里の家ファーム

無農薬・無化学肥料・不耕起の甘いミニトマトがメインです。
園地を開放しております。
自然の中に身を置いてみませんか?

小学生の「問題行動」増加。

2017年10月27日 | 教育・学校

文科省

小学生暴力最多 10年で6倍 感情抑えられず 

毎日新聞2017年10月26日

 文部科学省が26日に結果を公表した2016年度の問題行動・不登校調査で、小学校ではいじめの認知件数だけでなく、暴力行為件数と不登校の児童数も過去最多となった。いずれも低年齢化が進んでいる。学校現場からは感情を抑える力やコミュニケーション能力が低下し、児童同士のトラブルが急増していると指摘する声が上がっている。

 全国の国公私立小学校で起きた暴力行為は前年度比33.8%増の2万2847件で、10年前の06年度(3803件)の6倍になった。いじめの認知件数は10年前の4倍で、暴力行為が急激に増えていることがうかがえる。

 暴力行為の件数は学年が上がるにつれて増えるが、前年度からの増加率は1年が58.5%、2年が38.0%、3年が41.6%と低学年で高かった。内容は「児童間」が69.2%で最も多く、「対教師」が15.9%、「器物損壊」が13.5%と続いた。

 一方、病気や経済的理由以外の要因で年間30日以上欠席した「不登校」の児童は前年度比12.9%増の3万1151人。4年連続で増加し、12年から1万人増えた。年間授業日数の半数に近い90日以上休んだ児童が44.1%を占める。

 不登校の児童数も学年が上がるとともに増えるが、増加率が最も高いのは2年の21.9%で、低学年が高い。要因は「友人関係」が18.4%で、「家庭状況」(52.1%)に次いで多かった。

 文科省によると、暴力行為のきっかけは「休み時間の遊びで口論になった」「授業やテストの間違いをからかわれた」などが多いという。東京都内の公立小の校長は「感情をコントロールできず、言葉よりも先に手が出てしまう児童が増えた。児童同士の小競り合いは毎日のように起きている」と明かす。

 スマートフォンの普及がコミュニケーション能力の低下につながっていると見る専門家もいる。総務省の調査では、スマホを持つ6~12歳は13年に17.9%だったが、16年は33.8%になった。

 公立校でスクールカウンセラーを務める諸富祥彦・明治大教授(心理学)は「児童の間でもLINE(ライン)など短文メッセージのやり取りに慣れてしまい、語彙(ごい)が不足して話し合いで解決できなくなっている。メッセージで悪口を言われたり、無視されたりすることが不登校のきっかけにもなる」と指摘している。【伊澤拓也

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。