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monmon photo
日頃撮影した写真の記録。鉄道中心に。

個人的な範囲以外での画像の無断使用を禁じます。
 



3日間の夏季休暇を取って、東北地方へ撮影旅行に出掛けました。久しぶりに複数日まとまった接道写真の為の遠征です。天気を見て出撃日を決められないため晴れるかどうかは運任せ。最近は時に晴れてくれる事もあるため、晴れれば順光ポイントを下調べしていざ遠征に臨んだものの、列車通過時に日が射したのは2回ほどだけという散々な結果でした。地元関西は連日の晴天で猛暑というのに全くぶれない天気運です。
今回は収穫目前の稲田がテーマにあり、只見線や石巻線で以前訪問した俯瞰撮影地で黄金の絨毯の上を行く列車を撮るという目的があったのですが、全く晴れてくれませんでした。

限られた時間で効率よくかつ可能な限りエコノミーに撮影をこなせるように交通を手配。始発に近い新幹線でまずは東京を目指します。
足りない睡眠を補うためにほとんど寝て過ごした車内ですが、その眠気がはっと飛んだのは浜松通過直前の車窓に381系パノクロと付随車、117系が手を繋いでぽつんと留置されている姿を見た時です。収蔵スペース不足という呆れた理由で新規収蔵されるN700系の玉突きで追い出されたもので、一旦収蔵した品を簡単に鉄クズにしてしまうとは、「ミュージアム」を名乗っていますが、いろんな意味でミュージアムなのかと疑問を持つ「施設」です。展示品の模様替えでバックヤードに引っ込んでしまうのとは訳が違います。強いて処分を肯定するのであれば、保存車両のだぶつきで考えるべきで、そうなれば0系が処分対象でしょう。ここに行かなくても至る所で見る事ができます。もう目にするのは最後かもしれないと思いましたが、処刑前の不憫な姿をとても写メに撮ろうとは思えませんでした。

東京で東北新幹線に乗り換え郡山へ。レンタを手に入れると、一目散に俯瞰撮影地へ。今回は前回と違って磐梯山も見渡せる別の俯瞰位置から狙う事にします。森林公園のアクセス道路を慎重に上り撮影地近くへ車を停めると、撮影地への入り口を探します。分かりにくいとの事でしたが、それらしい踏み跡はすぐわかり、ものの30秒で眼下が開ける地点に到達しました。しかし、正面左の磐梯山には雲がかかり、一面に広がる稲田の色もくすんでいます。稲田の色は一面に黄金色ではなくまだ青っぽいところもありマダラです。しかし、あまり遅くなると収穫が始まってしまうためなかなかいい色の時期にくるのは難しいですね。
カメラをセットして午後の下り列車を待ちますが、薄曇りのままメリハリのない状態で下り列車は通過して行きました。

この列車を一旦会津川口まで追いかけ、こちらも曇天で撃沈して戻ってくると、大本命の夕方の列車になります。合計4名で列車を待ちますが空模様からは敗色濃厚。それでも一縷の望みをかけて待ちますが、マダラ状態で撃沈でした。せめてもの救いは列車には日が当たったことぐらいでしょうか。


約30分後の下り列車は線路スレスレまで山影が迫ってくる状態で、その時点でアウトでした。こちらも盛大なマダラかつ列車には陽当たらずの大撃沈。


この撮影地も、他の俯瞰撮影地と同様、周囲の木々の成長とともに撮影できる範囲が徐々に狭まって来ています。
今回は2回撮影した事で、太陽の方向はベストでないものの薄曇りで済んだ427Dの方がまだマシな画像になってくれました。
キハ40系列の置換えが徐々に進んできており、隣接する磐越西線から置換えの発表がされています。全線開通ぐらいのタイミングで置換わってしまいそうな勢いであり、快晴の稲田と只見色キハ40とのコラボを再履修する事はできるのか微妙なところです。

2019.09.13 会津高田 - 根岸 427D/430D/431D
Nikon D700 AiAF VR ZOOM NIKKOR ED 80-400mm/4.5-5.6D
Nikon D7200 AiAF NIKKOR ED 80-200/2.8D


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