題名: スエロは洞窟で暮らすことにした
10年以上一切のお金をかせぐことも、受け取ることも、使うこともせず、アメリカ・ユタ州モアブの洞窟で暮らす男、ダニエル・スエロ。彼が、うつ病や海外放浪を経て、ゲイである自分を受け入れ、何も持たない生き方を選ぶことで自由と心の平安を得るまでの軌跡を描き出したノンフィクション。 「BOOK」データベースより
お金を一切使わず、何も専有しない(住まいや自転車に鍵をかけない)...
な 生活をしているスエロさんのドオキュメントです。
YAYAは欲しいものがたくさんあるマテリアル・ボーイなので...
この本の主人公のスエロさんのような生き方はできませんが...
YAYAの愛するシングルスピード自転車や一輪車のようなシンプルライフの心地よさは、なんとなく分かるような気もします。
(YAYAの場合はただ単にだんだん怠け者になっているだけなのかもしれませんが...)
スエロさんは別にお金を否定しているわけではなく...
信仰をより深めることと、自分の心を安定化させるためにお金を持たないようにしているようです。
だからといって毎日を無為に過ごしているのではなく...
漁師や炊き出しのボランティアなどなどで忙しい日々を送ってます。
果たして啓示は降りてきた。あの50ドルは心配をいやすものではなく、あれこそが心配の原因だったのだ。悪いことは間違いなく起きる。お金がいくらあろうと、50ドルだろうが百万ドルだろうが、それは防げない。なぜなら、結局のところ、一番の悪いことはなにか。死。命の有限性。時間の終焉。それが彼の恐れていることだ。けれども、それは誰にでもいつかおとずれる。そのときが来たら、お金を出したって救われようがない。
お金は、不滅の現生という夢想を、われわれ人間が将来を決定できるという幻想を、永らえさせてきた。スエロの心に、今後一切こうした幻想を拒絶する覚悟が固まった。あの50ドルは、一番必要なもの-信仰-から自分を遠ざけているだけだった。真の信仰を知りたければ、物質界には頼りになるものなど何ひとつないのだと認めなければならない。信仰のみが悪いことから救ってくれるのだ。ならば、救ってもらおう。
「聖なる清貧を、しっかりと強く抱きしめているならば」と聖フランチェスコは言った。「世の人々もわたしどもを慕ってきて、潤沢な糧をとどけてくれましょうぞ」神の摂理によって安全に運ばれるとスエロが信じるなら、次になにが起きようと問題ではない。ポケットにわずかばかりの現金があろうとなかろうと、困りはしないのだ。
(本書より)
YAYA思うに...
アメリカって いろんな人がいるって点では、まさに世界最強のように思います。
プロのビッグフットハンターなんて生き方ができるのもアメリカならでは...
アメリカのシリアスなMTB乗りの1/3はシングルスピード(変速機なし)ということを聞いたことあります。
山一輪車乗りもたぶんわが国の10倍を軽く超えてるかも...
そいうえば アマゾンCEOのベソスさんのお父さんってプロの一輪車乗りだったそうです。
そんなアメリカは
ちょっと ステキな感じがします♪
いつか又
カスケード山脈にビッグフットを求めて旅することを心の底から祈ってます♪
スエロさんのHP
https://sites.google.com/site/livingwithoutmoney/
スエロさんのブログ
http://zerocurrency.blogspot.jp/