九州の山登り2日目は九重山です。
豊肥本線で大分に戻り、そこから久大本線に乗り換えて豊後中村駅で降ります。
先日の祖母山と九重山は直線距離では約30kmと近いのですが、電車では三角形の2辺的に遠回りになってしまいます。
バイクとかだったらやまなみハイウェイをほぼ直線的に使えて、時間的にも景色的にもステキだったのですが、まぁ別の機会にいつか♪
豊後中村駅からはバスに乗って登山口の牧ノ戸峠。
売店やトイレ、水道もあります♪
水場の無い登山口って、けっこう多いので助かります。
コースは 牧ノ戸→久住山(1787m)→中岳(1791m)→白口谷→法華院温泉山荘→坊がツル→長者原
九重山をぐるりと廻ります。
施設や登山道の充実がすばらしく、北アルプスの銀座みたいに快適な登山ができます。
少しの間はコンクリ道ですが、その後も歩きやすい道が続きます。
ガスってるのが残念。
晴れてたら九州の雄大な山並みが堪能できたはず...
久住山の山頂♪
何も見えません...
その隣にある九州本土最高峰の中岳に登りましたが、ここでも何も見えず...
そこから法華院温泉山荘に最短で降りるように見えた白口谷ルートに進みましたが、これがまぁ凄い荒れた道でした。
ところどころ藪こぎがあったり、なんかほとんど人が通ってない感じ...
コースをロストしそうになること数えきれないほど...
しかも雨も降り出してきて、いやな感じ...
それでも1時間ほどすると有名な坊がつるの草地が見えてきました。
中岳から1時間半ほどかかり法華院温泉山荘につきました。
しかし
こちら側のコース入り口はロープで封印されてて、通行止めの看板が...
どおりでコースが荒れてたはず...
周り道でも久住山に戻る一般ルートを行った方が早かったかも...
この温泉山荘は有名です。
施設も山小屋とは思えないほど立派で、ここに泊まる予定でしたが、時間がまだ早かったことと、明日中に横浜まで帰らなくてはならないので、バス乗り場のある長者原まで降りることにしました。
雨でなければ九州屈指のステキなテント場として有名な坊がつるにテント泊しましたが、雨だとなんか気分が...
見たら広大なテン場にテント1張りだけでしたし...
今回はテントは単なる重りで終わってしまいました。
(まぁ よくあることですが...)
でも
有名な坊がつる賛歌のここは、今回一番期待していたところ♪
広大な高原の草地は長野の高原とはまた違った、少しDEEPな感じの趣でナイスです♪
なんか九州って 山に限らず、なんか本土とは違う感が他のエリアよりも濃厚にただよってます。
YAYAは今回含めて4回しか九州いったことないですが、いつも短期間の急ぎ旅なのが残念...
天気が悪いせいか日曜なのにほとんど貸切状態♪
東北とは、また違った感じの深山の感じがステキ♪
コースタイム7時間ほどのルートでしたが、白口谷を除けば、比較的歩きやすくワンゲルな感じ♪
ハードな山も良いですが、こーゆうライトな感じも好きです♪
山から下りても、今日はお楽しみがあります♪
先の祖母山の山小屋に のぼろ という九州の山限定の登山誌が置いてありました。
これが 実に他の業界カタログ誌的な商業誌とは、かなり異なる山好きな人たちの愛のこもった登山誌で、つい完読してしまいました。
いや これ九州以外の本屋さんにはないでしょうが、実にお勧め♪
で、上の最新号(当時)に九重ヒュッテという宿の紹介記事がありました。
登山口の宿なので山小屋ではないですが、山小屋の濃厚なDNAがびんびん感じられ、かつ温泉や食事もリーズナブルに堪能できる知ってる人はしってるステキな宿です。
部屋はこんな感じで山小屋な感じ。
窓の下に見えるパイプ的なものは温泉が流れてて、ここに濡れた服などを下げておくと朝には乾いてました♪
お楽しみの料理もボリュームがあり、チキンラーメンばかりの日々でしたので、生き返る感じ♪
名物のレア山菜のてんぷらがおいしかったです♪
九州の百名山はこれまでに阿蘇、霧島、開聞に登ってますので、残すは宮之浦岳。
さすがに屋久島は別格的に遠いので、いつになることやら...
もしかしたら行けずに終わるかも...