Monkey-ATAX

北米に生息する伝説の獣人 ビッグフット を追い求め、いろいろ活動しています。

王滝100kに向けての高地トレーニング その12

2006-08-09 23:22:03 | カラテモンキー

テント泊なので、食事は自炊。

でも食事だけ小屋でたべ、寝るのはテントという人もいる。
それは次のような恐ろしいことがあるためである。

命にかかわるので、山小屋は泊まりに来る人はすべて受け入れる。
でもスペースには限りがある。
よってひどい場合には、1枚の布団で3~4人がいっしょに寝る。
夜中にトイレにもいけない。

自分は幸い、そのような経験はないが、想像するだけでめまいがする。


写真はOPTIMUS NOVA
マルチフュエル対応のガソリンストーブ。

燃料タンクの嵩がガスストーブより少し小さい。
長期の旅ではパッキングに有利。

ご飯は無洗米。
重いけどアルファ米みたく、味気なくないのが魅力。




王滝100kに向けての高地トレーニング その11

2006-08-09 22:54:54 | カラテモンキー



距離は短いが、途中に抜土岳(2812m)、大ノマ岳(2662m)、弓折岳(2592m)と3つのピークを超えるので、けっこう疲れた。

テン場のある双六小屋が見えてきたときは、やれやれという感じ。
時間はまだ昼前。

小屋にはラーメン、おでんはもちろんのこと生ビールまである。

そういえば途中、荷物輸送用のヘリコプターが飛び回っていて、うるさかった。

王滝100kに向けての高地トレーニング その10

2006-08-09 22:44:56 | カラテモンキー


1日目、2日目と慌しかったので、今日はのんびりしよう。

笠ヶ岳から双六小屋まで、コースタイムで4.5時間。

振り返ると大きな山容の笠ヶ岳。

ここから槍ヶ岳までの縦走は今回一番のお楽しみ。
3000m級の稜線をひたすら歩く。

ただひたすら歩く。

自転車でも歩きでも、時間を気にせずにず~と進み続ける。
そんな感じが好きだ。

王滝100kに向けての高地トレーニング その8

2006-08-09 22:13:05 | カラテモンキー


18時を過ぎて、やっと頂上が見えてきた。

しかし、そこからが遠かった。
頂上に着いたら、もう写真の状態。

写真だけ撮って、頂上直下のテン場へさっさと向かう。

テン場を管理している笠ヶ岳山荘で、受付をしていると日は完全に暮れた。
マグライトで照らしながらテン場に向かう。

暗い中でテント張って、食事作ってなどしていたら、もう20時を過ぎてしまった。
山ではとてつもなく、夜更かしさんだ。

コースタイム11.5時間に対して、13時間もかかった。
王滝100kに向けての良いLSDにはなったかな?





王滝100kに向けての高地トレーニング その6

2006-08-07 22:39:30 | カラテモンキー




槍見温泉から始まるクリヤ谷ルートを地図でみると、頂上までの所要時間は歩行時間だけで8時間とある。
途中に小屋やテン場はない。

つまり、とてもがんばらなくてはいけないということだ。
すこし腰が引ける。

標高は1000mくらいなので、森の中を進むが、幸い道はわかりやすい。
でも木に隠れて、景色はほとんど見えない。

登山者も少ない。
途中あったのは下ってきた5人だけだった。
ほとんどの登山者は見晴らしが良く、登りやすい笠新道ルートの往復でいくようだ。

クリヤ谷で川渡りを5回ほどしながら、高度を1500m付近まで上げてくると、道が険しくなってきた。
20~30m毎に岩場があり、両手両足で乗り越えていく。
岩場は大きくないが、テント泊の重いバッグでの岩場越えはボディブローのようにじわじわと効いてくる。

標高2440mのクリヤノ頭を過ぎると、道は少し楽になる。
やっと視界も開けてきて、正面に笠ヶ岳の頂上が見えてくる。

時間もだいたい予定通り。
暗くなる前にテン場につけそうだ。


(画像はクリヤノ頭を過ぎたあたりで、来た道を振り返ったもの。)







王滝100kに向けての高地トレーニング その4

2006-08-05 21:45:41 | カラテモンキー



1日目は予定外の小屋泊まりになってしまったが、今回の山行は荷物が小屋泊まりの2倍になるテント泊。
(一応トレーニングのつもりなので...)

テントは究極の1人用 RIPEN TREK RAIZ 0
(http://www.arai-tent.co.jp/lineup/tent/trek.html)

重量は1280g(本体+フレーム+フライシート)と、とても軽い。(トレーニングにならないのではないか!とつっこまないでください)
フレームはスカンジウム製!

アウトドアショップで「こんなの狭くて寝れないから、一回り大きいTREK RAIZ 1にしな」といわれたが、それだと1500gと220g重くなる。
自転車乗りにとって220gの違いは、とてつもなく大きい。
多少(?)の狭さや寝苦しさなど、物の数ではない。

冬山では使えないが、通気性の良さやコンパクトな収納性は夏山やキャンプツーリングにはベストではないかと思っている。




王滝100kに向けての高地トレーニング その3

2006-08-04 21:26:37 | カラテモンキー



入り口でボーゼンとしていても、しょうがないのでジャブジャブと踏み込む。
幸い少し進むと水は無くなった。
ついでに道も無くなった。

最近の大雨で道がわかり難くなったのだと思い、地形とコンパスであたりをつけて進む。

1時間後 沢のどん詰まり。

2時間後 崖っぷちの笹薮。

迷いましたね、これは。
だいぶ前から、なんとなく分かってはいたけどね。



でも山の頂上に向かって進んでいたので、登山口の方向はなんとか把握できていた。

あきらめて引き返す。

1時間かけて、振り出しにもどる。
合計3時間のロス...


初日から、これでは先が思いやられる。

気を取り直して、30分ほど離れたところにある別ルートの登山口に向かう。

おお!ちゃんとした道だ。
さっきまでの沢や藪とは大違い。
最初からこっちにしていれば、今頃はもう頂上なのに...

登っていると雨がやんできた。
焼岳の頂上が見えてくる。

焼岳は北アルプスで唯一の火山である。
頂上付近には有毒ガスが噴出しており、剣が峰である南峰へは危険なのでいけない。

14時頃にやっと北峰につく。
でもガスっているのでエメラルドグリーンの美しい火山湖は見えない。
ついでにすぐ横の黄色い小山からもガスが噴出している。

逃げ出すように下山する。

予定では翌日に登る笠ヶ岳近くのキャンプ場まで進むはずだったが、時間も気力もなかったので、道途中の焼岳小屋に泊まることとした。