初参加が61回大会
ランニング練習200km/月で挑みましたが、あっさり8合目関門でタイムアウト...
リベンジを図り、300km/月に上げて挑んだ62回大会
荒天のため、山頂ゴールは危険とのことで5合目ゴールに短縮...
3度目の正直で400km/月に上げた今63回大会
やっと念願の山頂完走♪
で
当日の日記です。
朝3時半に横浜を出発。
東名御殿場インターで降りて、会場のある富士吉田市に向かいます。
快晴で富士山が美しい♪
今年は5合目コース参加者の2500名を含めて5000名の大人数なので、駐車場が会場から遠くなりました。
シャトルバスに乗って、富士吉田市役所に6時頃に到着。
受付済ましてトイレや軽いウォームアップなどをして、スタート地点に並びます。
だいたい真ん中くらい。
なんか、
この大会に参加する方々の気合は非常に高くて...
毎年恒例らしい地元消防署の選手によるスタート前の”エイエイオー”の掛け声の盛り上がりは尋常でなく...
ちょっと恐くなります...
そして、
7時にスタート!
走り出すと、さすがに大暑の日で、とてつもなく暑い...
スタート直後から、いきなりはじまる4%の登りも合わさり、なんかクラクラします。
こんなんで完走できるのかと、ちょっと弱気に...
浅間神社から東富士五湖道路にはいると木陰様のおかげで、凶悪な直射日光からちょっと逃げられてうれしい♪
最初の舗装路区間は走りやすいですが、標高差680mのヒルクライム...
完走の境界線上にいるYAYAなので、前走者をスラロームして抜くなどの余計な足を使わないようにマイペースキープ。
けっこう前方が空くときあるので、ムリしなくても少しづつ前にいけますし。
7kmをすぎたころから道が細くなり、勾配がきつくなります。
歩きたくなりますが、ここで手を抜くと後の山道で酷い渋滞に巻き込まれますので、なんとか耐えます...
1時間7分で10.6km地点、標高1450mの”馬帰し”に到着。
ここで舗装区間は終わりとなり、登山道に入ります。
ここからは早歩きメインとなります。
ムリしない範囲で前方の方々にくらいつきます。
たまに渋滞するところがあり、そこで息をととのえられて助かりました♪
勾配や路面状態が猫の目のように変わりますので、コース取りやペースや足のピッチなどをこまめに変えて調整し、ムダ足を使わないように集中します。
つらいので、つい前走者のあとを朦朧とついていきそうになりますが、足だけでなく目と頭もできるだけフル稼働させます。
2時間8分で14.9km地点で標高2230mの5合目関門”佐藤小屋” に到着。
関門閉鎖までは12分ありますが、完走ペース的にはほとんど余裕なし...
このあと最後の短い樹林帯を抜けて、いよいよ無機的な砂状地帯に入ります。
少しガスってたので、心配してた凶悪な直射日光の攻撃も少しマイルドでラッキー♪
でも
コースの砂に足をとられて、進みにくい...
樹林帯よりもペースがかなり落ちます...
しかし富士登山競走はここからが本番!
ここからのペースダウンをいかに抑えるかで全てがきまります。
標高2700mの7合目くらいまでは、下の樹林帯道よりもコースは広く、かつ、よく整備されていますが...
そろそろ高度の影響がでてきます...
身体がどんどん重くなっていきます...
そして7合目を越えると...
必殺の鎖つきの岩場が...
もう両手を使ってのフィールドアスレチック状態。
空気が薄い中、きついです...
コース取りをいろいろ考えたり、手を積極的に使って、足の負担を少しでも抑えられるようにしたり...ここでも目と頭をフル稼働。(だいぶ機能が低下してますが...)
そんな岩場では ”アシックス・ゲルフジ” のグリップ力がありがたかったです。
普通のランニングシューズでは登りにくそうなところでも行けますので、コース取りの選択肢が増えてタイムロスを減らしてくれます♪
3時間55分で標高3360mの八合目関門 ”富士山ホテル”
関門閉鎖が4時間ちょうどで、一昨年はここで終わりでしたが...
今回は突破!
しかし...
残りの標高差350m!
でもこのタイムなら、まだ間に合うはず!
新アミノバイタルプロを流し込んで...
全てのリミッターを解除して...
真上に見えてきた頂上の久須志神社に突き進みます!
コースの勾配は、もう極限的になっています...
鎖つき岩場が続きます...
ぜんぜん近づかない頂上...
どんどん進む時計...
しかし!
ここまで来ると ”死んでも、ぜったい完走してやるぅぅぅ~” という強力なオーラが周辺に充満しています!
前後のランナーから ”うおおおお~” とか ”どりゃあああ~” とかの奇声が飛び交い、もうケダモノのスタンピード状態 (実際の速度は遅いけど)...
目がまん丸となってる一般登山者の方々の横を ”すみません。すみません。すみません。” とよろよろ進む目三角ランナー...
そして
最後の岩場が終わり
最後の階段を駆け抜け
最後の鳥居をくぐると
ゴールゥゥゥゥゥゥ!!!
4時間25分!
制限時間5分前!!!
タイムは遅いけど、やっぱり完走は、とてつもなくうれしい♪
軽量化のためカメラもってなくて、頂上での写真ないのがちょっと残念ですが、とにかく3年越しの悲願がかないましたので大満足です♪