9月23日は、毛無山(こちら)の後に近くの寒風山にも寄ってみた。
この山は標高355mと低いが、一応、火山だ。
山頂まで車で上がれるので登山の対象にはならないが、花は豊富で、特に他の山で花が終わる秋に花が多くなる。
寒風山は火山。足下の平原は大火口(カルデラ)。左が山頂、右が姫ヶ岳。
オガフウロは男鹿の固有種で寒風山と西海岸で見られる。
一時、ハマフウロや高山植物のハクサンフウロと同一と看做されたが、
最近、出版された改訂新版・日本の野生植物(平凡社)では種として復活していた。
オガフウロとツリガネニンジンのお花畑
男鹿の固有種、オガフウロをアップで二枚。
ツリガネニンジン アキノキリンソウ
この山は定期的に草刈り、ときに火入れで草原が維持されている。
草原の様子
ヤマハギ 花後のヤマユリ
ヤマユリはうまく残して草刈りがなされている。
眺めも大変良いお山だ。
秋田市方面の眺め。視程が良ければ、海上越しに鳥海山が見える。
船川港を望む。
男鹿三山を望む。左から毛無山、本山、真山。
アオモリアザミ(オオノアザミ) シラヤマギク
このアザミは男鹿三山には無いのに、寒風山にはうじゃうじゃ生えている。
ユウガギク
カセンソウ タムラソウ
この山にはオミナエシも多いが、既に盛りは過ぎていた。
アオツヅラフジの実 ウメバチソウ
アオツヅラフジはつる性の木、滅多にお目にかかれない植物で、私はここでしか見たことがない。
ウメバチソウが咲き出していた。この後、センブリが咲くと、秋の花は勢ぞろいとなる。
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