引退

昨日、夜遅く家に帰ってきてから、見るとはなしにＦ－１中継を見ていたら、ミハエル・シューマッハが今期限りで引退するとのこと。

確か、シューが１８歳だったと思うけれど、ベネトンのＦ－１に乗り始めてから、ずっと応援してきたので、あれからもうずいぶん長い時間が経ったのだなあ──と感慨にふけってしまいました。

その頃は、アイルトン・セナとアラン・プロストの対決が話題になっていた時代で、その時分は夢中になってＦ－１を観ていた覚えがあります。

あの頃はレーサーといえば、金持ちの御曹司と決まっていて、セナなども大会社の御曹司でした。
そんななかで、レンガ職人の息子（貧乏人）であるシューマッハが、レーシングカートのチャンピオンになって、Ｆ－１にまで登り詰めて来たのです。

そして、セナの亡き後は、何度も世界チャンピオンになって、「皇帝」とまで呼ばれるようになりました。

君が両親のためにと、お城を買ったのは、君が幾つの時だっただろう。

あれから、もうずいぶんと長い時間が経ったのですね。
歌の文句じゃないけれど──あの頃、君は若かった──という気分です。

とりあえず、ミハエルさん、長い間ご苦労様でした。これから君がどんな人生を歩もうとしているのか知らないけれど、これからは、ゆっくりと人生を楽しんでください。