里の家ファーム

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コクワ(サルナシ)

2015年09月13日 | 野菜・花・植物

 名前の由来は、「猿が好んで食べる梨のような実」と言われているが、地方によっていろいろな呼び方がある。北海道では、「こくわ」と呼ばれています。

 栄養価が大変高く、「不老不死の果実」とも言われています。

特にビタミンCが豊富(レモンの10倍)で、白血球の働きを助け免疫力を高め、風邪やガン予防が期待されます。

ミネラルも大量に含み、ゲルマニウム・セレン・タンニンを含むことから抗酸化作用があり、アンチエイジング食品として、また、がん予防効果にも注目されています。
カルシウム、ナトリウム、ベーターカロチン、ビタミンB2、Eなどを含む。

果糖、ベントーズ、アラビノガラクタン(アラビノースとガラクトースが結合した多糖類。これは、ダイズや微生物の細胞壁から得られ、また高い保湿性能や食感改良性能、氷結防止性能があるため、食品添加物としても使われています。 免疫力を上げる作用や、腸の中の善玉菌を増加させ、便通をよくする効果があるとされています。)などのほか、蛋白質分解酵素を大量に含み、疲労回復、滋養強壮、整腸作用、補血などの効果があり、優秀な健康食品です。

ルテインはベータカロテンやリコペン(リコピン)等と同じ、カロテノイド色素の一種です。ヒトは体内でルテインを合成することができませんので、食べ物から摂取する必要があります。
ルテインは、人体では目の水晶体(レンズ)や網膜の黄斑部に存在することが知られています。有害な青色光を吸収する作用と抗酸化作用により、水晶体や網膜を守る大切な働きを担っています。実際に、ルテインを積極的に摂取することにより、高齢者の失明の原因になる白内障や黄斑変性症の予防効果があることが報告されています。白内障や黄斑変性症は、いずれも有効な治療法がありませんので予防することが特に大切です。ルテインの含有量はフルーツの中でも抜き出ており、白内障や加齢性黄斑変性症の予防効果があるといわれています。

ベータカロテンも多く含みますが、このベータカロテンは生体内でビタミンAに変換されます。ビタミンAは、目の網膜でのロドプシンの合成に用いられ、視覚を正常に保ちます。ルテインとベータカロテンとのダブル効果 により、目の健康を保つために最適なフルーツと言えます.

 生食・・・・・手軽で甘くて美味しいのでお勧めです。香りも楽しめます。一日5個ぐ   らいを生食すると、天然酵素の働きで細胞を強化し消化を促進する。病原菌に対しての 抵抗力を高める効果もあります。

果実酒として・・・・・冷蔵庫で作るとビタミンCの分解が抑えられ、ビタミンC豊富な果実酒になります。

 ジャムとして ・・・・・ルテインやベータカロテンは熱に強いので、ジャムに加工しても機能性は期待できます。ただし、クロロフィルは化学変化を起こしますので、きれいな緑色は保たれません。

 (注意)アクチニジンが豊富ですので、生のままではゼラチンが分解されます。ゼリーを作るときには、寒天やカラギーナンなどのゲル化剤を用いてください。

 また、ビタミンCやビタミンEは毛細血管を広げて血行をよくしてくれるため、更年期の症状を軽くしてもくれるそうだ。

 と多種多様で、古来より不老長寿の果実として珍重されていた事も頷ける。

これを使った加工食品としてはさるなしジャムの他にジュース・ワイン・リキュール・酒・ハーブティーなどの飲食物の他、シフォンケーキ・クッキー・アイスクリーム・ゼリー・ようかんなどにも加工され販売されてます。

 また近年の研究で、サルナシの成分にIgE抗体を抑える働きがあることが発見され、現在注目を浴びています。アレルギー反応は、IgE抗体が増え過ぎてしまったことにより、抗原(花粉、ダニ、アレルギーを引き起こす原因物質)と結びつき、くしゃみや鼻水等のアレルギー反応を起こします。このIgE抗体をサルナシは抑えることができるのです。さらに自然食品ですので、ステロイドなどが含まれておらず、副作用の心配も全くありません。
(出典 HP魚沼山菜農園 北里大学保健衛生専門学院 サルナシの卵白アルブミン誘発アレルギー モデルマウスに対するアレルギー抑制作用)

 

 蔓(つる)は腐りにくく丈夫で、色々な細工に使われている。
徳島県の「祖谷のかずら橋」はサルナシの蔓で作られている。

なるほど!これは優れものですわ!!



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