Monkey-ATAX

北米に生息する伝説の獣人 ビッグフット を追い求め、いろいろ活動しています。

アンナプルナ南壁 7,400mの男たち

2015-02-28 20:30:36 | 山登り

横浜屈指のある意味DEEPなところである黄金町

個人的にはすごく好きだった 私立探偵 濱マイク の舞台でもあります。

そこに ジャック&ベティ というスクリーン2つの小さな映画館があります。

久しぶりに映画を見てきました。

 

アンナプルナ南壁 7,400mの男たち

 

一人の男を救うために、世界10ヵ国の登山家が集結した。

”生きることを”を感じる、感動のドキュメンタリー!

 

アンナプルナはネパールの西側にある世界10位の8000m級峰

特に南壁は7000mオーバーの稜線を7kmも延々と行かなくてはならず...

挑む登山者の10人に4人が死ぬそうです。

 

そんな山で、しかも7400mなんてデスゾーンで倒れた一人の登山者の救出に挑んだ男たちのドキュメントです。

 

7400mなんて常識的は絶対できないような救出になぜ挑むのか?

どうして諦めないのか?

なんでこんなキラーマウンテンに上るのか?

そして...

なぜ生きるのか?

 

そんな質問に対して語る彼らの言葉がとても深いです。

 

トレーラーです♪

映画『アンナプルナ南壁 7,400mの男たち』予告編

 

蛇足

YAYAは学生の頃 アンナプルナ周辺を5日間ほどトレッキングしたことあります。

8000m級を実際に見ると なんかとてつもなかった という印象があります。

登ろうなんて、まったく想像できないような...

 ↑ その時の写真です。

背景にアンナプルナあるんですが露出が悪くてなにも見えない...

 

 

 

 

 


東京 京橋のモンベル

2014-12-07 18:07:41 | 山登り

東京駅八重洲口から歩いて約10分くらいのビジネス街のど真ん中

高さ124mの東京スクエアガーデン

そこに都内最大級のモンベルストアが最近オープンしました♪

 

この辺りはいままで何もなくて、たまに用事があっていってもすることなくてすぐ帰ってました。

でも これからはここに寄るというオプションができてうれしいです♪

横浜駅の近くにもモンベルストアありますが、京橋の方が広くて品揃えも充実の感じ。

 

京橋にモンベルができるなんて、いや本当に最近の登山ブームはすごいと思います。

学生の頃は尾瀬や八ヶ岳なんてメジャーなところでもテン場にYAYAのテント1張りだけなんて感じでした。

世の中かわりましたね。

 

マラソンもそうですが、山やスポーツする人がなんでこんなに増えたのか、よくわかりません。

そこで

自分の場合、なんで山登りだしたのか思い出してみると...

もう小学校のころからなので、よく覚えてません...

母親が高校生のとき登山部だったそうなので、その関係でいってたのかも...

いま女子高生山ガールのアニメ ヤマノススメ が2シーズン目ですが

http://www.yamanosusume.com/

母親がリアルにああだったのかと思ったりしてみてると、なんか面白い♪

 

ヤマノススメをご存知ないかたのためにユーチューブのOP添付します♪

ヤマノススメ2 OP2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2014年の夏山行 その2 九重山

2014-09-07 18:37:47 | 山登り

九州の山登り2日目は九重山です。

豊肥本線で大分に戻り、そこから久大本線に乗り換えて豊後中村駅で降ります。

先日の祖母山と九重山は直線距離では約30kmと近いのですが、電車では三角形の2辺的に遠回りになってしまいます。

バイクとかだったらやまなみハイウェイをほぼ直線的に使えて、時間的にも景色的にもステキだったのですが、まぁ別の機会にいつか♪

豊後中村駅からはバスに乗って登山口の牧ノ戸峠。

売店やトイレ、水道もあります♪

水場の無い登山口って、けっこう多いので助かります。

 

コースは 牧ノ戸→久住山(1787m)→中岳(1791m)→白口谷→法華院温泉山荘→坊がツル→長者原

九重山をぐるりと廻ります。

 

施設や登山道の充実がすばらしく、北アルプスの銀座みたいに快適な登山ができます。

 

少しの間はコンクリ道ですが、その後も歩きやすい道が続きます。

ガスってるのが残念。

晴れてたら九州の雄大な山並みが堪能できたはず...

 

久住山の山頂♪

何も見えません...

 

その隣にある九州本土最高峰の中岳に登りましたが、ここでも何も見えず...

そこから法華院温泉山荘に最短で降りるように見えた白口谷ルートに進みましたが、これがまぁ凄い荒れた道でした。

ところどころ藪こぎがあったり、なんかほとんど人が通ってない感じ...

コースをロストしそうになること数えきれないほど...

しかも雨も降り出してきて、いやな感じ...

それでも1時間ほどすると有名な坊がつるの草地が見えてきました。

 

中岳から1時間半ほどかかり法華院温泉山荘につきました。

しかし

こちら側のコース入り口はロープで封印されてて、通行止めの看板が...

どおりでコースが荒れてたはず...

周り道でも久住山に戻る一般ルートを行った方が早かったかも...

 

この温泉山荘は有名です。

施設も山小屋とは思えないほど立派で、ここに泊まる予定でしたが、時間がまだ早かったことと、明日中に横浜まで帰らなくてはならないので、バス乗り場のある長者原まで降りることにしました。

雨でなければ九州屈指のステキなテント場として有名な坊がつるにテント泊しましたが、雨だとなんか気分が...

見たら広大なテン場にテント1張りだけでしたし...

今回はテントは単なる重りで終わってしまいました。

(まぁ よくあることですが...)

 

でも

有名な坊がつる賛歌のここは、今回一番期待していたところ♪

広大な高原の草地は長野の高原とはまた違った、少しDEEPな感じの趣でナイスです♪

なんか九州って 山に限らず、なんか本土とは違う感が他のエリアよりも濃厚にただよってます。

YAYAは今回含めて4回しか九州いったことないですが、いつも短期間の急ぎ旅なのが残念...

 

天気が悪いせいか日曜なのにほとんど貸切状態♪

 

東北とは、また違った感じの深山の感じがステキ♪

 

コースタイム7時間ほどのルートでしたが、白口谷を除けば、比較的歩きやすくワンゲルな感じ♪

ハードな山も良いですが、こーゆうライトな感じも好きです♪

 

山から下りても、今日はお楽しみがあります♪

先の祖母山の山小屋に のぼろ という九州の山限定の登山誌が置いてありました。

これが 実に他の業界カタログ誌的な商業誌とは、かなり異なる山好きな人たちの愛のこもった登山誌で、つい完読してしまいました。

いや これ九州以外の本屋さんにはないでしょうが、実にお勧め♪

 

で、上の最新号(当時)に九重ヒュッテという宿の紹介記事がありました。

登山口の宿なので山小屋ではないですが、山小屋の濃厚なDNAがびんびん感じられ、かつ温泉や食事もリーズナブルに堪能できる知ってる人はしってるステキな宿です。

 

部屋はこんな感じで山小屋な感じ。

窓の下に見えるパイプ的なものは温泉が流れてて、ここに濡れた服などを下げておくと朝には乾いてました♪

 

お楽しみの料理もボリュームがあり、チキンラーメンばかりの日々でしたので、生き返る感じ♪

名物のレア山菜のてんぷらがおいしかったです♪

 

九州の百名山はこれまでに阿蘇、霧島、開聞に登ってますので、残すは宮之浦岳。

さすがに屋久島は別格的に遠いので、いつになることやら...

もしかしたら行けずに終わるかも...

 

 


2014年の夏山行 その1 祖母山

2014-08-07 22:13:41 | 山登り

 

昨年は南アルプス8日間縦走なんて夢のような山行でした♪

でも

今年の夏休みは少し短め...

たまたま九州に行く用事もあったりしたので

今年の夏山行は九州となったのでした♪

 

九州って けっこう遠いので なかなか行く機会がありません。

今回で人生4回目...

いままで山的には 阿蘇山、開聞岳、霧島山に登ったことあります。

 

宮之浦岳はもっと日程に余裕のあるときに行きたいので

今回のターゲットは祖母山と九重山♪

 

まずはアクセスの悪い祖母山から...

 

祖母山は大分県中南部

神武天皇の祖母神、豊玉姫を祀る神体山です♪

 

ビッグフットハンターYAYA的には九州では絶滅したはずの幻の熊が生息しているかもなドキドキ感がステキです♪

 

小倉から特急に乗って大分

そこから1時間に電車1本くらいのローカルな豊肥本線に乗って緒方駅へ

 

車両が1...

 

緒方駅 駅員さん一人...

 

そこから自治体運営の小さなコミュニティバス(本数少ない...)にのって1時間...

 

登山口に到着

しかし 1時間もの距離なのにバス代が300円なのは超リーズナブル

タクシーだと7500円くらいかかるそうです。

 

天気が悪いせいか他の登山者 だれもいません...

登山口駐車場には車ゼロ...

 

九州の登山届所って こんな感じ♪

電話ボックスみたいな...

なかに登山届けの用紙があってそれに記入すればよいようになってます。

 

天気が悪いので岩場のある天狗ノ分れコースではなく宮原コースにGO♪

でも

途中の川を渡るところは水没中...

化繊なトレラン靴なので もうヒザまでザブザブ突撃します。

まぁ 命綱もあるし

 

祖母山は1756mな山ですが登山口が700mくらいなので標高差1000m...

暗くて迷いやすい原生林も 合わさって...

標高のわりにけっこうきつい...

 

3時間くらいで九合目小屋に到着

途中 誰にも会わず...

小屋にも 誰もいない...

 

荷物を置いて 15分先の山頂へ♪

真っ白でなにも見えない...

 

小屋に戻り 濡れた服を着替えて 一段落♪

天気が悪いので管理人さんもおらず

山小屋 独り占め♪

 

幻の熊さんや霊的ななにかが侵入してきたらどうしよう ...

的なスリルに満ちたロンリーナイトがふけるのでした...


モンベル レインダンサーパンツ

2014-07-24 22:08:23 | 山登り

 

そろそろ夏山の季節

去年は南アルプス縦走8日間でしたが

今年は夏休みが短い...

どこにいくかいろいろ悩んでましたが

九州のほうに行く用事ができましたので

九重山にでもいこうかなと...

 

去年の南アルプスは聖岳で崩壊したレインパンツを新調しました♪

モンベルのレインダンサー♪

コスパの高い雨具です♪

 

上は同じく昨年中に新調したモンベルのストームクルーザーで、レインダンサーはその下位グレードですが

ゴアテックだし

そもそも山でのパンツなんてすぐズタズタになるし

で高いのもったいないし

 

しかも!

たまたま行った山用品のお店がセール中で15%引きでした♪

 

でも

九州って...

なんか萌えるものがありますね♪

女性がなんかエキゾで情深い感じで横浜や京都の女性とはまた違った魅力が♪

 

最近 お気に入りの ばらかもん の舞台は長崎県は五島列島♪

ばらかもん ED 【Innocence 】NoisyCell

 


ストームクルーザー

2013-09-15 18:35:14 | 山登り

先月の南アルプスで愛用のレインジャケットが天寿を全うしたので...

モンベルの代表作の一つ ストームクルーザー をアウトレットで購入しました♪

一割引き♪

 

GORE-TEX  の3レイヤー Pro Shell を 30デニールの軽量シェルに装着した、たぶん世界最強コスパのレインジャケット♪

同じくモンベルの超軽量トレントフライヤー・ジャケットとでけっこう悩みましたが...

色以外は現行型と同じでありながらアウトレットなストームクルーザーで決着。

 

ちなみに購入したのは、横浜の隣の町田にあるグランベリーモールにある元REIのモンベル。

モンベルの中でも国内最大級の売場面積を持つ大型店舗です♪

この中にアウトレットショップがあるのです♪

 

さっそく

近所の森でテストしてみました♪

 

流石に新品なのでシェルが水をはじくはじく♪

けっこうな豪雨なのに、中の綿Tシャツは微塵も濡れず♪

フードも視界が広いし、ワンハンドトライアクスルで頭に一発でジャストフィット♪

南アルプスでこれ着てたら避難小屋のお世話にならずにすんだかも♪

スペックに感激しました♪

 

GORE-TEX は最初期のときに一回使ったことありますが、そのときの印象があまりよくなく、その後レインジャケットでは使ってませんでした。

初期の頃の製品は 透湿性はよいものの...すごくゴワゴワしてて動きにくく、かつ収納性がとても悪かったように思います。

しかし

久しぶりのGORE-TEX は、まったくの別物♪

軽いし、動きやすいし、収納もコンパクト♪

すばらしく快適でした♪

もっと早く使えばよかった... 


2013夏山行 南アルプス縦走8days trail その5

2013-08-12 21:23:18 | 山登り

day8

長きにわたる南アルプス縦走もいよいよ最終日。

今日もすばらしい天候です ♪

雲海の日の出 ♪

 

農鳥小屋のテン場をベースキャンプとして空身で3000m峰の農鳥岳を目指します ♪

コースタイムは往復で約2時間半。

 

振り返ると間ノ岳をバックに農鳥小屋が。

 

富士山もきれいに見えたました ♪

 

約1時間で農鳥岳(3026m) ♪

これで国内の3000m級21峰は、残り5峰(北アルプス)のみ ♪

百名山完登はムリ(残り47峰)でも3000m級は完登できるかも ♪

 

今日は全て3000m級の白根三山を全部登ります。

先に見えるは間ノ岳と北岳。

 

二度目の間ノ岳(3189m)は絶好の天気で視界最高 ♪

 

でも

時間が進むにつれ だんだんガスってきます。

 

日本で2番目に高い北岳(3193m)の頂上についた頃にはすでに真っ白...

それでも 前回来たときの暴風雨に比べれば天国 ♪

ここが今回の山行最後のピーク。

 

下界へのバス停のある広河原に向けて下山。

振り返ると北岳はガスの中...

 

しかし...

北岳へのメインルートであるこのコースは、とても南アルプスとは思えないほどの大量のヒトヒトヒト...

思わすラピュタのあの有名なセリフ (登ってくる)人がまるで○○のようだ...

的になんか すさまじいものを見てしまいました...

南でこれならば...

北アルプスにはしばらく行かないようにしよう...

 

残雪な大樺沢を足を滑らせながら下ります。

 

途中 道が荒れてて迂回路となり 時間もかかりましたが...

1530には広河原バス亭に到着。

 

きれいな服に着替えて、甲府駅まで南アルプス林道をバスで下ります。

 

長いようで短かった8日間も、なんとか無事に終わりました。

途中の塩見岳あたりでDNFになるかも...なんてちょっと弱気でしたが

意外に足は最後まで持ってくれました。

 

でも 体への負担はそこそこあったみたいで

山行の間 爪がぜんぜん伸びなかったのが...

ちょっと気味悪かったです。

 

 

 

 


2013夏山行 南アルプス縦走8days trail その4

2013-08-11 20:27:57 | 山登り

day6

夜明け前からの土砂降りで目覚めるほどイヤなことはないですね。

南アルプス中央にある3000m峰「塩見岳」へのベースキャンプでもある三伏小屋の朝はまさにそんな感じでした。

予定していた塩見岳へのアタックを中止して山を降りる方々や

今日はもうここに連泊して、明日の天気に期待する方々が

大勢いました。

 

8時前になると雨が少し弱まりましたので...

YAYAは3時間ほど登った塩見岳山頂の1時間ほど手前にある「塩見小屋」まで行くことにしました。

 

塩見小屋にはテント場がないので小屋泊まりとなりますが

天候もよくないので体調をリセットするため小屋泊まり かつ 食事もお世話になることにしました。

自炊はお金がかからないのがいいですが

メニューがフリカケご飯とかレトルトとかフリカケご飯とかレトルトとか...

ちょっと飽きるので...

 

出発時は 雨降ってましたが

登るにつれ だんだん雨がやんできました ♪

小屋に着く頃には完全にドライ ♪

 

さらにお日様も出てきて 塩見岳の双耳峰が綺麗に見えます ♪

 

まだ昼過ぎなので 濡れた雨具などを干したりもできました ♪

 

明日から目指す 白根三山 もきれいに見えます ♪

 

今朝の雨のせいかキャンセルする人がたくさんいたので部屋もスキスキです ♪

10人くらい泊まるところに2人だけ ♪

 

さらに

ヘリコプターによる荷物の運搬見学などのレアな経験もできました ♪

 

3回も行なわれた荷物運搬で こんなに大量のダンボール箱が !

 

しかし!

当日の小屋スタッフは女性3人のみ。

通常はご主人、奥さん、娘さん(キュートな方)!、スタッフの女性(スッとした感じのキレイな方)!の4人なのですが

ご主人がたまたまおられなかったので20代の娘さんが一人でダンボール箱の小屋までの運搬をしていました。

 

これを見ているのはYAYAの 下心 騎士道精神が許しません!

他のお客さんとともに荷物の運搬を手伝いました。

峠から小屋までの登りよりもしんどかった様な気もしましたが

若い娘さんの笑顔のためならば たとえ我が身が朽ちるとも本望です。

 

とても若くみえるお母さんの作っていただいた夕ご飯も実に美味しくて

お代わりを連発して たぶんこの日一番食べたのはYAYAかも。

おかげさまで体力がみなぎる感じ ♪

 

あと ちゃんとした屋根の下で寝るのは やっぱりすごく快適でした ♪

 

day7

昨日とはうって変わって朝からすばらしい天気 ♪

夜明けの白根三山 ♪

 

天気が良いと足取りも軽く 百名山 塩見岳 の山頂にも余裕で到着 ♪

 

今日 これから歩く稜線 ♪

遠く北岳まで望めます。

 

森林限界の瀬戸際をいったりきたりのスカイライン ♪

 

熊ノ平の名前にふさわしく なんか熊っぽい足跡も...

実際この辺りには熊がいるそうです。

 

稜線沿いは日差しが強烈でしたが 森パートは快適 ♪

下界のような暑さはありません。

夏山のだいごみ ♪

 

今日の目的地 農鳥岳 が迫力的 ♪

 

本日もコースタイム10時間超えなので、時間は既に14時過ぎ...

雲がでてきました。

こーなると雷の危険性もでてきますので足を速めます。

ガレた路面があるきにくい...

 

なんとか1430に本日のお宿 農鳥小屋に到着。

下の写真は翌日撮ったので晴天下ですが 実際はドンヨリ...

 

テン場からガスから顔を少しだした農鳥岳をパチリ ♪


2013夏山行 南アルプス縦走8days trail その3

2013-08-08 21:07:30 | 山登り

day4

山の朝は早くて...

避難小屋でも、朝3時には活動が開始されます。

夜通し荒れてた天候も、この頃には落ち着いてきて5時過ぎに小屋をでたときには雨はやんでました ♪

着替えが実質2セットしかないので(もう1セットは帰りの電車用)昨日の濡れた服をまた着ます。

気持ち悪いけど まぁ 歩いてるうちに乾くでしょう。

流石に靴下だけは濡れていると足にマメができるので乾いてる予備に変えました。

 

本日の予定はコースタイム約8時間の荒川小屋。

 

ほどなく昨日の目的地であった百間洞山の家につきました。 

夕食のトンカツが名物のきれいな山小屋です。

南北アルプスの山小屋は100名山ブームでリニューアル化が進み、どこもきれいで快適そう ♪

食堂みたいに飛び込みでカレーやコーヒーを頼めるところもあってテン泊でも持ってく食料を減らせたりできます。

いい時代になりました ♪

 

ダテカンバに覆われている 百聞平 

通路のところは剪定してありますが、枝の先っぽでCWXのタイツが破れたりしました...

 

2時間ほど比較的ゆるやかな稜線を進むと、いよいよ南アルプスの主峰の一つ 赤石岳(3120m)への登りがはじまります。

下写真にあるような大斜面のトラバース路。

大きな石がゴロゴロしてて歩きにくい...

 

昨日の雨で体調くずしたせいか、なんかペースがあがりません。

でも 気分が悪いとか、バテバテになるとかではなかったのでカメさん走行に徹してじっくり登ります。

 

45分ほど余計にかかって赤石岳の頂上につきました ♪

 

しかし

南アルプスの盟主的な赤石岳なのにだれもいません。

でも

そんな

静かな南アルプスって YAYA的には俗っぽくてわさわさしている北アルプスよりも好きです。

 

アルプスでは珍しく 午後になってからの方が天候が回復しました。

下り基調もあって 余裕のハイクとなりました ♪

 

 

標準コースタイムより時間がかかりましたが16時前に荒川小屋に到着。

ここもスターバックス的に こぎれいな山小屋でした ♪

 

テン場で他のソロテン泊の方々と昨日の極悪天候ネタで盛り上がりました ♪

気のせいか着ている雨具のレベルによってだいぶヤラレ具合が違ってたようで、やっぱり安全や快適はお金で買えるのだな...と思いました。

今回の山行でカッパが潰れましたので次雨具はゴアテックスのを買おうかな...  

なんて思いました。

 

day5

もう すっかり3時起きが定番化したYAYA

朝焼けの富士山が綺麗でした ♪

 

晴れていると撤収も素早く行なえて5時過ぎにはすでにon the road ♪

小屋でてすぐの荒川岳への急登はきつかったですが...

天気よければ ノープロブレム ♪

 

この季節ならではの満開のお花畑 ♪

 

百名山は荒川岳の前岳からの眺めもすばらしく

遠くに見えるは中央アルプス

この日は穏やかで美しかったですが...

昨日の雨では4名の登山者の方々が無くなったそうです...

 

本日の予定はコースタイム約10時間の三伏峠。

10時間だと さすがにちょっと気合が入ります。

朝5時に出て、休みなしでも15時着...

山の15時過ぎのとても不穏な感じ(落雷の危険性が指数関数的にUPします)が あまり好きではないのでウサギさん走行でがんばります。

 

コースは森林限界の上下をいったりきたり...

森中は涼しくて快適 ♪

 

お花畑がいたるところにあってステキです ♪

 

最後の3連荘のピーク越えがしんどかったですが16時半ごろに塩見岳の麓の三伏峠に到着 ♪

 

夜になっての豪雨がちょっとイヤな感じで

6日目の朝を迎えました...


2013夏山行 南アルプス縦走8days trail その2

2013-08-06 21:26:33 | 山登り

day3

今山行ではテン場から水場が遠い(往復30分以上!)なところが多かったですが、茶臼小屋は水場が小屋の脇にあって便利 ♪

キャメルバックに2Lちょいの水を入れて5時過ぎに北に向かって出発。

この日の予定はコースタイム約10時間先の「百間洞山の家」

 

気になる天気はドンヨリでけっこうガスってます。

でも最初は雨は降ってませんでした。

 

しかし歩き始めて1時間ほどで雨がポツポツきだして...

収まる気配が無いためカッパ上下とザックカバーを装着します。

 

200名山の上河内岳(2803m)で森林限界を越える辺りでは風もビュービューからゴーゴーにパワーアップ。

3時間ほど歩いて百名山 聖岳(3013m)の上り口あたりに着く頃には、もう下界だったら警報がでる感じの風雨。

ここのすぐ近くにある聖平小屋に行くことも考えましたが聖岳に登頂し、降りてくる方々がおられたので情報を聞いてなんとかいけるかもと出発。

聖岳は2回目だったのも背を押したのかも。

 

登りだしはまだ森の中なので木で風がマイルド化され、まぁ普通に歩ける感じでしたが...

聖岳は3000m峰ですので上に行くと、そこはもう下界とは別世界なワイルドゾーン...

荒れ狂う3000m峰のすごさはもう想像できないレベルです。

そんななかを長く急勾配で、かつ歩きにくい砂礫の大斜面をジグザグ進み、少しずつ高度を上げていきます。

ここの登りは晴れててもかなりきついところ...

少ないですが頂から降りてくる人がまだいるのが心の支え。

 

登りなのに体温が上がるどころか、風で体温を奪われ どんどん寒くなってきます。

難所等で立ち止まると体がガタガタと震えているのがわかります。

 

あとで気がついたのですが途中でカッパ内部の防水フィlルムの一部が破れたようで、それも状況をきつくしてくれてたようです。

 

前に南アルプス北部の北岳で同じようにきつい風雨にやられ北岳山荘に避難したものの、体が冷え切ってて翌日小屋で寝込んでた思い出がよぎりました。

「トムラウシ遭難ってこんな感じだったんだろうな」 とも思いました。

聖岳は北海道ではないので、まだマイルドだったんでしょうけど。

 

なんとか聖岳の頂上につきましたが、当然のようにだれもいません...

写真を撮ってる場合でもなかったので、速攻で下ります。

1秒でも早くこのエリアから逃げたい...

 

風雨が収まる気配が微塵もないので予定を変更して、「百間洞山の家」の2時間半ほど手前にある 「兎岳避難小屋」 に逃げ込むことに決定。

前に来たとき ここは廃墟と化してて誰も利用してませんでしたが2009年に補修されたと地図には載ってます。

どんな状況か分かりませんでしたけど、たぶんテントよりはましなはず。

すると こんな中でも 登ってくる人がいましたので避難小屋のことを聞いてみました。

 

「私も避難小屋を利用しようと探したんですけど改修前のしか見つけられませんでした。でも絶対あるはずですので探してみてください。」

...

不安が募ります...

 

しかし

「二人組みの女の人達も探してましたが、であいましたか? 出会ってなければその方々は利用されているかも。」

...

なんか力がみなぎってきました。

 

「その女の人達は何歳くらいでしたか?」 と聞くのをこらえるのがたいへんでした。

...

 

目を皿のようにして兎岳避難小屋への分岐を探してましたら、「ここは避難小屋」と書いてある立派な標柱がありました。

獣道っぽい細い道を辿ると...

なんか みるからに廃墟っぽいコンクリ製の建造物がありました。

 

これが先の人が言ってた改修前の小屋か?

と 思って ひん曲がったドアを開けると...

 

中はけっこうきれい ♪

先に聞いた人はここが改修後の小屋だとは思わなかったようですね。

たしかに外見からは廃墟にしか見えませんでした。

つまり

改修って 外側をいじらずに 中の壁と床と天井をやりかえただけのシンプルなリニューアルだったようです。

 

嵐のなか 何人かが中で着替えたり、レストしたりしたみたいで、床はビショビショでしたが...

すでに14時過ぎで、これ以上 先に進むのは危険でしたので

着てるもの全部脱いで 

乾いた服に着替えて

シュラフにもぐりこみました。

 

もう

夕食を食べる気力もなく

翌日の天候の回復を祈りつつ意識を失うのでした。

 

ちなみに...

女性2人組みの方は いませんでした...

(年配の方が2名おられました。)

あと

カメラも動かなくなりました...

防水袋にいれてたのに...