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最後の講釈定席として惜しまれつつ平成二年に休場した東京・上野の本牧亭。その席亭を務めた四十二年を振り返る。石井英子さん、江戸っ子の爽やかな人柄がにじむ「おかみさん」物語。周りのある方は「世間ではおかみさんのことを女傑というけど、これはよく考えてみると、こんな世間知らずで物事を知らないのに寄席を経営している,このへんが女傑と呼ばれる所以なんだな」と、あっけらかんとしながら、講談、そして講釈師、芸人さんが大好き、大勢のお客様に聞いていただきたい、その一心で「本牧亭」の看板を守り通す。
講談界には、最近伯山さんが出てこられましたが、東西とも講談の定席の小屋を作るのが悲願なんですな。
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