(本頁は「晩夏の禿岳に何を見た?(1)」の続きです。)
禿岳に登ったのは、山頂からの展望が目的だった。
このお山、地理的な位置の関係もあり、他の山々の眺めがとても好い。
そのためには晴れていて、しかも視程の良い日がベストだ。
天気予報を見ていたら、26日の朝辺りが良さそうだったので、この日、決行した。
そして山頂に着いたら、予想通り、神室連峰の間から鳥海山が見えた。他の山々も概ねよく見えた。
ところが下界は猛暑日なのに山頂は涼風どころか無風、あまりの暑さに私自身も消耗してしまい、
山頂に一度腰かけたら、目眩がしてしばらく立ち上がることが出来なかった。
神室連峰南半分と鳥海山。左から火打岳、小又山、鳥海山、天狗森。
神室連峰主要部分と鳥海山。左から小又山、鳥海山、天狗森、神室山。
小又山と天狗森の間から見た鳥海山を二枚。
鳥海山が入ってる写真は腰かける直前に撮ったもの。
腰かけている間に鳥海山は雲に包まれてしまった。見えていたのは僅か五分間くらいだった。
よってこの日、鳥海山を見た登山者は私とそのすぐ後に到着したご夫婦の三人だけ。
山岳展望と言うのはタイミングだ。
神室山をアップで。
火打岳をアップで。
火打岳は3000m級、南アルプスのようにどっしりした風格だが、高さは1238mしかない。
秋田側の地味な山々を幾つか。
秋田の山伏岳(1316m)をアップで。
山伏岳と高松岳、そして虎毛山。
虎毛山はすぐ北隣なのに、
禿岳の北に連なる1259m峰が前面にあるため、ちょっと見えにくい。
1259m峰越しに虎毛山(1433m)
虎毛山や栗駒山など。
須金岳越しに焼石岳が見えた。
栗駒山はほぼ全体が見える。
カルデラ越しに見た栗駒山
栗駒山をアップで。
左側に突き出したのは秣岳。
鬼首カルデラの眺め。
【参考】カルデラの位置図
南側の展望。
泉ヶ岳や船形山方面
遠く蔵王山やその北側の山々
最後に西側、月山。
下山してからの山岳風景と山麓の花を少し。
鬼首高原から禿岳を仰ぐ。
鬼首高原から須金岳を仰ぐ。
テンニンソウ
オタカラコウ
以上。
私は2回しか見たことないです。
鳥海山と、七時雨山(岩手)で。本当に感動しました♪
いつも広大な山々と、たくさんのお花を楽しみに、見せて頂いてます。
熱中症になりかけた様ですが、無事に下山でき、良かったですね。
本当に健脚な方だなぁと、いつも感心しています。
雲海は私もなかなか遭遇しません。最近では、今回を除けば、2016年の月山くらいでしょうか。
https://blog.goo.ne.jp/mouura2/e/0a8a0e027b96fb88139982323ecc53f5
共通点は早朝と近くに盆地があることですね。
熱中症対策は持病(糖尿病)の主治医からもうるさく言われており、
いつも大量の水を担いで塩飴を舐めつつ歩くのですが、暑い時期はやはり難しいです。水は我慢せず、こまめに補給すべきです。
このタイミングがうまく行かず、毎年、最低一回はヤバい目に遭ってます。
下界で30℃超で山の上に行っても晴れて無風の日や、前日まで雨で空中湿度の高い日は特に注意ですね。