道内の記録的寒さ

北極の寒気分裂｢極渦崩壊｣　道内上空に　温暖化が原因

道新　02/09

 

 

 

　道内が記録的な寒さとなったのは、非常に冷たい空気を伴う北極付近の低気圧「極渦（きょくうず）」が乱れ、「極渦崩壊」と呼ばれる分裂現象が起き、北極の寒気が北海道上空に流れ込んだためだ。１月下旬、北米に大寒波をもたらした現象と同じで、専門家は「地球温暖化の影響で、北極の寒気が南下しやすくなっている可能性がある」とみている。

　北極の数千メートル上空では氷点下５０度以下の寒気が渦を巻き、極渦をつくっている。北大の山崎孝治名誉教授（気象学）によると、１月下旬、この極渦が二つに分かれて南下した＝イラスト＝。

一つは北米に流れ込み、米中西部のミネソタ州では氷点下４１度を記録。各地で死者も出るなど米国は記録的寒波に襲われた。もう一つはシベリアを経て北海道上空に流入し、今回の寒さをもたらした。

　山崎名誉教授は「温暖化により北極域の海氷が減少している。海からの暖かい空気が北極の大気に触れることで極渦は乱れ、崩壊に伴う寒気が日本を含む中緯度に流れ込みやすくなっている、と考えられる」と指摘する。

　極渦崩壊は一般的に年に数回起こる。今回が記録的寒さとなった要因について、札幌管区気象台は「極渦がシベリア上空を通った際に寒気が蓄積された」とみる。極渦は今後、偏西風によって東へ抜ける見込み。（吉田隆久）

 

 

 　最低気温は―15度くらいで、それほどでもないのですが、日中の最高気温もさほど上がらず、寒いのです。

 

江部乙の様子

 

 

 

 

　昨年の台風で倒された大きな木、沼の真ん中に横たわっています。ちょうど寒波襲来ということで、氷の上を歩いて枝を切り取っているところです。雪が断熱効果を発揮しているようで、踏みつけるとシャーベット状になるのですが、外気に触れるとすぐコチンコチンの氷になってしまいます。でもあまり気持ちのいいものではありません。割れませんよに！落ちませんように！