ファミリー劇場で放送中の「高木彬光シリーズ/白昼の死角」。
土曜よる10時から、という「横溝正史シリーズ」「森村誠一シリーズ」と同じ枠で放送されていた。
当時小学生だった俺には横溝ものはドキドキ要素が多く、特撮ものと同じノリで楽しめたし、
森村ものも普通の刑事物の文脈で楽しめたが、高木ものはどうにも印象が地味すぎ、当時は
さすがに見ていなかった。「ウイークエンダー」を見ていたのかも知れない。しかしそんな
地味なドラマでありつつ、今改めて見てみるとこれが面白い。主人公たちは経済犯罪者なのだが、
暴力で弱い者を虐げるわけではないので、見ていて嫌な感情にはなりにくいし、女子供向け
オンリーに特化しているものが多い今のドラマとは正反対に、出演者の大半は中年以上の男性。
女性キャラはホントに数人しかいない。映画版と同じダウンタウンブギウギバンドの主題歌も
カッコいい。元ネタは有名なこの事件。主役チームの渡瀬恒彦、小倉一郎、岸部シローらの
学生服姿も味わい深い。主役チームの、コワモテと虚弱が同居する濃厚さもさることながら、
脇役も濃い。天知茂、藤村有弘、下川辰平、金子信雄、藤木悠らに加え、東映悪役・脇役俳優
オールスター勢揃いである。今回見たエピソードでは、主人公に手形をパクられる会社の社員役に
南州太郎、任侠下川辰平の子分の一人にたこ八郎。
唐突だが、「夕ニャン」レギュラーでもあった南州太郎の「おじゃまします」や、たこ八郎の
「たこです」がネタとして通じる世代は今や三十代(中盤?)以上に限るのだろうか。
土曜よる10時から、という「横溝正史シリーズ」「森村誠一シリーズ」と同じ枠で放送されていた。
当時小学生だった俺には横溝ものはドキドキ要素が多く、特撮ものと同じノリで楽しめたし、
森村ものも普通の刑事物の文脈で楽しめたが、高木ものはどうにも印象が地味すぎ、当時は
さすがに見ていなかった。「ウイークエンダー」を見ていたのかも知れない。しかしそんな
地味なドラマでありつつ、今改めて見てみるとこれが面白い。主人公たちは経済犯罪者なのだが、
暴力で弱い者を虐げるわけではないので、見ていて嫌な感情にはなりにくいし、女子供向け
オンリーに特化しているものが多い今のドラマとは正反対に、出演者の大半は中年以上の男性。
女性キャラはホントに数人しかいない。映画版と同じダウンタウンブギウギバンドの主題歌も
カッコいい。元ネタは有名なこの事件。主役チームの渡瀬恒彦、小倉一郎、岸部シローらの
学生服姿も味わい深い。主役チームの、コワモテと虚弱が同居する濃厚さもさることながら、
脇役も濃い。天知茂、藤村有弘、下川辰平、金子信雄、藤木悠らに加え、東映悪役・脇役俳優
オールスター勢揃いである。今回見たエピソードでは、主人公に手形をパクられる会社の社員役に
南州太郎、任侠下川辰平の子分の一人にたこ八郎。
唐突だが、「夕ニャン」レギュラーでもあった南州太郎の「おじゃまします」や、たこ八郎の
「たこです」がネタとして通じる世代は今や三十代(中盤?)以上に限るのだろうか。