里の家ファーム

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広島、原爆の日

2015年08月06日 | 社会・経済

 8時15分、TVの前で黙とう。
「過ちは繰り返しませんから」

参列した安倍首相は何を想ったのだろうか?

今年も平和宣言は、原発事故に触れなかった。

「世界には、いまだに1万5000発を超える核兵器が存在し、核保有国等の為政者は、自国中心的な考えに陥ったまま、核による威嚇にこだわる言動を繰り返しています。また、核戦争や核爆発に至りかねない数多くの事件や事故が明らかになり、テロリストによる使用も懸念されています。

 核兵器が存在する限り、いつ誰が被爆者になるか分かりません。ひとたび発生した被害は国境を越え無差別に広がります。世界中の皆さん、被爆者の言葉とヒロシマの心をしっかり受け止め、自らの問題として真剣に考えてください。」(今年の「宣言」より)

 一昨年まで過去3回の宣言は原発事故に言及し、エネルギー政策の見直しを国に迫った。「原発の依存度を減らし、安全性を確保できれば再稼働するという方向が出ている」原子力規制委員会の基準に適合した原発は再稼働する方針だ。 

 核と人間の関係はいかにあるべきか。事故の直後から多くの人々が問い始めた。広島、長崎、ビキニと3度も核の被害を受けた日本で、核の「平和利用」として生まれた原発が被害をもたらしたことをどう考えるべきなのか。

 松井市長は、原発事故が起きた2011年の平和宣言では「『核と人類は共存できない』との思いから脱原発を主張する人々がいる」と語った。人々が抱いていた疑問を代弁していた。

 原発事故から4年5カ月たった今も、12万人以上の福島県民が家に帰れないでいる。多くの人々が暮らしを破壊され、放射線の恐怖は消えない。

  被爆地が立ちすくんでいる。