里の家ファーム

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「エイプリルフール」に思う。

2020年04月01日 | 社会・経済

中村敦夫 怒りん坊の閻魔堂会議 
悪事を重ねて栄転しよう!嘘は一度つくと止まらなくなるぞ
  日刊ゲンダイDIGITAL 2020/03/31


閻魔大王は、悪党どもを一気のみして、胃の具合が悪いと嘆いておられる。この国の不正腐敗はとどまるどころか、政府や行政のトップが、髑髏マークの黒旗を振って暴走じゃ。

 森友学園問題に関しては、近畿財務局から自殺者が出た。赤木氏である。上司たちから公文書改ざんを強要され、抵抗及ばず手を汚した。揚げ句、犯人呼ばわりされ、死の抗議に至った。その後、上司たちは全員が上級職へ栄転した。検察は遺書を保持していたが、公開を避けた。あまりの不健全さに、赤木夫人が再調査を要求して立ち上がった。

 これに対し、当事者の安倍と麻生は「再調査はしない」と声を揃えた。「あなたたちは、調査される側の人間ですよ」、すかさず、赤木夫人が切り返した。まったくその通りじゃ。
さて、この問題の本質は、国有地の払い下げ事情であり、公文書改ざんはそこから発生したサブテーマである。核心はあくまで、首相とアキレ夫人、籠池夫妻による国有地の横領事件ということ。なぜ、こうなっちまったのか。
まず、籠池という男は、政治家や役人に詐欺まがいの話をもちかけるゴロツキである。この種の人間は、自分にハクをつけるため、いかがわしい国粋主義を吹聴する。「悪党が最後に逃げ込む先は、愛国心」という標語さえある。

 さて、次は安倍の方だが、この男の目立ちたがりは病的である。TVに映るためには、五輪誘致でぬいぐるみを着たり、突然、吉本の舞台に駆けつけたりする。周囲がシラけると、トランプの尻を追いかけ、自分が大物だと見えをはる。国際政治家を気取って、どこでもアキレ夫人を連れ回す。今度はそれが仇となった。
 もともと確固たる政治理念もないので、とりあえず、祖父ゆずりの「改憲」にしがみつき、籠池程度の人間と意気投合する。籠池の幼稚園では、園児に教育勅語を教えていると聞き、夫婦で感動。アキレ夫人を建設予定の小学校校長にするプランも出た。舞い上がった首相夫婦は、籠池応援を約束。最後は、夫人付の忖度女性官僚(現在イタリアの日本大使館に“逃亡中”)が、国有地の値引きを財務省に打診!
安倍は後に、国会でこの事実を否定したが、公文書に記録が残っていた。気がついた財務省が、組織ぐるみの改ざんに走った。

 でもなあ、嘘は一度つくと止まらなくなるぞ。


エイプリルフールに限ったことであったであろう。しかも、ちょっとユーモラスで知的なものだった。それが日常化してしまい、ひとを死に追いやるまでになってしまった。

嘘だろ!嘘だろ!
こんな人が支持率40㌫超えなんて・・・・・