もるるんのよくばりポケット

いろーんなことに興味がある、ミーハーな働く主婦もるるんの日常や思ったことを書いていこうと思います☆☆

PARCO劇場オープニング・シリーズ「大地(Social Distancing Version)」見てきました。

2020-07-08 01:02:19 | お芝居

PARCO劇場オープニング・シリーズ「大地(Social Distancing Version)」 PARCO劇場 2020.07.03 18:00~

何とか取れたチケットだったのに、ソーシャルディスタンス問題で払い戻しになり、がっくし・・・
でも、再抽選で奇跡的にゲット!!
わくわくしながら行ってきました。

お芝居は、2/26の「泣くロミオと怒るジュリエット」以来・・・4か月半ぶりくらいですね~

劇場でお芝居が見れるということだけで、感動です。

PARCO劇場は改装中だったので。。。改装後初めてでした。PARCOの中に入らなくても、外側に
直通のエレベーターもありました。。。
9階が劇場となってたので、そこまで行ったら、客席入り口は8階でした。


ソーシャルディスタンスバージョンというだけあって、感染対策が徹底してました。
足ふきマットまでありましたよ。そうですよね。靴底にも付着してるかもですもんね。

そのあとは、手首で検温、手指もアルコール消毒、それから来場者登録もするようになってました。
フライヤーも手渡しではなく、自分で取る形だし、
あと、トイレ列とかあちこち、並ぶ時の目印が貼ってありました。

座席は一つ飛ばしになってました。だから定員の半分くらいなんでしょうね。
もちろん立ち見もなし。
みなさんマスクをして、静かに開演を待ってました。
1つ飛ばしに座るんで、すごくゆったりできました。(これはこれでよい)






芝居は、まず三谷さんのアナウンスから始まります。
その最中に客電が消え、舞台に銅鑼が出てきて、その銅鑼の音が大きくなり、、、芝居が始まります。

話の内容は
「とある共産主義国家。独裁政権が遂行した文化改革の中、反政府主義のレッテルを貼られた俳優たちが収容された施設があった。
強制的に集められた彼らは、政府の監視下の下、広大な荒野を耕し、農場を作り、家畜の世話をした。
過酷な生活の中で、なにより彼らを苦しめたのは、「演じる」行為を禁じられたことだった。
役者としてしか生きる術を知らない俳優たちが極限状態の中で織りなす、歴史と芸術を巡る群像劇の幕が上がる!」(公式より)


まだ芝居が始まったばかりなので、ネタバレはなるべく避けたいので。。。
簡単に思ったことを箇条書きに
とはいえ、ネタバレっぽいこともあるかもしれないので、少しスペースあけます。
これから見る方は、気を付けてくださいね。








・三谷さんの作品らしく、ワンシチュエーションの舞台。
・セットが、ソーシャルディスタンスでした

・2幕のほうが動きがあり、よく笑ったし、見せ場では客席拍手喝采。
 人数は少ないけど、大拍手でした

・強制収容施設に集められた俳優たち。めっちゃ当て書きだからか、適材適所。
 誰もが知る映画スターで筋肉ムキムキの肉体の、ブロツキーこと山本耕史さん
 彼が収容施設に連れてこられたところから、物語は始まります

・大泉洋さん演じるチャペックは、舞台では端役だけど、裏方としては優秀。お調子者で
 施設の指導員にも取り入ってる。

・辻さん演じるバチェクは、古い舞台人で、有名な人。辻さんが頑固者だけどちょっとかわいくて
 でも権力に媚びたりという人間らしい人を、のびのびと演じておられた

・女形のツベルチェクを演じるのは竜星涼くん。
 そういえば、新感線の髑髏城でも女形だったよね。手がしなやかなんだよね。とてもよかった。
 ツベルチェクは二幕では、キーマンとなります。

・藤井さんは物まね芸人ピンカス役。みんなからいじられて、ブツブツ怒るのが、らしい。

・劇団で演出もやっていたツルハの相島さんと、サーカス出身プルーハの浅野さんの
 存在感たるものや・・・この二人が芝居を締めてましたね。
 浅野さんのひょうひょうとした姿。。。大好きです。
 そう、パントマイム最高でした。

・そして演劇を勉強しているミミンコの濱田龍臣くん。もう大きくなったね~かっこよくなったね~
 彼が芝居のナレーターというかガイド役を務めてます。

・指導員のホデクの栗原さんが、またよかった。芝居好きな指導員、ついつい俳優たちに肩入れして
 自分も混ざって芝居をしようとするのが笑える。そのくせ。。。下手だし(笑い)

・ここの管理官のドランスキーの小澤さん。役者たちに翻弄される姿が〇。

・収容施設での労働は豚小屋での作業。豚の世話は大変そうだよね。がんばれピンカス。
 ときどき豚の鳴き声とかもして、豚にも名前つけたり。なかなか活躍でした。

・いろいろあって、ラストは悲しすぎる。
 チャペックは真から強い人だったんだよね。お調子者に見えたけど、「現実」を受け止めて立ち向かった。
 でも、やっぱり非情すぎる。
 ここを演じる大泉洋さんは素晴らしすぎました。

・この芝居を三谷さんは、去年書かれたそうで。。。「先見の明」すぎます。
 セリフの中に、今の時代とシンクロすることが多くて、、鳥肌立ちました。


カーテンコールは1回。大拍手の中、みんなが二回目のカテコを望んでたんだけど
そこに三谷さんのアナウンス
「このような時期なので、ソーシャルディスタンスを保つためにも、2回目のカーテンコールはありません」
「浅野さんは明日の舞台に備えて、もう寝ました」
みたいなことを言って、笑わせて、終了でした。


この舞台を見に行かれたことだけでも、感動です。
この状況で、舞台を上演してくれた、キャスト、スタッフ、PARCO劇場の方に大感謝です。

確かに、自宅でリモートで舞台を見れるのはうれしいですが、
やっぱり劇場に足を運んで、その空間で見れることに勝るものはない。幸せな時間でした。
同じ空間にいられることだけでも、ホントにうれしかったです。

内容も、今の時代に通じるし・・・演じたくても演じられない役者さんたち、。。。
心に刻まれた舞台でした。
だからこそ、きっと客席で見てた人、みんながそう感じたからこその、大拍手だったと思います。

本当にこの芝居にかかわる皆さんに感謝します。ありがとうございました。
千秋楽まで、無事に走ることができますように。


そして、ほかの芝居の話も、どんどん出てきてます。
芝居のある日常が、戻ってきますように。
私はやっぱりお芝居が好き。お芝居を観に行ける、ちょっと心が豊かな生活が戻ってきますように・・・

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