これまで何度か撮影している旧山陰本線の線路を活用した嵯峨野観光鉄道のトロッコ列車ですが、ロケーションがいいだけに沿線へのアプローチが難しく、お手軽に撮れるワンパターンの画ばかりになってしまいます。
秋の晴れた日の午後、時間が出来たので今年も保津峡へ行ってみることにしました。今年は11月に入り急に寒くなったため紅葉が少し早く始まっていました。
コロナの影響で例年よりもすいている清滝界隈を抜け、水尾へ抜ける県道を走ります。途中、トロッコ保津峡駅が見下ろせるヘアピンカーブから景色を確認しますが、天気が良すぎて逆光が強く、画になりそうにありません。ここは少し曇っているほうが良いようです。ここでの撮影はあきらめ、JR保津峡駅へ。通過予想時刻の10分ほど前に滑り込みましたが、撮影者は10名程度で場所は十分あります。光線は側面に申し分なく当たっていますが、保津川の一部はすでに陰になりかかっており、水面全体には日が差していません。この1本前(1時間前)の列車だと太陽の高度が十分で川面にも日が差すのですが、列車側面に日が十分に回りません。なかなかすべていい条件では撮れないのがここの難しいところです。
構図を決めて試し撮りしていると、保津川下りの舟がやってきました。コロナでも乗車率はよいようですが、例年より舟の通過する間隔は空いているような印象でお客さん全体の数としては少ないようです。
予定時刻になると、右手の日陰から列車が飛び出してきましたが、列車は減速してベストポジションで停車。ホームから撮影している撮影者へのサービス撮影会の様相ですが、実際はトロッコ乗客へのサービス停車と思われます。
せっかく1分ほど停車していたのですが、運行間隔があいてしまった保津川下りの舟は現れず、コラボできませんでした。動き出すため、エンジンをふかしたDE10から煙が上がっています。紅葉の陰に隠れてしまう直前を川面を外して列車と紅葉メインで。
わずか10分ほどの滞在で、紅葉の順光トロッコを撮影できて大満足でした。
TOPの写真は、試し撮りの際に通過した川下り舟とトロッコをコラージュしたものです。
2020.11.15. トロッコ保津峡 - トロッコ亀岡
Nikon D7200 AiAF NIKKOR ED 70-200/2.8D
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