何を思ったか、8月26日は宮城山形県境にあるハゲかむろ(禿岳、1261m)に向かった。
早朝の秋田県内は雲ひとつない晴天だった。
朝5時半頃、秋田市から禿岳に向かう途中、横手市十文字から見た鳥海山。
それなのに鬼首峠の長いトンネルを抜けて宮城県に入り、鬼首高原に着いたら、濃霧で何も見えない。
禿岳の登山口にあたる花立峠(標高796m)まで上がったら、濃霧ゾーンを突き抜けたようで眩い青空が広がった。
そして足元には素晴らしい雲海が。
これは全く予想も期待もしてなかっただけに凄い拾い物をしたような気分。
鬼首カルデラの雲海には感動した。
南東の大柴山(鳴子温泉)方面を望む。
東側、鬼首温泉方面。
北東、荒雄岳方面。左奥に栗駒山。
雲海越しの栗駒山
今回、登った禿岳(1261m)は歩き始めの花立峠の標高が796mなので標高差は僅か465m、コースタイムは約二時間となっている。ところが今日は山麓の気温が猛暑日になったせいか、かなり厳しい登山となった。特に四合目付近の登りはしんどかった。何度立ち止まり休んだことか。結局、山頂まで二時間40分もかかってしまった。体力の衰えもあるだろうが、今日の暑さは尋常ではなかった(稜線も山頂も無風)。
花立峠から見た禿岳
今回の非合法マップ
今回の禿岳、花は格別期待してなかったのだが、花立峠から歩き出したらすぐ、
咲き出したばかりのオオナンバンギセルと古くなったマルバキンレイカを見つけた。
オオナンバンギセル
マルバキンレイカ
オトコエシ このアザミは何だろう。
今日は山形県側も雲海になっていた。遠く霞むのは月山。
一合目から樹林帯になる。
林の中に入ってしまうと、花は激減、アケボノシュスランがちらほら咲いてる程度。
カメバヒキオコシ アケボノシュスラン
日照り続きのせいかキノコも少なかった。小蝿がいっぱい集っていた。
四合目の近く
今日の四合目付近の道は尋常でなく厳しかった。
朝の雲海は三十分ほどで晴れて来た。
途中からの鬼首カルデラの眺めは素晴らしかったが、今日の稜線は無風だった。
向町盆地(こちらもカルデラ)の眺め。奥には葉山と月山。
上の方に行っても花は少なく、このお山、やはり展望の山だなと感じた。
上の方で見たリョウブとヨツバヒヨドリ
ゴマナと栗駒山 イワイチョウ
ミヤマアキノキリンソウ
2時間40分もかかってやっと山頂。
山頂標 山頂標のお供え物は「むすび丸」という宮城のゆるキャラ。
「晩夏の禿岳に何を見た?(2)」に続く。
泊りがけで山に登ることが無いせいか、雲海に出くわすことは稀ですが、何度も出かけているとこんなこともあるんですね。
湯ノ丸高原や池の平もいいところですね。また行ってみたいです。
https://blog.goo.ne.jp/mouura2/e/7383f0e3d676d2ba14d34472ce2a9fde
禿岳は花は少ないのですが、展望は凄い処です。
続編の(2)の方もどうぞご覧ください。
多分花はあまりないと思います、何かとであえれば幸せです。桟敷山小桟敷山、高峰高原、できるだけ平らな楽なところと考えています。鹿の被害大変です。山の庭もあまり囲いたくないし鹿は先住者だし山野草植えたところにネットで囲っています。よる鹿が庭を歩いています。高原ロッジ、高原ヒュッテ、音楽堂あたり時々見れます。またお出かけを