ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

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喬若さん充実の二席~第二回ザビエル寄席

2008-05-25 00:30:42 | 笑福亭松喬一門
浜寺公園前から、チンチン電車に乗る。
電車、途中から私一人の貸切状態。200円のリッチな旅。
今度は、朝から出て、堺探索もおもしろそう。

妙国寺にて下車。・・・・場所は、電停前の、堺刃物会館。
今回、お世話のT氏のご紹介で、ザビエル寄席ヘ。

150人の満員御礼。
最初に、商店街の御役の方の挨拶。
続いて、市会議員?の挨拶。(あまり落語会には興味無しとみたが)


一、笑福亭喬若・・・・・・・・「手水廻し」

トップに喬若さん。・・上方落語界の松坂大輔と。

マクラを話していると、最前列の先程の議員がスッと立って退出。
それも、前の喬若さんが出てきた、右前の屏風の中ヘ。
喬若さんも唖然。
その後、廊下で会場まで聞える大声で話し。
非常識、甚だしい。議員特有の顔売りだけが目的でっか。

今日の主役は、噺家さん。そして、お客さんでっせ。
まあ、議員さん、あの非常識さでは次の選挙はおちまっせ。

話しは、手水廻し。ちょうずとは何の事と寺の和尚に
ちょうずとはと聞くところで、左前の、おばさんが
長い頭と・・・・・・。落語で、先に言うのは、違反でっせ。
非常識、2連発・・・とほほ。・・・・ボヤキの報告か。

しかし、途中から、しーんと黙らせたのは、喬若さんの実力。
田舎の旦那さんと番頭さんの味も出ていて好演。
師匠三喬さんとはちがった、落着いた正統派。
二席聞けるのは、やはりよろしいな。

二、桂三弥・・・・・・・・・・・・「天災」

昨年見た時より、多少お顔がふっくらか。
話しは、勢いがあって、おもしろい。
心学の先生の教え、解っているのか、解らないのか。
ウラ覚えで・・・隣の家へ。
でも近所に、紅羅坊名丸のような心学の先生、欲しいですな。


三、笑福亭喬若・・・・・・・・「皿屋敷」

「皿屋敷」と言えば、春團冶。三代目。
喬若さん、この噺を、なんと三代目につけてもろたと。

随所に、三代目の言い回しが・・・。
特に、肘を膝につけて、前かがみになるしぐさ・・よろしいな。

欲を言えば、お菊さん、もう少し色っぽく。ええおんなに。
でも、2席たっぷりで、主任の責務は充分達成。
次も、期待しまっせ。

四、露の都・・・・・・・・・・・・「都はなし+金明竹」

中入り後。都さん、・・・・初出会い。
しゃべりの大阪のおばはん色で、会場の女性客の心、キャッチ。
実は、堺の出身。近くのくるみ餅の今泉君とは同期とか。
病院で、しゃべっているおばさんの乗りの、気軽さで、次から次と。

「吉永小百合でございます。」と繁昌亭でお見送りの際、連呼。
自分自身、その日、布団の中まで、「吉永小百合でございます」。
と、耳に響く。

25分、マクラとも、世間ばなしとも言える話でぐいぐいと。
残り、10分で話したネタが、実は聞いた事があるが、
題目、思え出せず。・・・・筋を書きますので、誰か教えてください。

定吉が、お店番をしていると、
まず、傘を借りに来た見ず知らずの人に貸してしまう。
女将さんが「骨と皮が、ばらばらで修理に出してますと言えと」

すると、隣の方が、ねずみを捕るため、猫を貸してと。
「骨と皮が、ばらばらで修理に出してますと」答え、頓珍漢に。

次に女将が、
「サカリがついて、外をうろうろするので柱にくくりつけてます」
と教えていると得意先から、旦那さんへのお誘い。

「サカリがついて、外をうろうろするので柱にくくりつけてます」
定吉が、またまた頓珍漢な受け答え。

さて、このはなしは、・・・・・どなたか、お教えを。
・・・・・・・・・・後日判明・・・金明竹でした。

終演後、「吉永小百合でございます。」でお見送り。

次のザビエル寄席にも、喬若さんの充実ぶりに期待。


第二回・ザビエル寄席
2008年5月25日(日)14:30開演
堺刃物伝統産業会館 2F

一、笑福亭喬若・・・・・・・・「手水廻し」
二、桂三弥・・・・・・・・・・・・「天災」
三、笑福亭喬若・・・・・・・・「皿屋敷」
中入り
四、露の都・・・・・・・・・・・・「都はなし+    」


詳細は明日、以降に。
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