Monkey-ATAX

北米に生息する伝説の獣人 ビッグフット を追い求め、いろいろ活動しています。

武器ビジネス

2015-11-15 00:30:38 | 

「もっとも危険なベストセラー」日本上陸!戦場を駆ける伝説の武器商人から「特別な」物流システム、そして政財界を動かす武器マネーの流れまで。 (「BOOK」データベースより)

 

パリでひどいことになってるようですが

たぶんこれからもあちこちであんなことが起きるのかも...

テロの原因を貧困や宗教とする意見もありますが

この本的にはお金が最大の元凶 としています。

なぜなら

武器商売は売る方(利益率高い)も、買う方(賄賂額大)もすごく儲かるので皆大好き。

で 武器が世界中にあふれかえる。

で 昔だったら石投げてたのが、今は重火力化が絶賛進行中。

さらに

今みたいにあちこちでテロや小規模な紛争が多いのは武器商売的には一番儲かる状況。

自衛のために必要だ!  といえば誰も反対しないし。

また

冷戦が終わり、表面的にはあれこれ言いますが、もはや本気で大きな戦争が起きるとはどこも思ってないので、武器が大量に余ってます。

それらの武器があちこちに拡散中。

 

で  世界中で武器の販売が絶好調! らしいです。

フランス含めた国連の常任理事国はすべて武器の大輸出国。

ブーメラン...

 

いままでも

ライナってあんなヤバイ位置なのに気が付いたら4割くらいの武器が横流しされてたし。

第二次大戦中 ドツって同盟国と交戦中の国に武器販売してたし。

仲悪くなってからもインにアリカの武器たくさん入ってたし。

 

しょせん死ぬのは下っ端やパンピーなので

誰も武器商売をやめようとしない。

普段 平和が一番とか言って法で輸出規制してる所ても、裏でうまく商売してくれるアンダーグラウンドな代理店はいくらでもあるし。

 

つまり

戦争や紛争って、表面的に見えるのとは実はだいぶ中身違うのじゃないか?

愛国だとか正義だとかいっても、しょせん戦争は金儲けにすぎないのじゃないか?

勝とうが負けようが、そんなことは金儲けにはぜんぜん関係ない

 

そんな気がしてくるこの本の読後でした。

 

そーいえば日本の次期主戦闘機の某メーカーも、そうとうすごいらしいです。

昔 ピーナッツがいくつとかありましたし

最近でも輸送機のトイレの便座が30万円...

F3 いったい どれだけぼったくられるのかしら...

 

 

 


究極超人あ~る & コミケ89

2015-09-27 21:39:53 | 

ゆうきまさみ先生の画業35周年記念ということで

久しぶりの 究極超人あ~る の読み切り♪

14日発売の週刊スピリッツで前編

26日発売の月間スピリッツで後編

と ちょっと変則的な掲載。

 

お米が動力源のアンドロイド高校生あ~る

の光画部(写真部)におけるドタバタコメディ♪

 

ゆうきまさみ先生の作品の中では一番のお気に入り。

 

舞台は連載終了時の1987年

なのでいろいろレトロな感じ

が 良いです♪

 

最初にゆうきまさみ先生の作品を読んだのは

OUT ってサブカル雑誌のガンダム(1st)パロディ漫画

たしかデビュー作

その後 あ~る や 鉄腕バーディ や 機動警察パトレイバー で大活躍。

ず~と作品を読み続けてはや35年...

なんか すごく長いお付き合い。

 

YAYAは活字本好きですが漫画も好きです。

 

最近のお気に入り

・ワンパンマン (となりのヤングジャンプ)

・ボールルームへようこそ (月間少年マガジン)

・ウィッチクラフトワークス (good!アフタヌーン)

・火ノ丸相撲 (週間少年ジャンプ)

 

なので

次のコミケ89用コスは〇〇〇様 ♪ の予定

いろいろ新しい試みします。

ピンクのウィッグ なんて少しドキドキします♪

 

 

 

 


ルシファー・エフェクト 普通の人が悪魔に変わるとき

2015-09-21 09:55:21 | 

 

ルシファー・エフェクト 普通の人が悪魔に変わるとき

フィリップ・ジンバルドー著

 

「私たちは自分自身をどこまで本当に知っているのか?

過去に経験のない状況におかれたとき、自分がすることやしないことをどこまで自信を持って予測できるのか?

ありふれた普通の人が、悪を容認し、はては積極的にかかわるようになる。

人間性は簡単に喪失され、

他者を人間以下の存在とみなすようになり、

苦痛や拷問や死滅に値するとまで考えるようになる。」

 

普通の人は言われるままに他人にどこまで大きな電気ショックをかけられるのか?

(被験者(サクラ)の悲鳴を聞きながらも65%の普通の人たちは実験の指導者に従い最大の450Vまで上げていった。)

なイエール大のミルグラム実験は有名ですが、これとともに、いかに人間性が簡単に喪失されるかを別の方法で示したスタンフォード大学監獄実験も有名です。

この本の著者はその実験の指導者ジンバルドー教授。

 

「面識のない大学生たち(アルバイト)を無作為に囚人と看守にわけ、見せかけの監獄のなかでしばらく過ごしてもらうとどのように人格が変わるかを研究した。

大雑把に言えば、善良な人間を邪悪な環境において、善と悪のどちらが勝つかを試した。」

普通の同じような人間を対象的な看守と囚人に分けることにより、与えられた役割により人格に影響があるのか?

(ちなみに全員応募時は囚人希望)

な一見よくありそうな実験。

最初は看守も囚人も半笑いで役をこなしてましたが...

・初日の夜から看守役の学生が高圧的になり

・二日目には囚人役が虐待に抗議した暴動が起こり

・三日目で制御不能、囚人役の一人が倒れる

・その後も無理やり続けるも六日目で死人まででそうになり実験中断。(予定は二週間)

 

その一部始終が詳細に書かれています。

指導教授も含めて関係者全員がどんどん壊れていくさまが実に怖いです。

「状況によっては、そこに生じる何らかの力が、個人の抵抗を封じ込めかねない。」

 

最近タイムリーに、この実験の再現ドキュメント映画が公開されましたのでトレーラー添付します。

The Stanford Prison Experiment Official Trailer #1 (2015) Ezra Miller Thriller Movie HD

 

最悪な結果となった実験でしたが

その30年後

恐ろしいほどよく似た場況が再現されます。

 

本書の後半は イラクのアブクレイブ刑務所 についてです。

全裸人間ピラミッドの横で笑顔な兵士の写真が有名ですが

本書に詳細に書かれている内容は、もう虐待を通り越したリアル・サイレントヒル...

しかも アブクレイブはたまたま画像が流出したので明るみにでただけで、氷山の一角

しかも現在も進行中

 

頭に袋をかぶらされた囚人。裸体。性的屈辱を味わされるゲーム...

著者はアブクレイブの画像を最初に見たとき自身のスタンフォード実験の最悪の場面をまざまざと思い出しました。

 

著者は監獄虐待のスペシャリストとしてアブクレイブの看守達の裁判にかかわることになります。

で 最も厳しい判決受けた看守のチップ・フレデリックと長期間にわたり交流。

彼はどんな人物であるのかを科学的に調査。

結果

ごく普通の家庭人...

 

昔ポーランドで何百万人もの人が殺されたときも (若い男性達は最前線で戦闘中なため) その主役となったのはごく普通の家族もちの(予備役)おじさんたち。

最近いろいろ きなくさい国内・世界情勢

いつか自分が笑顔で毒ガス注入のスイッチを押す日がくるかもしれない...

ホラー小説を読むよりずっと背筋が凍ります。

 


ラーメン大好き小泉さん

2015-06-29 22:32:11 | 

最近の若い女性の平均摂取カロリー/日は1470kcal

食料難の終戦直後日本や北鮮より低い...

と報道されてましたが

お年頃の女性2人が家に棲んでるYAYAの食生活も

必然的に極低カロリー...

BMI<20楽々キープなYAYA

必然的に頭の中は常時脂ギトギトの超高カロリー食料がカトリーナ級の嵐的に吹き荒れているのです。

がっつり系ラーメン大好きです!

当然 脂マシマシ

 

そんなラーメンをこよなく愛する美しきJK小泉さん♪

もちろん

4号戦車乗ったり、紫電改乗ったり、魔法大戦したりするJKいないように

そんなJK限りなく実在しませんが...

UMAビッグフットを追い求めるのと同じようにそれは男の子のロマンなのです!

ラーメン大好き小泉さん

早見あかり様主演で なんとTVドラマ化!

http://www.fujitv.co.jp/ramen_koizumi/index.html

TV第1話は原作と同じ ラーメン二郎様 のお店が舞台!

 

ラーメン二郎様はYAYA的にもよく行くお店です。

上画像であかり様も食されている二郎様のラーメンは

そのあまりなボリュームに食べると死にそうになりますが(いや マジで)

まぁ たとえ本当に死んでも

我が人生に一片の悔いなし!

とラオウ的にぜんぜんOK♪

ラーメンです。

 

TVでも

二郎様ラーメンをこよなく愛するジロシアンな方々が役者さんによって演じられてましたが

あの方々の ちょっと ○○な感じが とてもステキに表現されてました♪

 

あかり様も小泉さんをいい感じで御再現されてます♪

前シーズン ワカコ酒 にすごく期待しましたが

http://www.bs-j.co.jp/wakako_zake/

ちょっと 「なんか違う感」 がありました。(一応全話観ましたが...)

しかし

ラーメン大好き小泉さんは

なんか いい感じ♪

強力にお勧めします!

 

だれも食べないので...

今宵も当然のようにYAYAの夕食ありません...

ああ

なんか食べたい...

でも

このような日々を一か月ほど送った後にラーメン食べると...

小泉さんみたいに

それは もう この世のものとは思えない快感を味わえます♪

これも お勧め♪

 

 

 

 

 

 

 

 


女装して、一年間暮らしてみました

2015-05-31 16:15:51 | 

けっこう前からですが

とくにここ最近は指数関数的に

女装が流行ってきている♪

しかも...

オカマでもゲイでも性別違和(旧性同一障害)でもない普通の男性の間で

 

著者は格闘技を趣味とする高身長のドイツ人...

最も女装とは縁のなさそうな人ですが

寒さ対策でなにげにストッキングを試したところ

これが実にナイスで

もしかしたら...

女性向けのいろいろなものは

実は男性にも良いものではないか?

ちょっと実験的に女性用のいろいろを試し始めたら

なんか

今まで知らなかった女性のアメイジングな世界すっかり魅せられて、どっぷりとはまってしまいます。

男性であることって 強くなくてはいけない。とか 成功しなくてはいけない。とか けっこうメンドイ。

女装することで そんな呪いのようなものから解放されることの心地よさ♪

 

しかし

いいことばかりでなく...

妻から変な目で見られ...友人が去っていき...レプされそうになったり...

と、けっこうハードないろいろも...

 

なんか

女装 というよりも 女性 を差別的にみたり、嫌悪するヒトってワールドワイドでけっこう多いように思います。

とくに最近は簡易に出生前男女診断が世界中でできるようになった結果、男女出生比率が通常の男:女=105:100から120:100に上がり、彼女いない歴=年齢な男性の大発生で世界中でミソジニストが大活躍。

女性を絶対的にひたすらこよなく愛するYAYA的にはなんかなぁ...

 

でも!

女装して熊襲(くまそ)を倒したヤマトタケルの時代から、日本という国では女装はシャーマン階級であって、我々こそが歴史の潤滑剤として活動してきた事実がある。

(井上魅夜様)

な 感じで

日本って明治になってホモフォビアに西洋化する前は普通に女装的な若衆や陰間なヒトたちたくさんいたし、バイセクシャルもあまりに普通だったし

(下記文献参照♪)

なので

ドイツなんかよりも女装への親和性ってはるかに高いはず。

な本がこれ♪

作者さんがトランスジェンダーであるためか、実に深い内容です。

女装って一言では片づけられない深淵な世界で...

ゲイ、オネエ、ドラァグクイーン、MtF(Male to Female:性別適合手術したひと)、CJD(コスプレ女装男子)、埋没系 等々 実に様々。

YAYAも末端に属するコスプレ界でも、女性キャラのコスする男性って、もう あまりに普通で、秋葉原やコミケなんかもうCJDたくさんいます。

でも

好きで女装しているヒトばかりではない。

トランスジェンダーって かなり過酷...

でも みなさんがんばってます!

 

最近のワールドワイドにおける血なまぐさいあれこれ って 男であることの呪縛 の影響が大な気がします。

すべての人間は受胎初期は女性であり、男って遺伝子多様性確保のための単なる女性であるってことにして...

もう男男男とマッチョな妄想にこだわらないほうが幸せなのではないか?

 

なんて

思います♪

 

 


スナイパーの誇り

2015-04-18 21:01:50 | 

スティーヴン・ハンター様のボブ・リー・スワガー シリーズの新作(文庫本上下2巻)です♪

かってベトナムの伝説的な狙撃手であったボブは、田舎で牧場してますがそのゴルゴ級の腕のせいでいろいろな陰謀に巻き込まれます。

シリーズ第1作ですでにおじさんでしたが、シリーズが進むにつれてどんどんおじいさん化して体力もどんどん低下していきます。

そんな不利な状況のなか長い経験と東西問わずの旧軍人等ネットワークを駆使して戦うのでした。

本作でも山登りがしんどそうでした。

そんな老骨に鞭打つ的なところもステキですが

このシリーズの一番の魅力はその圧倒的なミリオタネタです。

特に一度はじまると際限のない愛に溢れた狙撃銃等ハード系の異様なまでに詳しい記述は圧巻。

読むとなんか狙撃銃等武器がすごく欲しくなります。

ソフト系も異様なまでの探求心による大戦中歴史トリビア等すごいです。

 

いつもはボブが主役ですが(たまに息子も主役) 本作は第二次大戦中に忽然と消えた伝説的ソ連スナイパーが主役。

過去のソ連の戦場と現在のソ連とイスラエルとを行きつ戻りつしながら何故スナイパーが消えたのか等の謎をたくさん銃撃戦しながら解明していきます。

 

冒頭のスターリングラードにおけるスナイパー同士の戦いは実にステキでした。

何時間も微動だにせず敵を探し、一瞬でも先に動いたら撃たれるという緊迫感...

ドイツのスナイパーが撃たれたその瞬間にスコープ越しに垣間見た美しい金色の長髪...

そう

ソ連のスナイパーは女性なのです。

しかも とても美しい♪

 

史実として

第二次大戦中ソ連には多くの女性スナイパーがいました。

何時間も動かずに敵を待つという忍耐力が大事なスナイパーは実に女性に適しており数多くの武勲をたててます。

特に本作主人公と名前がかぶるリュドミラ・パヴリチェンコ様のキルスコアは驚愕の309人! (うちスナイパー36人)

 

本作はフィクションなので実在のリュドミラ・パヴリチェンコ様と主人公は違いますが

このような美しい方に撃ち殺されるなら男の子的には本望かも♪

 

本作ラスト付近で主人公の女性スナイパーが罠と知りつつ1000mの極大射程でドイツ軍将軍を狙撃するシーンは実に凝ったディテールで指の微細な動きが凄まじく官能的♪

ロシアンな女性ってなんかクール・ビューティな感じでとても好きです。

暗殺教室実写版のビッチ先生もリアルロシアンを期待したのにしたのにしたのに...

 

 

 

 

 

 

 

 

 


FilmNoir 黒色影片

2015-02-02 21:57:59 | 

神奈川県警の嘱託・二村永爾は、1本の映画フィルムの行方を追って、香港へ飛んだ。それは、ある殺し屋がモデルとなった、封印された映画だった。幻の黒色影片(暗黒フィルム)を巡り、立て続けに巻き起こる射殺事件。二村の前に現われた気高き女優と、謎の映画プロデューサー、そしてゲルニカ拳銃の銃口。横浜、長春、香港―複雑な過去と現在が交錯してゆく。( 「BOOK」データベースより)

 

和物ミステリ系ではたぶん一番好きな矢作俊彦様による待望の二村永爾シリーズ第4作♪

前作の THE WRONG GOODBYE から もう10年...

長かった...

もっとも

シリーズ第1作の リンゴォ・キッドの休日 が1978年

第2作の 真夜中へもう一歩 が1985年

ほぼリアルタイムで読んでるので、もう慣れてますけどね。

 

なんと

表紙が江口寿史様♪

いや 

本当になんかもう♪

な本です。

 

横浜・横須賀が主舞台の本シリーズ

本作でもジモティ的にYAYAがリアルに知ってる風景がぞろぞろ

盛り上がります♪

 

でも

途中から舞台はホンコンになります。

いままでのローカルな事件とは、少し趣きが違いますが

まぁ 横浜・横須賀は もう昔と違ってなんか小奇麗な感じになってしまって、ハードボィルドな主人公のイメージとは少しずれてるのかも

その点 ホンコンはまだ魔都的な雰囲気ありそうだし。(YAYAはいったことないですが...)

 

そんな魔都的なホンコンに漂う女性達が実に妖しく美しく描かれてます♪

YAYAは中国は北京を中心に北部しか行ったことないですが

中国の女性って近隣国で顔立ち似ているはずなのに、なんかエキゾチックな感じでステキです♪

本作のヒロインの2人/3人は中国の人♪

オーダーメードの真チャイナ服の超絶威力は実体験した人にしかわからない...

 

このシリーズはレイモンド・チャンドラー様のフィリップ・マーロウシリーズのオマージュ的でもあるのですが

本作は舞台が外国なので いつもよりもその感が強化されてるかも

 

そういえば

最近読んだこの作品もマーロウ・シリーズのオマージュでした

チャンドラー様のネタメモをベースにした本作は あの ロング グッドバイ の後日談

ああ ロンググットバイの あの人はこーなるのね 

な 本で これもお勧め♪

 

 

 

 

 


英エコノミスト誌のいまどき経済学

2015-01-12 19:43:10 | 

英エコノミスト誌のいまどき経済学

サウガト・ダッタ著

内容:英エコノミスト誌の経済学担当記者たちが、現実の経済問題をもとに、経済学とはいったい何か、世界をどう理解し、景気後退、貧困や開発などの問題にどのような解決策を提供しているのか、先端的な研究のエッセンスを交えて解説。世界の経済学の第一級の権威たちの推薦した50人を超える研究者の中からエコノミスト誌が選りすぐった、次の10年を担う8人の若手スター経済学者も一挙紹介。(「BOOK」データベースより)

 

最近は経済関係の本読むこと多いです。

経済の話って、いまやなんかもうカオスと化してて、フィクションよりもはるかにドラマチック。

この本は現在の状況や先端の経済学について分かりやすく解説してくれてます。

 

「経済学とはつまるところ、現実の世界を理解しようとする社会科学。」

なのでどんどん複雑になっていく昨今の世界ではマクロもミクロも右往左往...

「金融危機以前の世界では、中央銀行の総裁たちは意気揚々としていた。彼らはインフレを克服し、景気循環を手なずけた。そして中央銀行の運営方針について理論的な合意を得た。「ひとつのツール、ひとつのターゲット」ツールとは短期金利、ターゲットとは物価の安定のことだ。この状況を金融危機はひっくり返したのだ。」

もう金利やインフレターゲットだけでは不十分。

ではどうすればいいかは 五里霧中...

「根本的なところでは、金融市場における安定した関係が崩れたため、中央銀行はかつて民間部門にまかせていた判断をくだすよう強いられている。最後の貸し手だった中央銀行は、民間銀行が相互に信頼することをやめた段階で、最初の貸し手と担った。いまや中央銀行が、どのタイプの借り手が融資を受けるかを調停することになる。市場の規律の評判が地に墜ちると、中央銀行総裁が巨大な新しい監督権をにぎる。こうして中央銀行は、長年にわたって距離を置いていた政治の世界に引き戻されていく。」

なんかきな臭い感じになりつつあるような...

 

そんなきな臭さが全開なのが最近出版されたこの本。

ブレトンウッズの闘い ケインズ、ホワイトと新世界秩序の創造

ベン・スティル著

内容:波乱の時代は歴史に立ち返れ!傑出した頭脳を誇る型破りの経済学者、ケインズ。実はソ連のスパイでもあった切れ者官僚、ホワイト。英米それぞれの国益を背負って衝突する知的構想力。中国台頭後の世界への洞察に富む世紀の激闘をヒューマン・ドキュメントとして描いた金字塔! (「BOOK」データベースより)

 

1944年7月1日、世界44ヵ国の代表団、総勢700名以上が米国ニューハンプシャー州のマウント・ワシントン・ホテルに集い、第2次世界戦後の経済秩序を決定づけたブレトンウッズ会議の記録です。

主役はアメリカの実質的な代表ホワイトとイギリスのケインズ。

戦争でガタガタとなったイギリスやロシアや中国と当時既に最強の経済大国となってたアメリカとのお金をめぐる戦い。

アメリカって軍事面では各国を支援してましたが、経済的にはこれをいい機会としてまだ多少残ってた他国の経済的優位を徹底的に剥ぎ取ろうとします。

もうケインズさんボロボロにされます。

大戦ってアメリカにしたら世界経済で優位になるための数ある手段の中のほん一つにすぎなかったような感じ。

 

ブレトンウッズで出来上がったのが今のIMFのもと。

で その本もタイムリーに出版されましたので読みました。

IMF(上下)

ポール・ブルースタイン著

知られざる組織の内幕をドラマチックに描く読み出したら止まらない超一級ノンフィクション!アジア通貨危機に始まる経済危機を舞台に、国際政治経済の最深部を描く。グローバル時代の必読書。 (「BOOK」データベースより)

 

アジア通過危機等におけるIMFの活動の記録。

しかし これ読むとブレトンウッズでいろいろ考えてたほど経済の秩序を保つのは簡単じゃない。 

というのがよくわかります。

やはりお金がからむとヒトって合理的思考がちょっとできなくなるんじゃないか...

福本伸行さんのマンガ的な世界がリアルに展開されていきます。

 

これら以外にもいろいろ経済関係の本よみましたが...

読めば読むほどカオスとなってきて、なんか分からなくなります。

だれであろうと、もう経済をコントロールするなんて出来ないんじゃないか...

と思う 今日この頃。


ボールルームへようこそ

2014-12-19 21:35:08 | 

 

ボールルームへようこそ

竹内友

 

最近のマンガで一番のお気に入り♪

月間マガジン連載中のボールルーム (=社交ダンス)の競技会を戦う高校生達の話です。

彼ら彼女ら競技会でのダンスは、まるで格闘マンガのような迫力!

 

従来

少年誌の競技スポーツものは野球にしろサッカーにしろピンポンにしろ、だいたい戦う男達&脇役の女性的な構成でした。

しかし!

本作は競技が社交ダンスなので男女ペアで戦うという、実にすばらしくうらやましい世界!

YAYAも競技スポーツは自転車レースやらマラソンやらいろいろしてきましたが...

いまさらながら

男同士で勝った負けたと過ごすことのむなしさに気が付いてしまいました。

 

競技ダンスは昔から名香智子様のパートナー(PARTNER)を連載時リアルタイムで読んでたりして、それなりに興味がありました。

TVで競技ダンスをときどき見てたりしました。

 

でも

このマンガはちょっと別格的に気に入ってます。

最近 第7巻めがでましたが、当然全巻そろえてます。

 

なんといっても

男女とも表紙にあるような美しく鍛え上げられた身体の表現がみごとです。

男女ペアなので当然イロイロありそうですが...

色恋は皆無に等しく、ただひたすら鍛えて鍛えて鍛えて 戦う日々...

こーゆーの好きです♪

 

なんといっても

YAYAは女性大好きですが、恋愛ものにはイマイチ興味ありません。

だって

その後に続く 

苛烈な夫婦間の戦いや地獄の子育ての充実感に比べたら...

恋愛なんて しょせん前哨戦のお遊び

パットベネターさんじゃありませんが...

Love Is A Battlefield

闘いこそ愛だ!

 

いま燃えているコスプレにしても

一番の魅力は90%を誇る女性レイヤーさんたちとコスのできを全力で競い合えるということです♪

コミケとかでは超絶美しいミクやシマカゼやプリキュアやミカサ達と戦えるのですよ♪

もう

昔 オートバイや自転車でマジにレースしてたころよりもアドレナリンの量は比べ物にならないくらいでまくりです♪

 

Pat Benatar - Love Is A Battlefield

 

 

 

 

 

 

 


空母瑞鶴の南太平洋海戦

2014-12-17 20:55:38 | 

用事で2週連続での京都行きからの帰りの新幹線にて...

サントリー角ハイボールと「空母瑞鶴の南太平洋海戦」

ミッドウェイの敵討ちを果たすべく、ソロモン諸島の近辺で繰り広げられた南雲中将と猛将ハルゼーとの海戦記。

700ページを超える大作♪

読んでも読んでも...

ってな感じ。

 

最近の大戦ものって史実の研究が進んでいるのか内容がすごく詳細で、帝国海軍がまともに行なえた最後の空母機動部隊同士の戦いの臨場感がすばらしいです。

艦これ始めてから、帝国海軍系の本をけっこう読んでますが、この本はランキングベスト3に入るかも♪

艦これの提督さん達には強力にお勧めします♪

主役の空母瑞鶴は艦これでは激レアで残念ながらYAYA艦隊にはまだ来ていただけてないですが...

 

YAYA的に興味深かったのが

アメリカと日本の闘いについての姿勢の違いです。

アメリカがなによりも「闘いに勝つこと」を最優先にしていたに対して...

日本は「武人として闘う」ことを優先...

結果

敵の補給網をたたくべきところを「輸送船なんかよりも敵空母の方が敵としてふさわしい」

とかで 戦局よりも 「戦いの美学」 に酔いしれた自称「侍」の偉い人達によるロマンティシズムの暴走...

しかし そんな偉い人達って、いざ自分たちが危なくなると有名な「謎の反転」とかして死ぬのは現場の若い人ばかり ...

米軍の強力な布陣の輪陣形+新型照準機付きの圧倒的な対空砲火によりバタバタと落とされる日本の攻撃機...

この闘いでベテランのパイロットは壊滅状態となり...

後のマリアナではまるで「七面鳥狩り」と称される惨劇となるのでした。

 

こういう戦記もの読むといつも思うのですが

もし

また 戦争となったならば

戦場にでるのは若い人たちではなくてYAYAみたいなおじさん達にしたらよいと思います。

映画の「300」のモトネタのスパルタとペルシャのテルモピュライにおける闘いでは、圧倒的不利なスパルタ軍は「跡継ぎの息子がいる人限定」で決死隊くみました。

山とか行くと今時のおじさん・おじいさん達はもう元気いっぱいで十分戦力になりますし。

少子高齢化の解消にもバッチリ♪

 

YAYAも音速雷撃隊の桜花的なのに乗せてもらえるのであれば... 

たぶん嬉々として 敵艦に突撃します♪