里の家ファーム

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ハイル、安倍!

2017年03月24日 | 社会・経済

天皇気取り、安倍首相が防衛大卒業式で「軍人勅諭」ばり訓示! 「私の目と耳になれ」「私との紐帯が安全に直結」

                                                                         リテラ 2017.03.22

 

 安倍首相は政治的野心のために振り回され続ける現地の自衛隊員たちを、いったいなんだと思っているのか。つまるところ、この宰相にとって、自衛隊というのは私的な“マッチョ願望”を成就させる政治的玩具でしかないのではないか。とくに、今月19日に行われた防衛大学校の卒業式での安倍首相の訓示を見れば、安倍が自衛隊を“私物化”しているのは間違いないだろう。

 実は安倍首相は、昨年の防衛大卒業式でも、わずか十数分のスピーチの間に4回も自らを「最高指揮官」と誇らしげに呼んでいた。が、今年はこれをさらに増やし、実に6回も自分は「最高指揮官」であると繰り返した。しかも、心底恐怖を感じざるを得ないのは、こんなセリフを口にしたことだ。

「警戒監視や情報収集に当たる部隊は、私の目であり耳であります」

「つまり、最前線の現場にあって指揮をとる諸君と、最高指揮官である私との意思疎通の円滑さ、紐帯の強さが、我が国の安全に直結する。日本の国益につながっています」

「そして将来、諸君の中から最高指揮官たる内閣総理大臣の片腕となって、その重要な意思決定を支える人材が出てきてくれる日を楽しみにしています」

 自衛隊員に向かって恥ずかしげもなく「私とのつながりの強さ」が安全の基準だと断言し、「私の目であり耳」「片腕」などとのたまう。「国民の」ではなく「私の」と言明しているのがポイントで、これこそまさに、安倍晋三が自衛隊を私兵として見ていることの証明だろう。

というか、その口ぶりは、まるで戦前の「軍人勅諭」だ。〈我国の軍隊は世々天皇の統率し給う所にそある〉から始まる軍人勅諭は、山縣有朋が発意し、1882年に明治天皇の名で下されたもの。少年兵に至るまで暗記・暗唱を徹底され、教育勅語とともに国民の規範とされた。平たく言えば、日本の軍隊が「皇軍」であることを宣言し、国民に命を捧げさせる軍国主義教育のツールである。とりわけ五カ条の訓諭の筆頭にあたる「忠節」の項目は有名で、そのなかの〈義は山嶽よりも重く死は鴻毛よりも軽しと覚悟せよ〉は、戦前・戦中日本で国民が強要された精神性を端的に物語っている。

 そして、軍人勅諭の長い前文にはこんな一節がある。〈朕は汝等軍人の大元帥なるそされは朕は汝等を股肱と頼み汝等は朕を頭首と仰きてそ其親は特に深かるへき〉。天皇である朕は、お前たち軍人の大元帥である。であるから、朕はお前たちが朕の手足として働くよう頼む。お前たちは朕を頭であるのように仰げ。朕とお前たちの親しみはさらに深くなるだろう。──そういう意味だ。

 防衛大学校での安倍首相の訓示は、まさに実力部隊を「私の目であり手」「片腕」と宣言したことや、安倍個人との「紐帯の強さ」を強調した点において、戦前の軍人勅諭を踏襲しているようにしか思えない。

 しかも、これは安倍首相の精神性だけの問題ではない。毎日新聞も17日付で報じているように、第二次安倍政権の2014年以降、防衛大の卒業式では任官拒否者の“締め出し”を行うようになった。実際、昨年の卒業式では任官を拒否した学生らは出席を許されず、私服に着替えて裏門から帰宅させされた。つまり安倍首相の“手足”とならない者は、徹底して排除し、差別的に扱う。それが政権の方針なのだ。

 そう考えると、冒頭で述べた南スーダンPKOをめぐって日報隠蔽が起きたのも、シビリアンコントロールの欠如ということではなく、むしろ逆なのかもしれない。

 というのも、今回の日報隠蔽はそもそも官邸の意向を受けてのものではないか、という見方が流れているからだ。事実、「戦闘」の事実が記された日報を隠すことは自衛隊にとってなんのメリットもなく、助かったのは憲法違反と判断ミスを隠すことができた安倍官邸のほうだった。

 つまり、主要官庁に対しては、担当大臣を飛び越えて直接コントロールしている官邸がこのケースでも、稲田防衛相の頭越しに隠蔽指示をしたのではないか。そこまでではなくても、制服組が安倍政権の“PKO派遣維持と駆けつけ警護付与”との意向を忖度して、隠蔽に走った可能性は非常に高い。

 言い換えれば、自衛隊上層部はすでに“軍隊は私の手足である”と誇示する安倍首相のファシズム的発想に完全に侵されているのである。

 安倍首相は防衛大卒業式の訓示のなかで、自衛隊の役割をさらに拡大させていくことを宣言したうえで、「自らの手で自らを守る気概なき国を誰も守ってくれるはずがない」と凄んだが、陳腐な仮想敵国脅威論に騙されてはいけない。

 安倍首相はかつて、雑誌の対談でこう語っていた。「わが国の領土と領海は私たち自身が血を流してでも護り抜くという決意を示さなければなりません。(略)まず日本人が命をかけなければ、若い米軍の兵士の命もかけてくれません」。ためらいもなく“日本人は血を流せ”と号令をかける、そういう感覚の人間が自衛隊の「最高指揮官」であるべきなのか。私たちはよくよく考えてみるべきだ。(宮島みつや)


これが事実なら、「首相も国会議員も辞める」。

2017年03月24日 | 社会・経済

安倍辞任必至? 籠池理事長が昭恵夫人付役人から「予算化を調整中」の報告を受けたと証言、物証のFAXも存在

 

                                                                     リテラ  2017.03.23

 

   とんでもない爆弾証言が出てきた。先ほど終わった衆院予算委員会での学校法人森友学園の籠池泰典理事長の証人喚問だが、午前の参院での証言で出てきた「平成27年11月17日に総理夫人付タニサエコさんからいただいたファクス」について、衆院でさらなる詳細が発覚した。

 午前の証人喚問での籠池理事長の話によると、平成27(2015)年5月29日に定期借地契約を締結し、その土地の買い受け特約が10年だったが「もっと長い期間へ変更できないか」との思いから「私たちの教育理念に賛同している昭恵夫人に助けをいただこう」と考え、同年10月に昭恵夫人の携帯に電話。留守電だったためメッセージを残したところ、後日、内閣総理大臣夫人付のタニサエコという人物から連絡があり、「なかなか難しい」との返事がきた。

 さらに同年11月17日には、以下のようなファクスが送られてきたという。

〈時間がかかってしまい申し訳ありませんが、財務省本省に問い合わせ、国有財産審理室長より回答を得ました。

 大変恐縮ながら、国側の事情もあり、現状では希望に沿うことはできないようでございますが、引き続き、当方としても見守ってまいりたいと思いますので、何かございましたらご教示ください。

 なお、本件は昭恵夫人にもすでに報告させていただいております。

内閣総理大臣夫人付 谷査恵子〉

 このファクス文面はすでに午後のワイドショーで公開されているものだが、午後の衆院の証人喚問で民進党・枝野幸男議員に引き続きこのファクスについて問われた籠池理事長は、上記の文面を読み上げた後、なんともう1枚紙をめくって、文面を読みはじめた。まだ公開されていない2枚目、つまりファクスのつづきがあったのだ。しかも、それは衝撃的な内容だった。

「『10年の定借の是非』『50年定借の変更の可能性』『土壌汚染や埋設物の撤去期間に関する資料の扱い』そして4番(目)が『工事費の立て替え払いの予算化について』というふうなことも書いていただいている。『一般的には工事終了時に精算払いが基本であるが、学校法人森友学園と国土交通省航空局との調整にあたり、予算措置が付き次第、返金する旨の了解であったと承知している。平成27年での予算での措置ができなかったが、平成28年度での予算措置を行う方向で調整中』というようなものをいただいています」

 籠池理事長からの「依頼」に対し、安倍昭恵夫人は秘書を動かして財務省に掛け合い、その上で「国有財産審理室長」が「平成28年度での予算措置を行う方向で調整中」と回答していた──。つまり、昭恵夫人は国有地の取引に関して財務省から回答を引き出していたのである。

 この衝撃的な内容に、枝野議員は「安倍総理が従来おっしゃっていたことと全然違う。本当に重いご発言なんですよ。きょうのご発言は事実と違えば偽証罪に問われ、このファクスが偽造・変造されたものであれば、罪に問われます。間違いないものなんですね?」と確認。しかし籠池理事長は、明確に「間違いございません」と返答した。

 安倍首相は217日の国会答弁で「私や妻が(国有地売却や学校認可に)関係していたことになれば、首相も国会議員も辞める」と宣言している。もし、この籠池理事長が読み上げたファクスがほんとうに昭恵夫人側から送付されていたとすれば、昭恵夫人が国有地売却に「関係」していたということになる。

 この疑惑のファクスは早晩テレビなどのメディアにも出てくるかと思われるが、これが事実なら、総理辞任は必至だろう。