ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

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こごろうのワハハ落語会

2011-06-25 20:49:15 | 南天(こごろう)の会

さやかミニ落語会・・・こごろうワハハ落語会

岸和田から泉ヶ丘を通って、狭山へ、車で30分、近い、近い。


SAYAKAホール・立派なガラス張りの建物。


1Fにおられた、ガードマンの親切なこと。狭山市のサービスの高さを感じますな。


いつも以上に大入りの会場とか・・・こごろうさん人気か。

一、桂鯛蔵・・・・・・・・・・・・・「代脈」

開場前の入口を私服姿の鯛蔵さんがウロウロ。
まだ、高校生か大学生に見える若々しさがある。
さすが8年のキャリア、しっかりとした高座で、楽しませてくれる。

演目の「代脈」、もっと色っぽい噺であったとの想いがあったのだが、
茶菓子の羊羹を食べるのはしぐさなどは、若い修行生らしく嬉しそうだが、
お嬢さんへの診察のところはいたってアッサリ、やはり、R-18向けての代脈はまだ早いのか、
いたって、さわやかな健全なる鯛蔵さんの「代脈」でおました。


二、桂まん我・・・・・・・・・・・「桑名船(巌流島)」

久しぶりの、まん我さん。

今日は、12時前まで、京都KBSで仕事。
阪急でと思うと、不通。JRへと思うと、運悪く事故で遅れている。
京阪では、時間がかかり過ぎるので、ここの2時開演には完全に遅刻。
では、どうして、こにいるのか・・・・・・実は新幹線を利用して来ました。
今、着いて、ホッとしています・・と。

そのあと、ざこば師匠と車で仕事へ行った帰り、車のガソリンが無くなって
焦ったハナシなど、マクラで充分楽しませてくれる。

噺は。「桑名船」・・東の旅で、桑名から熱田の方へ船で・・という説明があったのですが・。
東京でいう「桑名船」は、上方でいう「兵庫船」。今日、聴いたのは、東京でいう「巌流島」。
でも、これが、こちらでいう「桑名船」か・・・ややこしい。
でも、確か、文太さん以外で聴いたことのない噺、こんな噺をもってくる、まん我さんに、感激。

騙されて先に陸に上げられた侍に対する、船の中からの客の罵声が楽しい。
侍が、骨董屋の対応が悪いと手打ちするとか、仲裁に入った老侍と真剣にて勝負する。
陸に上げられて、怒って、海へ飛びこむ・・・船の底に穴を開けて・・皆を沈める・・。

次々おこる事件に、乗客の立場のつもりで見ている会場のお客さん、
この侍の乱暴と無理難題さと、初めて聴く方が多いお客様のドキドキ感の相乗効果で
まん我さん、この噺のミステリー感をうまく、活かしている。

この噺、「桑名船」をもってきた、まん我さんに感服でおます。


三、桂こごろう・・・・・・・・・「壺算」


得意の、大阪のオバチャンネタに、今回は大阪のオッチャンネタがプラス。
いつもながらの人間ウォッチが、最高に楽しい。

お馴染の「壺算」ですが、喜六は喜六で能天気。
店を出てからも、「清やん、ほんま買うのん上手やな。」「7円の壺、6円で買うて、1円も得や」
二回目も「ほんま、あの、番頭あほやな」、「あいつ、壺の3円、足すのん、忘れてとんねん」
こんな、こごろうさんの、だめおし的な笑いの演出が大好き。

瀬戸物屋の番頭は、何かおかしいとは思っているが、答えをだせないもどかしさ・・。
その動転振りは、誰にも増して、こごろうさんの最骨頂でおます。

「3円と3円が・・・3円と引き取る3円50銭の壺で、・・・6円50銭。」
蓋付の甕を買いにきた客とのやりとりに更に混乱して、
「3円・・と3円・・・12円50銭。」・・・・最後には・・「・・・・・21円50銭。」

でも、この簡単なトリックに、番頭だけではなく、何度となく、騙されている自分にハタと気付く。
解っていながら騙される自分自身を楽しむのが、「壺算」の良さ・・・。
やはり買い物は、いや「壺算」は、こごろうさんに限りますな。


こごろうのワハハ落語会
2011年6月25日(土)午後2:00開演
SAYAKAホール

一、桂鯛蔵・・・・・・・・・・・・・「代脈」
二、桂まん我・・・・・・・・・・・「桑名船(巌流島)」
三、桂こごろう・・・・・・・・・「壺算」

今後の・さやかミニ落語会
2011.8.27・・阿か枝のほのぼの落語会・・阿か枝、風喬、団姫
2011.10.15・・歌之助のとっておき落語会・・歌之助、吉坊、吉の丞
(吉坊さん目あてで、嫁さんの分と二枚チケット購入
帰って、嫁さんにいうと「ええ、もう、そんな先の分なん・・・・。」と、)


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