高橋 克彦著 講談社文庫
内容(「BOOK」データベースより)
龍神伝説を追うために津軽、信濃、出雲と列島縦断して調査を進める九鬼虹人たちアクト・ナインのメンバー。『古事記』『日本書紀』や風土記に残る寓話や神話を読み解く九鬼は、独自の論理的考察で、仮説を実証し真実に辿り着く。龍=ロケット、神=エイリアン。著者にしか辿り着けない圧倒的スケールの傑作。
感想
この本は文句なくおもしろい。娯楽小説としてだけでなく歴史小説としてもちょっと考えさせられもする。歴史とUFO、宇宙人に少しでも興味を持った経験のある人はハマるのではないでしょうか?
この小説は”竜について”語っているのではなく”竜の正体について”語っているので、” ”竜の正体”という考え方はつまり、竜はファンタジーの中に出てくるような形では実在しない、という主張でもあるわけです。
日本人のルーツというよりは天孫族(高天原系民族・征服民族)と出雲系(原日本人・被征服民族)との戦いを「龍」(ロケット)や「鉄」を通して物語を展開していく。そして最後は意外な展開となりますが、小説としての面白さも十二分にあります。現代科学や歴史からはありえないはずの日本古代史ですが、むしろそれが「本当はそうだったに違いない!」と信じられるほどに、現代に残された文献・史跡・逸話を筆者ならではの深い洞察力と独創的な視点で読み解き、仮説の裏付けにしています。
2系統の神社(荒吐・出雲系対天孫系)、ピラミッド、ロケット、UFO、宇宙人が登場するこの歴史仮説は信憑性はないにせよ、絶対にありえないとは言い切れないもうひとつの日本古代史だと思います。
私がこの本を読んで一番感じたのは、「この本の筋書きどおりに辿って北から南へ旅行をしてみたら面白いだろうな、旅行というより筋書き通りにゆっくりのんびりと日本人のルーツを考えながら旅をしてみたいな」と思った事でした。
また、本作は全6巻だが5、6巻は外伝的な性格を帯びている。「竜」をめぐる旅はとりあえず4巻で終わっているので、購入を考えている人はまずは4巻まで検討されたらどうだろうか。
内容(「BOOK」データベースより)
龍神伝説を追うために津軽、信濃、出雲と列島縦断して調査を進める九鬼虹人たちアクト・ナインのメンバー。『古事記』『日本書紀』や風土記に残る寓話や神話を読み解く九鬼は、独自の論理的考察で、仮説を実証し真実に辿り着く。龍=ロケット、神=エイリアン。著者にしか辿り着けない圧倒的スケールの傑作。
感想
この本は文句なくおもしろい。娯楽小説としてだけでなく歴史小説としてもちょっと考えさせられもする。歴史とUFO、宇宙人に少しでも興味を持った経験のある人はハマるのではないでしょうか?
この小説は”竜について”語っているのではなく”竜の正体について”語っているので、” ”竜の正体”という考え方はつまり、竜はファンタジーの中に出てくるような形では実在しない、という主張でもあるわけです。
日本人のルーツというよりは天孫族(高天原系民族・征服民族)と出雲系(原日本人・被征服民族)との戦いを「龍」(ロケット)や「鉄」を通して物語を展開していく。そして最後は意外な展開となりますが、小説としての面白さも十二分にあります。現代科学や歴史からはありえないはずの日本古代史ですが、むしろそれが「本当はそうだったに違いない!」と信じられるほどに、現代に残された文献・史跡・逸話を筆者ならではの深い洞察力と独創的な視点で読み解き、仮説の裏付けにしています。
2系統の神社(荒吐・出雲系対天孫系)、ピラミッド、ロケット、UFO、宇宙人が登場するこの歴史仮説は信憑性はないにせよ、絶対にありえないとは言い切れないもうひとつの日本古代史だと思います。
私がこの本を読んで一番感じたのは、「この本の筋書きどおりに辿って北から南へ旅行をしてみたら面白いだろうな、旅行というより筋書き通りにゆっくりのんびりと日本人のルーツを考えながら旅をしてみたいな」と思った事でした。
また、本作は全6巻だが5、6巻は外伝的な性格を帯びている。「竜」をめぐる旅はとりあえず4巻で終わっているので、購入を考えている人はまずは4巻まで検討されたらどうだろうか。
この本には出てこなかった気がします。
この小説の中の竜伝説を突き詰めていくと、はっきりとは出しませんが日本人ユダヤ説めいてるのが伺われます。
爺の下呂温泉の旅の閲覧に感謝します。
下呂温泉の「湯めぐり手形」を貰い、何処の湯でも入れるのですが、湯疲れもしますね~!
この本は読んだことはありませんが、竜の柩の様な伝説ものは興味があります
たまたま下呂で龍神伝説を聞きましたが面白かったですよ。!
下呂では毎年、龍神まつりがあるそ~です。