には昔の登山道の名残の道がある。適当なところでこの道に上がる。
道が一旦下って河原へ行くと、ホラノ貝の滝。


ゴルジュの入口

滝はよく見えないが、ここのようだ。


立派な看板


旧登山道から見たところ

なかなかのゴルジュである。泳ぎなどの練成するにはいいかも。
ここを過ぎていくと、山の神到着。50分くらいか。


山の神

ここで一本入れて、河原へ下りる。ここからは旧登山道でなく河原を行く。



右から一本合わせてその次に左手に現れたのは、乙女の滝


乙女の滝


これまた立派な看板

ここはアイスのゲレンデにもなっている。
その次にお出ましは、黒部上廊下を思わせる岩壁。ちょっと小さいが。。。



その先にどーんとナメの滝が落ちてくる。


東のナメ沢


東のナメ沢出合

ミニ西ゼンと言ったところだ。
その次に左に小さいナメ滝があってその先の沢が右折するところで西のナメ沢のお出ましである。


西のナメ沢

こちらの方が幅広い。太いワイヤーが垂れていたのは、昔の登山道の名残の橋の残骸か。
ここで休んで、しばし河原を行くとよーやく釜ノ沢出合である。ここまで3時間ちょっとかかった。
骨の折れることである。ここまでもいくつもの焚き火の跡などあり、泊まりの優良物件は多数である。


釜ノ沢出合


ご親切な看板

これのお陰で迷うことはない。この看板の横に出ていた湧き水はうまかった。
さてここからが本日のメインイベント。
出合からすぐに、魚止めの滝である。


魚止めの滝(10m)

ここは、花崗岩スラブ(ナメ)特有のクラックなどを使って、左の壁から登るが、一手、私でギリのホールド。
女子などがいればお助けが必要か。


魚止めの滝上から

この滝上が右折している。その先が噂の千畳のナメか。


千畳のナメ

200m位だが、幅は広く広葉樹がいい感じだ。
ヒタヒタと行く。すぐ終わってしまうが。これからするとやはり私がいつも行く沢上谷のナメの方が
まだ少し長くてヒタヒタを楽しめる。
今まで行ったナメのヒタヒタは、やはりクワウンナイ川には適わない。ここは長めのコケがカーペットみたいで
ヒタヒタと言うよりフカフカのナメ歩きという感じであった。
さて、その先もナメ滝を二つ。


ナメ滝(8m)

ここは水流の左を簡単に行ける。その先もナメの小滝が何段かある。ものの本によっては、3段何mなどとなっている。
その次は、遡行図などでは曲り滝となっているが、現地看板は、野猿の滝とあった。


野猿の滝


看板

これは右から巻く。ピンクのテープなど至る所にあり迷うことはない。
巻き道も、昔道のためか人も多く入るので、しっかりしたものである。
そして、イベント最後の大物のお出ましである。


両門の滝

今回はこれが見たかった。ここで東俣と西俣に分かれる。
水量もそこそこあり、いい感じ~
ここで休んで、先を急ぐ。巻きはしっかりしている。


ヤゲンの滝(15m)

両門の滝上でこの滝に出合う。右から巻き。
その上に5mくらいの滝がある。これは左登ったっけ?


5m滝

その上は、しばらく河原が続く広河原。ビバーク敵地である。優良物件多数。



すぐのところは、薪もないくらい綺麗になっていた。よっぽど多くの人が泊まるのであろう。
通常は、ここで1泊というところだ。
広河原は、ゴーロ行くと時間かかるので右の優良物件多数の森の中を行く。
旧登山道であろうと思う。



しかしこれが長かった。。。途中ガスってきたり晴れたりと天気は忙しそうであったが、
我々は、黙々と距離を稼ぐ。普通の登山道みたいでサクサク行けるが、単調すぎる。


ミヤマトリカブト

一回休みとってから行くと飽き飽きした頃、倒木で荒れた河原に出る。
その先ようやく滝の登場だ。やっと沢登りらしくなった。


2段20m

これはあっさり登れる。


2段目

2段目登ると陽が差してきた。



その先の荒れた二俣がミズシ沢との分岐。これを右へ行く。


ミズシ沢出合

ここ、ミズシ沢の方が本流っぽいので間違えやすいかもしれない。
小滝をいくつか越えて高度を稼ぐと、ナメ滝が出合っている。ここが木賊沢出合だ。
木賊沢の右を上がって行き、途中渡って小尾根を越して左のナメに行く。


木賊沢を上がる


上の緑の所を渡り左の沢へ

左のナメを上がって行く。



またちょっとガスってきた。その上に崩落が左から来ている。ここまで来ると上に甲武信小屋のポンプ小屋が見える。
崩落地から一登りで、ポンプ小屋。



ワラジの塚?があった。



ここの水は冷たくてうまい。ここで沢装備を解いて、アプローチシューズで小屋へ一登り。


甲武信小屋


小屋前ベンチ

いい雰囲気の小屋である。いつか泊まってみたい。このベンチは初めて見た。最近出来たものか。
ここに荷物をデポって、山頂へ。ここで14時。8時間で登ったことになる。
山頂に着く頃、雲が割れてきた。


山頂


富士山

晴れていればもっと綺麗に見えるが。。。
記念撮影してから小屋へ戻る。



1430に小屋発。この先の木賊山への登りは痺れた~効き目満点。
やっとこさ木賊山へという感じである。


木賊山山頂

この山の少し先から戸渡尾根を下る。この下りも長いよ~。。。
途中、近丸新道を行き、暗くなる前に駐車場着。
11時間45分行動であった。痺れた!

奥秩父の名渓と旧登山道(古道)を行けたのは良かったが、名渓は両門の滝までだなと。
人が言うほどのことはなかった様に思うが、一度入ってみなければの沢であった。
超~久々の沢旅であったが、最近の歩きばかりの鈍った体にはいい刺激となった。
今月は極力、沢へ行きたいと思う今日この頃である。












北ア北部・立山三山縦走

2014年09月03日 | 山歩き
2014年8月31日(日)

天候:曇り時々晴れ

近年は、スキーシーズン初めで訪れている立山。
グリーンシーズンは、何年ぶりであろう。信大の学生さんと源次郎尾根の帰りに縦走、黒四に下った
数年前に訪れて以来である。

30日は、松本で登山医学会の外傷コースに参加。
終了後、立山駅に車泊。
朝一で行こうと思ったが、チケット売り場は随分の人であった。
結局、0740のケーブルを指定された。


チケット売り場

バスで爆睡して室堂着。国見岳の方を見ると晴れているが、立山はガスの中であった。


国見岳


立山1

しかし、すぐにガスも取れて山が顔を出してくれた。


立山2

一ノ越への登山道は、行列である。



意外と花もまだまだ咲いていた。











一ノ越も多くの人が休んでいた。
ここから急登である。ゆっくりペースで上がって行く。
途中、何カ所か踏み跡があるが、どれがしっかりしているか判断出来ない人が多く。
ガレガレの方へ着いていってしまう方々が多い。
一応、あっちだこっちだと安全の方へ導いたが。。。
ある装備を持っていると、てきめんに言うことを聞いていただける。
そのうち、私の後ろには、20人くらいの人が着いていた(笑)


雄山神社社務所

社務所でお守り買い。休憩。


山頂祠

この時期山頂祠は、ご祈祷の方しか入れない。
私は、遠くからお祈りする(笑)


御前谷氷河

日本初認定の氷河である。
そして、今回の目的地でもある大汝山へ向かう。




山崎カール

最近はここ滑っていないな~
雄山から縦走路に入ると、途端に人は減る。
やっと山来た感じである。
そして程なく「菫(すみれ)小屋」着。この頃はガスが流れてきていた。
とりあえず大汝山頂へ。


大汝山頂(3015m)

立山の最高峰である。山頂に着く頃ガスは晴れてきた。


山頂から大汝休憩所

さあ映画の舞台となった、休憩所へ。



菫小屋の看板は、小屋の入口に入った所にあった。



ゴロ-さん思い出す。なにか通ずるものをゴローさんには感じるのである。
そして、映画でここでこう撮ったんだ~などと思い出しながら、休憩する。


室堂方面

一休みしたら、富士ノ折立へ。


富士ノ折立山頂

ちょっとした岩場を行くとある。


富士ノ折立へ向かう登山者

そして、昼過ぎからの天気怪しかったのと歩いたことがなかった大走りへ。


2860ピーク

このピークを左へ巻く。大走りというので、ガレガレかと思いきや上部は意外としっかりしている。
中間部からはだいぶガレてくるが。
中間部辺りで、パラパラ来たが、雨はその通りパラパラだけであった。
ここもお花が多く咲いていた。








大走り下部の沢

昨年11月には、ここで雪崩でやられた方々が見つかった。ご冥福をお祈りする。
程なく、雷鳥平。


雷鳥平管理所

ここは映画では、診療所になっていた場所だ。
そして、ここからの雷鳥荘への登りが、いつ来ても痺れる。。。
上部は、工事していた。より歩きやすくなるのでしょう。


血の池


地獄谷

ここ数年は、ガスが多く地獄谷へは下りられない。
野湯マニアにはヨダレものの湯溜まりあるが。
みくりが池温泉のチーズケーキも食べたかったが、お腹空いていたのでガッツリ、ダムシフォンへ急ぐ。


みくりが池

ホテル立山は、喫茶りんどうでダムシフォンケーキとチーズケーキのダブルでいただく。
あとは、おいしいコーヒーで元気出して、下山した。

また、11月にお世話になります。行きたい人募集中です。




木曽・御嶽山(3067m)

2014年08月21日 | 山歩き
2014年8月20日(水)

天候:ピーカン、山頂時々ガス

年に1度の仕事でお山。
私のブログ見ていると、どれが仕事か自分でもよくわからないのですが。。。(笑)
とてつもなく早朝出発。よって、登山口である黒沢口に到着時にご来光。



ちょっと木が邪魔ですが、仕方ないでしょう。
何年か振りに黒沢口。中の湯はやってないみたい。


中の湯

針葉樹林帯を1P上がると、七合目行場山荘と覚明社


覚明社

ここでロープウェイ山頂駅からの道と合流する。
御嶽は今も信者山の多い信仰の山である。至る所に社や神様が祀られている。
この辺から日が当たってきて暑くなってきた。



樹林帯を抜けると青空に御嶽山稜線。
やはり天気が良いと気持ちいい。


八合目女人堂

ここから三ノ池方面へと道を分ける。
後ろを振り向くと雲海の上に中央アルプスの山並みが。



道は岩っぽくなるがこの辺からお花が増える。


イワキキョウ

休憩に良い、略奪点付近から九合目を見上げると、5月に滑った斜面が。


九合目方面


シナノオトギリ


ヤマハハコ

この辺りまで来ると吹いてくる風が涼しい。


石室山荘

九合目まで随分と時間的に余裕できたので、二ノ池からお鉢めぐりで山頂を目指す。


白川源頭部

ここも5月に滑ったな~


覚明堂


三ノ池方面

九合目からすぐに二ノ池。日本最高所の湖である。


二ノ池

この辺まで来ると風も少し強く肌寒い。長袖着たくらいである。


稜線上から二ノ池

西からの風が強い。


一ノ池

この時期は一ノ池は水がない。この縁を回るのが、お鉢巡り。


継母岳

小さなアップダウンを行くと剣ヶ峰。


剣ヶ峰

こちら側から来たのは初めてだ。


御嶽奥社

山頂には、登山者の方が多くおられた。


山頂

奥社でお守り買って、王滝口へ下山。
山頂はたまにガスが流れてくるが、その隙を狙って写真を撮る
しかし、周りの山は概ね雲の中であった。
あとは、王滝山頂を通って、数年ぶりに夏道の王滝登山道を下りた。

やはり、山は天気だね。



北ア南部・常念小屋(2446m)

2014年08月21日 | 山歩き
2014年8月16日(土)~18日(日)

夏休み最後の週末、どうも天候がよろしくない。
ということで、常念小屋へ遊びに行ってきた。

第1日目

天候:雨時々曇り

この日は、当直明けと言うこともあり一ノ沢登山口10時と少し遅い。
天候良ければ、大勢が押しかけるであろうと念のためテント担いできたが、ただの歩荷トレになってしまった。
それでも下山の登山客を待つタクシーがいっぱい停まっていた。


一ノ沢登山口

補導所のKさんへ声をかけ出発。
すでに登山道は沢の様である。そのため最初から私は長靴。これが一番濡れない。
下山者と多く行き違うが一応に、王滝の下の沢を渡るのが苦労したようだ。
行ってみると、平常時は水も流れていないところであるが、いい水量である。
そして、ロープ張ってあったが、どうも渡るには上流過ぎる。
古い壊れた丸太橋付近にあればもっと楽に渡れそうだ。
ここに着いた時、対岸に6名くらい立ち往生していた。
私が沢途中のあまり流が強くないところで、何人かフォローして渡ってもらう。
こういう時に、沢やっていると、どこをどう渡れば安全か読める。
立ち往生している人たちを渡し、ロープを良い場所に張り替える。
長年張ってあったので、木に食い込んでロープ外れなかったが、次に来た
登山者の方のストック借りて何とか外すことが出来た。貸していただいた方ありがとうございました。
最初の1歩、2歩をどこに足突っ込めばいいか、教示して渡っていただく。



これで何とかなりそうである。
その後もすれ違う方々に声をかけていく。
その次の烏帽子沢も普段は水は流れていないが、結構な水量が来ていた。


烏帽子沢

ここは橋もしっかりしているので大丈夫。
笠原沢手前の登山道は、本当に沢であった。


登山道1


登山道2

最近沢登り行けていないが、こんなところで沢登りであった。
笠原沢も水量はあったが、橋がしっかりしているので、大丈夫であった。


笠原沢

昨年はこの下流で痛ましい事故があったが、道間違えなければ大丈夫である。
今回一番心配したのが、その後の本流を渡った所の登山道。
ここも心配したほどでなく、水量もそんなに多くはなかった。
胸突き八丁の下もそれほどではなかった。


ニッコウキスゲ


オオバミゾホオズキ


ヒメシャジン


センジュガンピ

最後の水場もそんなに水量なく安心であった。


最後の水場

この頃から雨も止んできたが、どうもある標高から下が降っており、上はそんなにではないようであった。
最後の急登上がると、前常念の稜線が見えた。



乗越へ着くと、雨は止んでいた。


安曇野方面

ここは雲と雲の間に挟まれている感じ。


テン場と横通方面

槍も見えてきた。


槍方面

しかし、しばらくすると西から降ったり止んだり。
どうも飛騨側が降っているようであった。
小屋もまだ閑散とした感じである。診療所に顔を出し、少し休む。
この日は縦走の団体さんが少し入っていたが、この時期にしては空いていた。
久々に中やって、ご飯をいただく。
診療所も例年より20名くらい患者さんも少ない感じであった。

第2日目

天候:雨一時雷雨時々曇り

この日も天候よろしくない。
朝の一時行けそうな時あったが、すぐに積乱雲きてゴロゴロ君。
テン泊予定で素泊まりのお姉様方も旅立たれたが、ゴロゴロ言い出してすぐに戻ってこられた。
これは正解。稜線で雷だと隠れようがないので、非常に怖い。私も何回か経験あるが、怖かった。
この恐がりが、自分自身の身を守る。
ここで日程がないからとかこれくらいなら大丈夫という意味のない過信が、最悪の結果を招くこともある。
小屋の方で停めても行ってしまう人は行ってしまう。まあ自己責任であるからそれはそれでいいのだろうけど、
昨年の事故後、某A新聞などは「何故停めなかったのですか?」だと。
この事故の時も受付では停めていたが、こっそり出て行った様である。その後に事故。
この週末も何件か事故あったが、某A新聞は同じこと言っているかもしれない。
しかし、ずっと監視しているわけにも行かず、出て行ってしまうのである。
悪天時、受付にいると電話でキャンセルはわかる。自分自身で天候等判断して決められたことだ。
また天候のいい時に来ればいい。
しかし、今の天気聞くならわかるが、明日はどうですか?との問い合わせは応えようがない。
良いですと応えて、悪かったりしたものなら「小屋の人がこういった、あーいった」と騒ぎ立てる。
小屋からしたらいい迷惑である。
停滞前線が発生している時の天候はプロでも予報しづらい。
確かにその場所に長く居れば、そこの特性も掴めてある程度はわかるが、はっきりとした判断はできない。
月曜は徐々に回復したが、下界の予報より山は遅れて回復した。
まずは自分で判断し、あとは実際行って見てみるのがいい。だめなら観光して温泉でも入ればいいのだから。
だけど遠くから行くので、それはもったいないという方もおられるだろう。
それなら初めから計画は中止もしくは延期すればいいのである。
他にも呆れてものも言えないようなこと、たくさんあるが書き切れないので、またいずれ。

この日は、昨日担ぎ上げた各種スパイスで元気つけてもらおうと、ナシゴレンとスパイススープを
昼食で作る。スパイスは医食同源の素である。
マンネリ化してしまいがちな小屋生活に少しでも刺激があればいいと思った次第です。
普段の下界生活もたまには刺激は必要ですな。

この日は本当にこの時期にしては、激少ないお客さんであった。
まあ、国営放送が大々的に遭難のニュース伝えていたのもあるであろう。
あまりにのんびりし過ぎて、帰るのが翌日になってしまった。。。

第3日目

天候:雨のち曇り

早朝は雨も降っていたが、霧雨程度。
4時に下って、そのまま下界の仕事へ出勤したのでした。

いろいろあって勉強になった山生活でした。


飯豊・主脈周回 門内岳~北股岳~飯豊本山(2105.2m)

2014年08月19日 | 山歩き
2014年8月11日(月)~13日(水)

夏休みは、東北沢ツアーの予定であったが、台風11号の影響により縦走に切り替え。
土曜に東京でライブハウス寄って、日曜に北上。
栃木県内では、ご機嫌な降りであった。
喜多方でラーメンいただいて、今回のお供よーさんとその知り合いの方が
管理している山形は小国町の天狗平ヒュッテで急遽お世話になる。
隣は、飯豊山荘。お風呂はこちらで浸かる。





2年前のGWだったか?、梅花皮荘からここまでえっちらおっちら歩いた。
その時、石転び沢から稜線までは上がったが、山頂は踏んでいない。
それが心残りであったので、ここを選択したのもある。

天狗平ロッジは、NPO飯豊朝日を愛する会が運営。
小国山岳会が管理している。



基本素泊まりで、2000円とお安い。部屋も広々です。
おみやの会津の馬刺しとビール&いも焼酎でいつものごとくフラフラでよく覚えておらず(笑)
爆睡~

第1日目

天候:曇りのち雨、稜線暴風雨

朝のうち雨も降ったが、登山口へ行く頃には雨も上がった。


お世話になりました

さすがに予報悪いので、駐車場はまばら。


梶川尾根登山口

いきなり急登で始まる。天候も回復してきた様な感じであるが、騙されてはいけない。
初っぱなから急登であったが、湯ノ沢にかかる虹に癒やされる。



虹もそうだが、お花も癒やされるね~





下を見ると随分上がってきた様に思う。


飯豊山荘方面

飯豊は、山の標高も2000mそこそこであるが、登山口が低い。
よって標高差が1000m以上は当たり前。どこから登ってもきつい。
やはり、山は標高差であると思う。
おじさん1人抜いて、ブナの尾根を黙々上がる。
五郎清水で女子2名パーティーを抜く。
今日はこのくらいか?



おっ!これはイイデリンドウかな?
樹林帯ももう終わりの頃、上から2パーティー下りてきた。
稜線は風が凄いとのこと。まあ様子見て、予定の梅花皮小屋まで行かず、門内小屋にしましょう。


梶川峰

森林限界越えると風雨も強くなってきた。
登り傾斜はなくなり、稜線までもう一歩き。



地塘がある高層湿原は、いいですね~
この辺から、タカネマツムシソウも出てくる。



程なく、稜線分岐。


分岐標識

そこから少し登ったところが、扇ノ地紙という面白い地名の所。



稜線上は、この西側の道と先ほどの分岐から行く東側の道があった。
風も強いが、歩けないほど出ない。
もうないであろうと思われた、ヒメサユリが一輪だけ咲いていた。



こちらはニッコウキスゲ



門内へ近づくにつれ、暴風になってきた。
たまに耐風姿勢とるほど。台風近づいているしね。
それでも小屋近くのテン場にテント張っている強者もいた。
門内小屋は、我々が最初の到着。早速カッパなど干す。



そうこうしているうちに先ほどの女子パーティーが到着。
さすがの強風にテントの兄さんも小屋に来た。
最後に、最初に抜いたおじさん到着であった。


管理人小屋

この小屋は、新潟の下越地方の山岳会が交代で管理しているとのことであった。
水場は、5分くらい門内沢側を下りたところにあった。
暴風雨で小屋が飛ぶくらいの音していたが、いつもの様に爆睡であったが、小屋が揺れるほどの時に
一回だけ珍しく起きた。

第2日目

天候:ガスのち曇りのち雨

夜中の強風も収まり、雨も止んでいる様だ。
朝食とって、出発準備。


門内小屋

テントの兄さんが一番で出発。横浜からの姉妹とほぼ同時に出発する。
すぐに門内岳山頂に到着する。


門内岳山頂

ガスで周囲は見渡せないが、昨日の天気に比べればという感じである。
ここは、通過して先を急ぐ。
徐々にガスも晴れていく感じである。





どこ行っても、タカネマツムシソウがある。
この花見ると秋だな~と感じるようさんです。



この辺から梅花皮小屋からの登山者とすれ違う。
門内山頂から少し行くと、ギルダ原。


ギルダ池

雪国の山は高層湿原がいいですね~
視界も良くなってきた。



花もいっぱい






ハクサンシャジン


ミヤマトリカブト

大きく登り返すと、北股岳山頂。




北股岳山頂


山頂から大日岳方面

飯豊の最高峰大日岳も見え始めてきた。


コウメバチソウ

稜線はほぼガスがとれてきた。


梅花皮岳方面

しばし休憩後、梅皮花小屋へ下る。
ここもお花が綺麗だ。




ハクサンシャジンの群落


梅花皮小屋と先を行く横浜姉妹


梅花皮小屋

2年ぶりの小屋である。
管理人小屋に寄り、管理している小国山岳会のS氏とお会いする。
S氏はマタギである。話していると「あそこにクマがいる。」とのこと。
数百m先の尾根を見ると確かにいた。


クマさん

さすがの眼力である。
この小屋の水場は、稜線にもかかわらず多くの水が出ている。
しばし歓談後、先を急ぐ。というかのんびりだけど。


ハクサンフウロ


イイデリンドウ

程なく、梅花皮岳


梅花皮岳山頂

北股岳とここ来られて満足である。


烏帽子岳方面


山頂からほん石転び沢

いつかはここも滑ってみたい。だいぶエクストリームですけど。
ここは休まずに前進。


ヨツバシオガマ


与四太郎の池

行けすぎるとすぐに烏帽子岳。この頃からまたガスり始めた。


烏帽子岳山頂

今日は、御西小屋までである。
ここからの稜線漫歩で終了。ノンビリ行く。


チングルマ


クルマユリ




シナノキンバイ


烏帽子岳と梅花皮岳方面を振り返る

この時期でも雪渓は多くある。烏帽子からの間に2カ所、雪渓の上を行く場所があった。
よって、この花登場


ハクサンコザクラ

この花の北限である。これより北にはこの花はない。



御手洗の池で休憩し、天狗ノ庭を行く。




飯豊本山とダイクラ尾根


ハクサンイチゲ

天狗岳を巻くと御西小屋が見えてきた。


稜線に立つ御西小屋

チングルマなどの御花畑を通過し、御西小屋へ到着。
この頃少し雨が降り出してきた。


御西小屋

ここも小国山岳会の管理である。管理人さんはこの日上がってくるようで、まだ居られなかった。
ガスと雨であったが、横浜姉妹とはここでお別れ。彼女らは本山小屋まで行くとのことであった。
1階に3パーティー居られたので2階へ行く。
お昼とったりしながら、のんびり過ごす。
管理人さんも2時頃来て料金納める。ここは2000円。
夕方近くに雨も上がり、景色も見えてきた。


今日来た北股岳方面


大日岳

新潟方面も見えてきた。新潟市の向こうに夕陽が当たる。





夕陽沈むのを晩飯食って待とうとしていたら、がっつりガスで残念。


小屋2階

2階へは、他に単独の方2名来られた。
湯ノ島小屋から大日岳越えてきたとのことであった。
やることないので、早々に爆睡。
おやすみなさい

第3日目

天候:ガスのち晴れ

今日は一番天気が期待できるが、朝のうちはガスの中であった。



本山小屋から大日岳へ行く人が多くすれ違う。


ニッコウキスゲ


駒形山


飯豊本山

飯豊本山到着時はガスであったが、すぐに雲も取れ始める。


飯豊山山頂


本山小屋方面



晴れてきたぞ~



山頂には続々と到着
これから行くダイクラ尾根も綺麗に見える。
岩がゴツゴツしていてなかなか面白そうだ。


ダイクラ尾根

ダイクラ尾根に下り始めると、ヒナウスユキソウが。


ヒナウスユキソウ


山頂方面


1830峰


タカネナデシコ

いくつかのピークを巻いたり、登ったり、下りたりしながら行く。
道は踏み跡程度である。楽しい。


宝珠山

この道は、滑ったらヤバいわという場所や岩場には鎖もロープも付いていないので、余計楽しい。
登ったり、下りたりが続くが、宝珠山を過ぎると下りが多めになる感じである。
しかしアップダウンは相変わらず。


稜線はガスの中


これから下る尾根

下りごたえ満点。まあ1700m下るからね~


ハクサンコザクラ群落


アオノツガザクラ

千本峰手前に蝶が多くいた。
この手前くらいから、朝一で上がってきたパーティーとすれ違う。


ヒョウモンチョウ


アサギマダラ

昼頃には稜線上も晴れてきていた。


北股岳方面

日向はいよいよ暑いが、樹林帯は涼しくて良い。
休場の峰からは一気に下る感じであった。結構急である。
ここで単独姉さん上がってきたが、昼過ぎのこの時間どこへ行くのだろうか?


種蒔ノ池

池のある池ノ平辺りはまったりであるが、ここから一気に下ると桧山沢の吊り橋に出る。


吊り橋


桧山沢と大又沢出合

ここからは、沢の右岸を行き、林道に出て温身平の素敵なブナ林を抜け駐車地へ。
久々になかなかの下りでした。
天狗平ヒュッテでK氏にご挨拶して、梅花皮荘で温泉に浸かり帰路につく。


梅花皮荘

今回で随分とこの辺の地形概念がつかめた。
沢にスキーとまた訪れてみたい。





















北ア南部・常念岳(2857m)常念診療所2014

2014年07月30日 | 山岳医療
2014年7月28日(月)~29日(火)

山の診療所に行き始めてもう何年か?
昨年は下界の仕事が忙しく入ることが出来なかった。
今年は何とか調整して、空きのある28日に申し込んだ。

第1日目

天候:晴れのちガスのち晴れ

今日は晴れ予報。
暑くなる前に上がろうと早起きしようと思ったが、少し寝坊である。
それでも一ノ沢を6時40分に出発できた。
さすがに盛夏である。平日にもかかわらず、続々と登山者は行く。


一ノ沢登山口

いつもの通い慣れた道。サクサクと行く。
この日は、先の那須の旅で穴があいてしまったファイブテンのガイドテニーに代わり、
昨日新調した新型ガイドテニーの試し履きでもある。
初期型に比べたら少ししっかりした様な。。。
まずまずの履き心地である。
王滝、烏帽子沢、笠原沢と順調にいく。


笠原沢

クルマユリも所々咲いている。



胸突き八丁の上がるところには、まだ雪も多く残っていた。
先週まで雪渓通しに行った様だ。今は、普通に夏道上がる。


胸突き八丁のお花畑

最後の水場辺りでガスがかかってきた。


最後の水場

浮き石取り除いたりしながら、3時間3分で常念乗越へ。
年取ったか~。。。以前は3時間切れたが。
着いた時には、少しガスが晴れてくれた。



久々の小屋に挨拶し、診療所へ。
今回は私と学生さん4名である。昼食前にグリーンパトロールの方2名来たが、
そのうち1名は、下界の職場の先輩だった方であった。お互いびっくり。
昼食をとって久々に横通岳へ行ってみることにする。
ガスで景色は望めないが、お花を見に行く。


コマクサとタカネスミレ


ハクサンシャクナゲ

常念乗越の横通寄りには多くのコマクサが咲いていたが、激減していた。
そういえば、テン場がしっかりした木柵で囲まれている。
2年前にはなかった。それで、やたらテント張るので踏まれて減ってしまったのではないかと考える。
一人一張り?何だかな~ その結果これかと思うと呆れるのである。
それでも上に上がっていくと横通の斜面には多くのコマクサが。



この写真以外にも多くあった。
そして、横通意外とあっさり上がったな~と思ったら、多分一ノ俣の頭。。。
いよいよボケてきたな。


思い込み山頂

そういえば、登山道から離れてしばらく上がった様なと思い出す。
下山時には燕からの縦走者も増えてきた。
16時近くになってガスも幾分とれてきた。


常念にせピーク


松本平

夕方には患者さん2名来たが、いずれも大したことなくよかった。
今年小屋に入ったスタッフはお父さん2名は相変わらずだが、他は皆若く、小屋開け当初からいるとのこと。
夜もスタッフさん達の相談を聞いたりして過ごす。
そして、満天の星空を見て、爆睡~

第2日目

天候:晴れのちガス

今日も朝からピーカン。


朝焼けの槍


ご来光

素敵なご来光がみられた。各山々も見られたことと思う。
これは山頂行くしかないと、コーヒー一杯飲んで山頂へ向かう。


常念にせピーク方面

手ぶらでサクサク上がる。
にせピーク過ぎた所に雷鳥さん。


番の雷鳥さん

いつもの雷鳥の鳴きマネしようと思ったが、人が多く遠慮する。
しかし、綺麗です。360度大パノラマ。


山頂祠


北方向から槍穂までのパノラマ写真

白馬連峰始め、立山剱、裏銀座など綺麗に見られた。
一昨日までいた十石山から乗鞍、御嶽、中央、南、富士山とそれはもう大展望。
しばしノンビリする。
そしてお腹が空いた頃、小屋へ戻る。


登山道途中から小屋方面

皆で朝食済ませ、本日下る学生さんと記念撮影。


昨日からの診療所スタッフ

今日は、ヘリが何回かある様だ。そのうち1回は、診療所横の古い水タンクを下ろすとのこと。
そのお手伝いを少し。


下ろす準備

その前に1回人員輸送で1回上がってきた。


ピューマ

ラマは先日引退し、今はこのピューマが活躍している様だ。
乗越にあるテントを小屋スタッフと押さえる。



そして、次の便で食料品1回目と水タンクおろし。



既存タンク少し破損したが、無事に持って行ってくれた。
その前の食料品を私の誘導悪く、少し上に落としてしまった。
それがその後いい筋トレとなる(笑)
1回目の荷に1袋30kgの米が。。。頑張って一輪車の所まで運ぶ。
女子もパワフルに下ろしてくれた。
すみません。。。
2回目、3回目と午前中に食料品来る。
土用の丑なのでウナギも来た。
無事スタッフと運んで、昼食とって帰ることにした。
午後はさすがにガスかかり、ヘリは来てくれるだろうか。
そして、帰ろうと小屋を出た時に学校登山のガイドできたTaichi君に久々に再会。
昨日といい、久々の人と再会のある山旅である。

岩の位置覚えているので、サクサク下るが、たまにファイブテンのステルスソールを
過信してズルッと行く。自分の油断もあるが、けがの元である。
途中、抜きつ抜かれつの単独のお姉さんがいた。
なかなかの健脚である。お話聞いてみると、ナースさんとのこと。
来年の診療所へスカウトさせていただいた。
この日は、夜勤明けで日帰り登山とのこと。しかも関西方面から。
素晴らしいモチベーションである。

下りは、1時間40分とまずまずであった。私はやはり下りが強い。
心肺機能使わないので。
ここは本当にいいトレーニングもできる。

あとは、温泉浸かり汗を流し帰路につく。
温泉で、先に下った学生さんともバッタリであった。
そんな今回の山旅でした。






北ア南部・十石山(2525m)

2014年07月29日 | 山歩き
2014年7月26日(土)~27日(日)

昨年に引き続き、この時期に十石峠避難小屋へ。
今回の作業は、天水タンクの設置と3年前からやっているコマクサ管理である。

第1日目

天候:晴れ時々ガスのち晴れ

今日は、天気がいい。しかし、ここは山。昼頃になればガスが上がってくる。
暑くなる前に行きたいなと思ったが、少し寝坊。
駐車地にはすでに4台停まっていた。だいぶここも有名になってきた様だ?



唐松の一壁登り、湯沢平を行くと、結構新しめのクマさんのフンだ。


湯沢平


うんこ


ゴゼンタチバナとギンリョウソウ




モミジカラマツ

もうキノコさんも出てきたぞ~


アカジコ(地方名)

第二高点を過ぎた笹藪が左10m位でガサゴソ。。。
いましたね~クマさん。呼びかけると逃げて行きました。


森林限界間近

横には穂高と霞沢



この頃は山も綺麗に見えていました。



やっと稜線見えてきました。


ミヤマキンバイ


ベニバナイチゴ



小屋手前に、昨年より少なめの雪渓ありました。
ここから本日の水をとる。


サンカヨウ


チングルマとイワカガミ

小屋手前のお花畑は綺麗です。
この頃からガスかかってくる。


十石峠避難小屋


ミヤマキンポウゲ

とりあえずコマクサ見に行く。



昨年より増えた様に思います。新たな株もそこかしこに。
石囲いをつけて踏まれない様にします。


イワキキョウ

この花も好きな花の一つ。
ガスかかってきて少し肌寒い。
昼食とって、天水タンク設置。



これで夏から秋の水は確保できそうです。
そして、山頂へ向かう。


山頂方面


山頂から小屋


焼岳

笠ヶ岳は終始見えなかった。


ハイマツの中の山頂

今回は少し金山岩の方へ行ってみる。


ハクサンシャクナゲ


金山岩と乗鞍の嶺々

一休みして、夕陽を見る。




夕陽あたるコマクサ


ちょい焼け

夜は、新月と言うこともあり満天の星空であった。

第2日目

天候:曇り一時雨のち曇り

ご来光拝めず。
朝食とって、内部片付け、清掃して帰ることにする。



第2高点辺りで、寒冷前線通過により激降り。
第1高点くらいで止んできた。
途中3パーティー上がってきたが、1パーティーは引き返してきた。

乗鞍に寄り温泉&小屋の報告を済ませ帰路につく。

十石山~金山岩の登山道も整備したいと思ったので、いつかあちらから上がってみたい。



那須・三本槍岳(1917m)~朝日岳(1896m) 那須ツアー3日目

2014年07月22日 | 山歩き
2014年7月21日(月)海の日

天候:晴れ時々ガス

この日の朝は、綺麗に晴れ上がった。



谷には雲海が出来ていた。これがそのうち上がって来るであろう。
朝食をいただき、続々と皆さん出発していく。
今日は、何回かこの山域来ているが、未だ行っていない那須連山の最高峰、三本槍岳へ行ってみることにする。
三斗小屋から最短で稜線へ行ける、隠居倉を目指す。
温泉神社でお参りしてすぐに三斗小屋温泉の源泉地。


源泉地

もくもくと煙が上がっている。
この道、お花も綺麗である。


ヒメシャジン

少し急登を行くと1Pで隠居倉へ。ここは展望がいい。


隠居倉

この先に、テガタチドリ(チドリソウ)が多く咲いている。





景色もいい。


茶臼岳方面

隠居倉から20分くらいで熊見曽根という場所に出る。ここが那須連山の縦走路だ。
沢道具など詰まった荷物は重いので、ここにデポって三本槍を目指す。


1900m高点

1900m高点を過ぎると、清水平が見えてくる。


清水平と三本槍方面


清水平

清水平から溝状の道を行くと三本槍岳に到着する。
今日は晴れていたので、多くの登山者で賑わっていた。


三本槍岳山頂

ガスが上がってきており、展望はイマイチであった。


北側稜線方面

この辺もシャクナゲが綺麗に咲いていた。



少し休んで、すぐに戻ることにする。
荷物を持って、次のピーク朝日岳へ。


朝日岳ピーク

多くの登山者がいる。肩に荷物おいて山頂ピストン。


朝日岳山頂

この頃少しガスもとれた。
この辺来ると、少しアルパインチックとなる。


鎖の付いた登山道

朝日岳から程なく、峠の茶屋避難小屋へ。
今日は多くの人が来ている。


峠の茶屋

そして、一昨日来た道を戻る。


駐車場

駐車場もほぼいっぱいであった。

そして、いつもの那須温泉湯元鹿の湯で一汗流し、アジアンオールドバザールで飯&買い物して帰路につく。
途中、2カ所も事故渋滞に捕まり、いつもより時間かかっての帰宅となった。

2年ぶりの那須であったが、やはり山のいで湯が素敵である。
というか、好きなんだな~

那須・苦土川井戸沢~流石山(1822m) 那須ツアー2日目

2014年07月22日 | 沢登り
2014年7月20日(日)

天候:曇り時々晴れ一時雨

天候の不安定は継続しているものの、朝は雲が多いものの晴れている。
予定通り、沢登り決行。
この沢、もう3度目くらいだが、登れる滝多く楽しい。

朝食いただいてから7時発。
三斗小屋温泉から下って、苦土川へ出る。


苦土川本流

橋を渡るところに大型テントがあった。
人はいない様であった。
林道を少し行くと井戸沢出合。木製堰堤を左から越し、沢装備へ。


堰堤

平凡な河原を行くとF1登場


F1

右から登る。その先に核心のF2(15m)がある。


F2

右のカンテを行くと少しハングしたところに古いハーケンとしょっぱい残置スリング。
ここを越せば、あとはあっさり巻ける。
その後もそこそこの高さの滝が次々と登場し、飽きることはない。
水量もそこそこあり滝も迫力がある。







いずれも登れる。


タニウツギ

花もボチボチあり、目も楽しませてくれる。



この滝は左行けるが、初心者いればロープを出した方がいいかもしれない。
途中、しょっぱいハーケンもある。





この滝、左から斜めに上がる感じの滝を上がると二俣も近い。


ウサギギク


二俣

二俣は右を行く。その後もいくつか二俣現れるが、水量多い方へ行けば間違いない。



水量減っても、滝は次々登場。


ニッコウキスゲ

この頃ニッコウキスゲも現れる。大峠のニッコウキスゲも楽しみだ。


シナノキンバイ

シナノキンバイも多く、たまに群落をなしている。


トイ状滝

このトイ状が出てくると、源頭部も近い。


?の1

これなんでしょうか?
晴れ間も見えてまずまず。





もう源頭も近い。


最初の一滴

これ過ぎると、ガレになってくる。


源頭部

ガレを行くと笹藪の中に踏み跡がある。
ほとんどヤブコギなしで登山道に出る。


ハクサンフウロ


シャクナゲ

この稜線には、ハクサンフウロとシャクナゲが多い。そして、ニッコウキスゲである。


流石山山頂

登山道に出ると多くの登山者の方がいた。
この辺では珍しいと思っていると、どうも三倉山の開山祭があったようだ。
この頃からガスが巻き始める。
大峠山から滑りやすい道を行くと、峠手前でニッコウキスゲの群落である。







ちょっとお天気悪いのは残念であるが、花は綺麗に咲いていた。


シモツケソウ


大峠

会津中街道の要衝である。
この辺でだいぶ降ってきたが、沢で濡れているので大したことはない。
ここから、2時間弱で三斗小屋温泉へ戻る。
露天は、女子タイムであったので内湯で温まって、マッタリである。
すぐに温泉あるのはいいですね~

昨日16名くらいであったが、今日は3倍のお客さんがいるだろうか。けっこう混雑。
まあそれでもまだまだキャパあるので、温泉もそんなに混むこともなかった。
夜露天に行くと、星もでて貸し切り状態でのんびりであった。



那須・茶臼岳(1915m) 那須ツアー1日目

2014年07月22日 | 山歩き
2014年7月19日(土)~21日(月)

この三連休は、天気予報で言うほど悪くないんじゃないと言うことで、
昨年行けなかった三斗小屋温泉へ。

花でわからないもの、間違っているものはコメントなどでご教示ください。

第1日目

天候:曇り一時雨

金曜の晩出て、道の駅で車泊。
曇り空の中、峰の茶屋駐車場へ行った。
さすがに駐車場には、ほとんど車停まっておらず。空いていて良さそうだ。


ガスガスの峰の茶屋駐車場

ここはロープウェイでも行けるし、歩いてもたいしたことないので、晴れたらゲロ混みである。
しかしご覧の天気で空いていていい。


登山口

鳥居をくぐって、スタート。最初は樹林帯を少し。


シナノオトギリ


コメツツジ


クロマメノキ?

お花もそこそこ咲いている所を行くと火山の山らしい岩々の道を行く。
ガスはかかるが、雨はまだの様だ。


峠の茶屋避難小屋方面

たまにすれ違う人もいるが、ここにしては少ない。


茶臼岳

茶臼岳の北側を巻く様に行く。


峠の茶屋避難小屋

とりあえず、荷物デポって茶臼の山頂へ。
それでもボチボチ人は来ている。


茶臼岳三角点

三角点からすぐに山頂である。


山頂祠

いつもなら大勢の人を迎える山頂もひっそりと静まりかえっている。
この頃、ゴロゴロ君の音が聞こえてくる。


山頂標識

速攻下山!
途中で土砂降りきた~(笑)
ゴロゴロ君は音だけであるが、岩稜帯では恐ろしい。
荷物拾って、峠の茶屋から三斗小屋温泉方面へ逃げる。
樹林帯へ入って一安心。あとはのんびり三斗小屋温泉を目指す。


三斗小屋温泉煙草屋

いつもの煙草屋さんへチェックイン。
この頃には雨も止んでいた。
早速、露天風呂へ。煙草屋さんには露天風呂があるのが特徴である。






セルフ

いつものセルフですみません。
本当なら流石山から大倉山などの会津との国境稜線の山が見えるがガスの中。
この頃から青空も見え始めてきた。
夕食後には、先の稜線に夕焼けが。



内湯入ったりして、マッタリして爆睡。