ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

間近で吉坊~船場寄席

2010-09-02 23:32:44 | 落語
船場寄席、なんと、お目当ての吉坊さんが、トップで。


船場寄席を、開催してから、2号館も空店舗も無く、賑わいを取り戻す。



満席の客席・・・・。

一、桂吉坊・・・・・・・・・・・・・「月並丁稚」

なんと、開口一番に、吉坊の登場。
かわいい、丁稚が出てくる「月並丁稚」
月並とは、元々「毎月」とか、「毎月、決まって行なう会」との意味。
月並の釜をたきますが、いつものお茶会を催しますの事。

でも、この丁稚さん、女中さんにお尻をつねってもらうと思い出すと、
でも、最初のキッカケはどんなんだったのか、想像つきませんな。

吉坊さん、より丁稚のかわいさはでているが、語り口は、春團治師匠にそっくり。
一字一句の言葉を大事にする吉朝師匠の教えのもと、落語そのものの楽しさ、
おもしろさを伝える、古典落語の真髄の後継者ですな。

ほん目の前の、吉坊の高座。
愛くるしい、丁稚のまなこの動きに、益々、ごまめは虜になりましたな。


二、桂米八・・・・・・・・・・・・・「曲独楽」

舞台のライトがきつく、暑い暑いと、汗ダクダクの米八さん。
汗ばむ手では、独楽を廻すのが難しいと、

独楽をキセルにのせる風車、天井が低いので、舞台を降りての大熱演。
目の前での技に、ハラハラドキドキ・・・・・でも落とす確立はゼロ。
1%でも失敗の不安があれば、到底あんな至近近距離では芸の披露はできない。

刀の刃先で、止めたり、糸渡りなど、汗をかきかき、手抜きする事なく、
たっぷりの名人芸・・・・。

あとで聞くと、ざこば一門のわかばさんが、教室で素人さんに混じって
修行中とか・・・上方の落語家は二百数十名、ボチボチ、色物の後継者も
育ててもらわんとあきまへんな。


三、笑福亭瓶太・・・・・・・・・「野ざらし」

師匠の鶴瓶さんがよくかける、「誰やねん」の九官鳥のマクラ。
落語に入ってからも、何度も「誰やねん」がでてくる。

このサービス精神が、瓶太さんの真骨頂。
瓶太さんは、汗ではなく、ツバを飛ばしての大熱演。

サイサイ節の「スチャラカチャン、スチャラカチャン・・・・」
釣り場での、ハチャメチャぶりが最高に楽しい。

「船場寄席」、この充実の一時間半で、800円(実質は300円)は安い。
毎週木曜日開催、地下鉄乗って来ても充分、元はとれまっせ。



第34回・船場寄席
2010年9月2日(木)午後6:15開演

一、桂吉坊・・・・・・・・・・・・・「月並丁稚」
二、桂米八・・・・・・・・・・・・・「曲独楽」
三、笑福亭瓶太・・・・・・・・・「野ざらし」




落語のあとの、じゃんけんで、お食事券、プレゼント。
席亭の文福師匠も参加。


かわいい、吉坊もジャンケンポン。


本日は楽太郎さん・・・・・楽しい打ち上げ後の、ご機嫌の皆さん。



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