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絶えぬ”虐待死”

2018年03月08日 | 社会・経済

目黒5歳虐待死 

児相が「指導措置」解除 転居前の香川で

.  毎日新聞2018年3月5日

  東京都目黒区の船戸結愛(ゆあ)ちゃん(5)が父親に虐待され死亡した事件で、家族が以前住んでいた香川県の児童相談所「西部子ども相談センター」が1月に児童福祉法に基づく指導措置を解除していたことが、都などへの取材で明らかになった。専門家は「香川の児相が警戒レベルを下げたため、転居先の児相の危機感が薄れた可能性がある」と指摘する。

  都などによると、傷害容疑で逮捕された父親の雄大容疑者(33)の一家は香川県善通寺市で生活していた。同県の児相は2016~17年に虐待の疑いで2度にわたり結愛ちゃんを一時保護した。17年8月には医師が顔や足にあざがあるのを見つけて通報。結愛ちゃんは「パパに蹴られた」と説明したが保護されなかった。

  児相は一家に同法に基づく指導措置を取っていた。保護者は児童福祉司による指導を受けなければならず、従わない場合は子供を施設に一時保護されたり、強制入所させられたりする。しかし、この措置は今年1月4日に解除された。昨年12月に雄大容疑者が単身で東京に転居したため危険性が薄らいだと判断したとみられる。

  結愛ちゃんらは1月に東京へ転居し、雄大容疑者と同居を再開。香川県の児相から連絡を受けた品川児相の職員2人が訪問したが、母親は「会わせたくない」と拒んだという。

  品川児相は「指導措置が解除されるなどしており、立ち入り調査が必要なほど危険だと判断できなかった」と説明。香川県の児相の久利文代所長は「個人情報に関わるので取材には応じない。対応は適切だった」としている。【深津誠、山本佳孝、潟見雄大】

 NPO理事長「考えられない対応」

  虐待防止に取り組む認定NPO「チャイルドファーストジャパン」の山田不二子理事長は1月に香川県の児相が指導措置を解除したことについて「2度も一時保護が取られている家庭であり、通常は考えられない対応」と指摘する。

  元大阪市中央児童相談所長でNPO「児童虐待防止協会」の津崎哲郎理事長は品川児相の対応も問題視する。「虐待の危険度が高い親ほど、子どもを職員に会わせたがらない。緊急性、危険性が高いと判断し、すぐに再訪問すべきだった。危機感に欠けていたと言わざるを得ない」としている。【春増翔太】

 


 

 結愛ちゃんが身体的虐待だけでなく、食事を十分に与えないなどのネグレクト(育児放棄)も受けていたようだ。

  司法解剖の結果、結愛ちゃんの体重は同じ年頃の平均体重(約18キロ)を下回る約12キロ。やせ細ってあばら骨が浮き、十分な栄養が摂取できていない状態だったという。自宅の冷蔵庫の前には棚のようなものが置かれ、子供が簡単に開けられないようになっていたという。

 痣もありやせ細った身体を見て保護しなかったのは、やはり落ち度と言わざるを得ない。

 


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