前日(9月22日)、岩手の源太ヶ岳に行ったばかり(記録はこちら)なのに、翌23日は地元の男鹿に出かけている。
天気が好くて勿体なかったから、そしてある花を見たかったからだ
(24日以降はしばらく天気が崩れてどこにも行けそうにない)。
夜明け頃、出戸浜海岸から見た男鹿半島。
左が男鹿三山(今日登る毛無山は左側の平らなお山)、右が寒風山。
鵜ノ崎海岸から見た毛無山
この日は朝早いので、誰も居なかった。いつもの五社堂に登る石段。
石段の右に脇道が有る。この日は脇道の方を歩くことにした。すると
十歩も歩かないうちにアサギマダラに遭遇した。
今回、訪花していたのはヒヨドリバナだった。
その後もアサギマダラには何匹も遭っている。
訪花の対象は、タムラソウやトガヒゴタイといろいろだったが、いずれもキク科の花ばかり。
しかし中腹ではサラシナショウマ(キンポウゲ科)にたかっていた。
この花で見るのは初めてだった。
サラシナショウマにたかるアサギマダラを三枚。
その一。
そのニ。
その三。
近くにトリカブトもいっぱい咲いていたが、さすがにこの花にはたかってなかった。
男鹿は12日に行ったばかり(記録はこちら)なのに、23日にも行ったのはトリカブトの花を見たかったからだ。
12日はまだ蕾ばかりだったが、23日は多くの株で咲き揃っていた。
トリカブトは秋田の多くの山で普通に見られるが、前日行った岩手の源太ヶ岳には皆無だった。
男鹿には割と多いようで山麓の五社堂のあたりから山頂まで切れ目なく生えている。
23日は中腹より上が見頃だった。他に咲いていた花も加えておく。
オクトリカブト
オクトリカブト
オクトリカブト タムラソウ。蝶のオマケつき。
ミヤマセンキュウ。花にはヒョウモンチョウ? ミヤマセンキュウ。葉にはキアゲハ幼虫。
この日はアサギマダラ以外の蝶にも縁のある日だった。
他に見た地味な草花や草の実。
イヌドウナだろうか。
山菜の王者とも言われるモミジガサ(シドケ)。 ルイヨウショウマの実
ミズヒキ二景。
ミズヒキにオクトリカブト
ミズヒキとハナタデ?の混生
ギンリョウソウモドキ(アキノギンリョウソウ) マントカラカサタケ
今年の秋はキノコが少なかった。今回出会ったのはこれ一本だけ。ただし傘の径は20センチ近くあった。
キノコに詳しい友人によると、マントカラカサタケではないかとのこと
(その後、別の方から、食菌のカラカサタケではないか、マントカラカサタケは有毒とのご指摘を頂きました。キノコは難しいですね)。
秋なので木の実も豊富になって来た。
たぶんミヤマガマズミ
サンショウの実
たぶんツリバナ
これはわからない。ただし近くで春、白い小さな梅ののような花が咲いていたように記憶している。
樹木に詳しい友人によると、アズキナシ(バラ科)ではないかとのこと。
これらは木ではない。
つる草。ヒヨドリジョウゴ。 ツルアリドオシの実。
今日の毛無山は蝶や木の実で十分だ。
山頂部まで行かず、中腹で引き返し、その後は男鹿にある別の山に行くことにした。
「寒風山」に続く。
少し「キノコ」が気になったので‥失礼いたします
マントカラカサと書かれていますが、これは只の「カラカサタケ」
マントカラカサ茸は色も白く傘の峰にミルククラウンの様な
突起が出ます。更にマント・・・は毒キノコですがこの
カラカサ茸は食用です。傘を天婦羅にしたりすると美味しいですよ
余計な事だったかも知れませんね 失礼足しました
毎日、楽しみに拝見させて頂きます
植物の名前は割と詳しいつもりですが、こと樹木やイネ科、コケ、キノコなどは暗く、全くお手上げです。
さいわいface book等にアップすると詳しい方々がいろいろ教えてくれるので、それに基づいてこちらにも記載しております。
きまぐれ親父様からもご指摘があったような形に訂正を入れさせていただきます。
フジバカマヤ、ヒヨドリソウに来るとは、聞いてますが、
そうでない、お花にも来るんですね@@
3大毒と聞いてますが、トリカブトの色、大好きです(^^;
お花の名前の詳しいことに、いつも感心しながら見せていただいてます。
「アサギマダラ=ヒヨドリバナ系」という神話?は今回崩れました。
男鹿に限ってのことかもしれませんが、実にいろんな花を訪れ、蜜を吸っておりました。
男鹿半島は私にとっては宝箱(玉手箱)のような場所です。10月中旬はまだ行ってないので、可能ならば明日も行って見ようと思ってます。