ブログを再開しようと思ったのは、
実家の愛犬シロさんの残された日々を記録したかったから。
2015年秋にかかった前庭疾患をきっかけに、
シロさんは急におばあさんになりました。
認知症と思われる症状もでてきました。
さくっとシロさんのことなどを紹介します。
シロさんは推定年齢16歳弱、ハスキー系mixです。
最近体重を計れていませんが、最盛期は29キロもありました。
推定年齢というのは、シロさんは野良犬出身で生まれも育ちもわからないからです。
私たち家族に加わったのは、2001年春。
その際に健康診断を受けました。
獣医師の先生は、1歳未満、ハスキーの血が入ってる、と教えてくださいました。
それから15年、
シロさんは田舎の自然の中で、
母にかしずかれ、
先住犬のももとは犬猿の仲ながらも(犬どうしですのに!)
のびやかに暮らしてきました。
(実家にはもう1匹、ももという捨て犬出身のビーグル系mix犬がいました。
おバカさんだけど健気でちょーかわいかったです。
2009年8月25日永眠。)
当時、ひとり暮らしだった私は週末になるとシロさんとももに会いに帰りました。
私がシロクマ相方と上海で生活を始めたのが2010年、
その前年の1年ほどは私も実家で一緒に暮らしました。
シロクマ相方のお仕事の都合でシンガポールで暮らした1年間は、
2回しか会えなかったけれど、
本帰国して神戸での生活を再スタートさせてからは、
月に何度か会いに帰ってました。
2015年春にお仕事を辞めてからは一層ひんぱんに。
Shiro is my sun!
シロさんあっての私。
シロさんの元気が、私のエナジーなのでした。
そんなシロさんに異変が起きたのは2月11日のこと。
あらためて経緯はお話ししたいと思いますが、
シロさんは重い病気だったのです。
3月9日、ドクターのインフォームド・コンセントを受けました。
「鼻腔内腫瘍」
シロさんはがんでした。
高齢のシロさんは全身麻酔が必要な検査は受けられません。
だからあくまでドクターの推測です。
彼女の鼻の中には腫瘍があるようです。
鼻腔内腫瘍はほとんどが悪性で進行が早い。
そして、見つけられた時にはかなり進行しており、
治療法も限られ、根治は難しいです。
シロさんはおばあさんです。
健康だったとしても、残された時間はそんなに長くない。
ハスキーの平均寿命は11歳から14歳、
20キロ以上のmix犬の平均寿命も10歳から14歳、と本で読みました。
シロさん、ありがとう。
長生きしてくれてありがとう。
でも、大切なシロさんを最後はがんで失うなんて。
シロさんが苦しんで死んでしまうなんて。
耐えられない。
シロさんには、できる限り快適に暮らしてほしい。
ささやかでも毎日、喜びや楽しさを感じてほしい。
その最後は穏やかなものであってほしい。
ドクターの説明を受けてから、私の望みはそれだけになりました。
シロさんがおばあさんなだけに、
もしかしたら、がんは進行がのんびりで、
もしかしたら、がんにやられるより前に、
シロさんは穏やかに旅立てるかもしれません。
そのためにできることを全部しよう。
シロさんの残された日々をどのように過ごしたか、
シロさんと私たち家族がどのようにがんとむきあったか、
これからはそれを中心に書いていきたいと思います。
そんなシロさんですが、昨日は体調が良くて、お外に出られました。
(踏んづけているのはわが家のスイセン。だからええのです。)
病状は一進一退。
ずっと寝ている日もあるのです。
だけど、元気な時はほんの少しだけお散歩ができます。
頼りなげ危なげで目が離せないのだけど。
実際よくつまずくし、何もないところで転びそうになるし。
シロさんがおばあさんになったと私たちが感じることのひとつが、
感情表現の乏しさ。
はじめはそれをとても寂しく感じました。
でもこの日は控えめにも外に出られる喜びを爆発させておりました。
全身で空気、匂い、草や土の感触を楽しんでいた。
きっと若い頃のシロさんしか知らなかったら、
彼女の喜びが頂点に達していることに気づいてあげられなかった。
今はそれがわかります。
老犬って愛おしいなあ。
後から読み返して、
シロさんのつらいエピソードばっかりだったら悲しいので、
楽しいお話も盛り込めれば。
そう思っています。
シロさん、どうか明日も元気で。
ご覧いただきありがとうございました。
実家の愛犬シロさんの残された日々を記録したかったから。
2015年秋にかかった前庭疾患をきっかけに、
シロさんは急におばあさんになりました。
認知症と思われる症状もでてきました。
さくっとシロさんのことなどを紹介します。
シロさんは推定年齢16歳弱、ハスキー系mixです。
最近体重を計れていませんが、最盛期は29キロもありました。
推定年齢というのは、シロさんは野良犬出身で生まれも育ちもわからないからです。
私たち家族に加わったのは、2001年春。
その際に健康診断を受けました。
獣医師の先生は、1歳未満、ハスキーの血が入ってる、と教えてくださいました。
それから15年、
シロさんは田舎の自然の中で、
母にかしずかれ、
先住犬のももとは犬猿の仲ながらも(犬どうしですのに!)
のびやかに暮らしてきました。
(実家にはもう1匹、ももという捨て犬出身のビーグル系mix犬がいました。
おバカさんだけど健気でちょーかわいかったです。
2009年8月25日永眠。)
当時、ひとり暮らしだった私は週末になるとシロさんとももに会いに帰りました。
私がシロクマ相方と上海で生活を始めたのが2010年、
その前年の1年ほどは私も実家で一緒に暮らしました。
シロクマ相方のお仕事の都合でシンガポールで暮らした1年間は、
2回しか会えなかったけれど、
本帰国して神戸での生活を再スタートさせてからは、
月に何度か会いに帰ってました。
2015年春にお仕事を辞めてからは一層ひんぱんに。
Shiro is my sun!
シロさんあっての私。
シロさんの元気が、私のエナジーなのでした。
そんなシロさんに異変が起きたのは2月11日のこと。
あらためて経緯はお話ししたいと思いますが、
シロさんは重い病気だったのです。
3月9日、ドクターのインフォームド・コンセントを受けました。
「鼻腔内腫瘍」
シロさんはがんでした。
高齢のシロさんは全身麻酔が必要な検査は受けられません。
だからあくまでドクターの推測です。
彼女の鼻の中には腫瘍があるようです。
鼻腔内腫瘍はほとんどが悪性で進行が早い。
そして、見つけられた時にはかなり進行しており、
治療法も限られ、根治は難しいです。
シロさんはおばあさんです。
健康だったとしても、残された時間はそんなに長くない。
ハスキーの平均寿命は11歳から14歳、
20キロ以上のmix犬の平均寿命も10歳から14歳、と本で読みました。
シロさん、ありがとう。
長生きしてくれてありがとう。
でも、大切なシロさんを最後はがんで失うなんて。
シロさんが苦しんで死んでしまうなんて。
耐えられない。
シロさんには、できる限り快適に暮らしてほしい。
ささやかでも毎日、喜びや楽しさを感じてほしい。
その最後は穏やかなものであってほしい。
ドクターの説明を受けてから、私の望みはそれだけになりました。
シロさんがおばあさんなだけに、
もしかしたら、がんは進行がのんびりで、
もしかしたら、がんにやられるより前に、
シロさんは穏やかに旅立てるかもしれません。
そのためにできることを全部しよう。
シロさんの残された日々をどのように過ごしたか、
シロさんと私たち家族がどのようにがんとむきあったか、
これからはそれを中心に書いていきたいと思います。
そんなシロさんですが、昨日は体調が良くて、お外に出られました。
(踏んづけているのはわが家のスイセン。だからええのです。)
病状は一進一退。
ずっと寝ている日もあるのです。
だけど、元気な時はほんの少しだけお散歩ができます。
頼りなげ危なげで目が離せないのだけど。
実際よくつまずくし、何もないところで転びそうになるし。
シロさんがおばあさんになったと私たちが感じることのひとつが、
感情表現の乏しさ。
はじめはそれをとても寂しく感じました。
でもこの日は控えめにも外に出られる喜びを爆発させておりました。
全身で空気、匂い、草や土の感触を楽しんでいた。
きっと若い頃のシロさんしか知らなかったら、
彼女の喜びが頂点に達していることに気づいてあげられなかった。
今はそれがわかります。
老犬って愛おしいなあ。
後から読み返して、
シロさんのつらいエピソードばっかりだったら悲しいので、
楽しいお話も盛り込めれば。
そう思っています。
シロさん、どうか明日も元気で。
ご覧いただきありがとうございました。