亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

プロの大量売りに草の根的なアジア新興国の庶民の大量買い

2019年07月10日 22時27分43秒 | 金市場
本日の日経夕刊で見た記事に、中日ドラゴンズの公式応援団が球団側からの要請で、応援歌の中で「おまえ」という歌詞をやめてほしいとの要望を受け、使うのをやめたというのがあった。中日の応援団には別に好きにしてもらえればいいのだけれど、考えてみれば自分は結構「おまえ」という言葉を使っていると思う。もちろん親しい間柄でのことであって、結構使っているといっても自分の印象であって、実際の頻度は低い・・・・か。失礼 . . . 本文を読む
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米雇用統計を受けた売りは一巡、インド金の輸入関税突然の引き上げ

2019年07月09日 23時29分45秒 | 金市場
予想以上に強かった米雇用統計の影響が残る市場では、次の方向性を探る手掛かり探しが金市場のみならず市場全般で始まっている。この点で報じられているように今週は10-12日に年に2月回のパウエルFRB議長の議会証言が予定されている。また同じ10日には、先月の連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨が公表されることになっている。発表は日本時間では11日の早朝。FRBは先週5日に議会に提出する金融政策報告書 . . . 本文を読む
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ほどよい売りの材料になった6月の米雇用統計

2019年07月08日 17時19分22秒 | 金市場
先週末のNY金は、6月の米雇用統計にて前月比雇用者数の増加が予想比で大きく上振れとなり、大幅反落となった。独立記念日を挟んだ連休で薄商いと言いたいところだが、いったん動き出すとロボットトレードで取引量は増える。もともと前営業日に引値ベースで約6年2週間ぶりのカ月ぶりの高値水準(1420.90ドル)にあったことから、益出し売りのきっかけにはちょうど良かったということか。 景気動向を表すとされる前月 . . . 本文を読む
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株高、債券高、金高の気味の悪さはまさに過剰流動相場

2019年07月04日 21時29分54秒 | 金市場
期せずして米国と欧州の両中銀の人事をめぐる動きが、それでなくとも高まっていた金融緩和観測をさらに高め、独立記念日前の薄商いの中でNYダウに(ついに)史上最高値の更新をもたらし、NY金は引値ベースで2013年5月以来の戻り高値更新ということになった。 秋で任期の切れるドラギECB総裁の後任を含むEU関連の人選は、予定の日程で終わらず初日は深夜まで話し合ったうえで流会。政治談議は翌日の延長戦の上でや . . . 本文を読む
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NY金 セオリー通りの動きが現出 「三角保合いを上放れた後の初押しは買い」

2019年07月03日 20時04分14秒 | 金市場
結局1400ドル割れは1日で解消ということになった。米中貿易戦争の休戦というトランプ政権が主導した政治ショーでの株式市場の高揚感はわずか1日で終了。双方ともコアな要求は曲げられず、米中間に存在する溝の深さに向き合わざるを得ない状況に市場は我に返るといった展開に。 そこに加わったのが、米通商代表部(USTR)が2日に発表した、先に発表していた欧州連合(EU)への報復関税の検討対象に40億ドル(約4 . . . 本文を読む
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NY金は大幅反落となるも金ETFを通じた押し目買いの動きあり

2019年07月02日 23時53分44秒 | 金市場
米中両国間の通商戦争は「休戦」が決まり、歓迎ムードの株高が週明けに世界的に広がることになった。為替市場でもドルが全面高となりドル指数(DXY)は一時96.867と2週間ぶりの高値に上昇。警戒モードから一転した、リスクオン・センチメントの広がりの中でヘッジ目的の買い手の撤退を読んだ売りものが金市場では広がることになった。 週明け最初に開くアジア時間の寄り付きは、前週末比11.90ドル安の1401. . . . 本文を読む
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実のない政治ショーに踊る市場

2019年07月01日 22時14分02秒 | 金市場
一部を除いて週明けの金融市場は株式市場を中心に米中首脳会談後の米国側の発表を好感し、センチメント主導の上昇相場が現出することになった。米中は報じられているように通商協議の再開を決めた。そしてトランプ大統領はいわゆるディールの材料にしていた3000憶ドル相当の中国製品への追加関税(関税第4弾)の発動の先送りを決めた。ここまでは織り込み済み。みなそうなるであろうと思っていたこと。それでも株式市場を中心 . . . 本文を読む
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