もるるんのよくばりポケット

いろーんなことに興味がある、ミーハーな働く主婦もるるんの日常や思ったことを書いていこうと思います☆☆

劇団☆新感線2012年越冬興行 SHINKANSEN☆RX『ZIPANG PUNK~五右衛門 ロックⅢ』感想

2013-01-25 16:49:38 | お芝居
劇団☆新感線2012年越冬興行 SHINKANSEN☆RX『ZIPANG PUNK~五右衛門 ロックⅢ』

シアターオーブ 2012.12.19ソアレ、2013.1.12マチネ、2013.1.23マチネ

さてさて、昨年末から今年の始め、新感線三昧状態でございます~ゲキ×シネも合わせてね。

東京渋谷のヒカリエの上にオープンした劇場、シアターオーブ、行ってみたかった~
なんかね、異空間でしたね。8階くらいから、窓がガラス張りなもんで、空に浮かんでる感じでした。
特に夜は、夜景がきれいでしたよ~
中もさすがに新品できれい。。。ただ、やたら階段が多かった。
下のロビーは物販とクローク、そしてホワイエは上にあって、バーコーナーでは、五右衛門ロックにちなんだカクテルもあるようでした。


2012~2013の冬興行「五右衛門ロック」三作目です。
前2作とも見ている私は、、、めっちゃ楽しみに~
特に、前作の「薔薇とサムライ」とは続き物っぽいらしいし。


新感線の芝居には、「いのうえ歌舞伎」シリーズ、ネタもの、そして新感線ロックシリーズと分けられるけど、
五右衛門ロックは生バンドも入ってのロック・ミュージカルで、ガンガン歌いガンガン踊るという内容。
今回も、ホントにガンガン歌ってました。

一応、公式サイトのあらすじを

「所は、日の本。

豊臣秀吉が天下統一を果たし、この世の栄華を一手に握っていた時代。
天下に名だたる大泥棒、石川五右衛門(古田新太)は、ひょんなことから若い女盗賊、猫の目お銀(蒼井優)とともに空海が開いた津雲寺にある黄金目玉像という古い仏像を盗むことになる。

その津雲寺を預かるのは尼僧の春来尼(しゅんらいに・高橋由美子)。新任の京都所司代盗賊目付探偵方である明智心九郎(あけちしんくろう・三浦春馬)との丁々発止の知恵比べのあと、なんとか黄金目玉像を盗み出した五右衛門だったが、よくよく見るとそれは金メッキの鉄像。「こいつはガラクタだ」と五右衛門はお銀に目玉像を渡す。

その頃、秀吉(麿赤兒)は腹心の石田三成(粟根まこと)、前田慶次郎(橋本じゅん)らと朝鮮出兵を見送っていた。秀吉らが去ったあと、慶次郎の前にボロボロのマントを着た謎の南蛮人が現れる。彼はシャルル・ド・ボスコーニュ(浦井健治)、かつて五右衛門がヨーロッパに渡って海賊をやっていた時に知り合った、とある小国の王太子だ。「ゴエモンを探している」と言うシャルルを慶次郎は幼なじみの五右衛門のもとに連れていく。以前、シャルルと共に戦ったマローネ(高田聖子)がまさに空海の黄金目玉像を狙って日本に渡ってきていることを聞かされ、驚く五右衛門。

当の黄金目玉像はお銀が、堺の豪商・蜂ヶ屋善兵衛(はちがやぜんべえ・村井國夫)に渡していた。なんと、そこにはマローネの姿も。実は仏像の底に、空海が唐から持ち帰った大量の黄金のありかが、暗号文で示されていたのだ! そして善兵衛とマローネが用済みとなったお銀を始末しようとすると、現れたのは心九郎。お銀を助けると黄金目玉像も奪い、逃げ去っていく。

果たして、暗号文が示す黄金のありかとは?
五右衛門は見事に謎を解き、お宝をゲットすることができるのか??」


まずの感想。
新感線らしい芝居というかショーでしたね。うん、普通に安心できる感じだった。
大がかりな芝居、そして大人数での迫力、照明や映像がきれい。そして生バンドの迫力。
客演含め、個々の役者のレベルの高さ。

毎回このレベルの芝居を提供できる新感線はすばらしいなと思います。














え~ちょっと辛口感想の部分を。
やっぱり、毎回毎回、新感線を見てると、期待度がどんどん上昇するんで、
そういった意味からは、今回の芝居は、ちょっと微妙かな。

ってのは、歌が多すぎ、長すぎなんだよね。
正直、なんでも歌にすればいいってもんじゃないし。それも2コーラスとかしっかり歌わなくてもよくね?って感じでした。

だから、上演時間が3時間半以上で、カテコ合わせると4時間くらいになっちゃう。
内容は面白いんだし、もう少し、歌の部分を減らしてもよかったかなと。その方がテンポもよかったなと思います。

それと、、笑える部分が意外と少なかった。
じゅんさんの独壇場部分が少ないからかなあ・・・これがちょっと残念。
ちょっとしたスパイスになってて、いいんだけどな~



一番の黒幕は、村井さん演じる善兵衛でも、秀吉でもなく、春来尼だったってことだよね~悪者ではないけど。
春来尼に振り回されたってこと?
秘宝とは、黄金目玉像ではなく、それに書かれている暗号を解いて掘り出した鉄の箸と目玉像を使って掘り起こした
不死身の薬草であり、実はそれは津雲寺にあるし、春来尼が歌う歌そのものだったわけだよね~
「おにぎり」はそうつながってくるのか!って、最後にわかる。

秘宝の謎は、そういうことだった。これに、五右衛門だの明智だの秀吉だのって絡んでくるから、ド派手な展開になるわけです。
明智心九郎は光秀の隠し子って設定なのね。なるほど~

で、海の向こうからのマローネやシャルルまでかかわってくるから、ますますカオスになるわけだけど。
でも人物関係とかは、わかりやすくて、しっかり話についていけました。。。

不死のおにぎりは結局秀吉は食べなかったってことで終わり。
五右衛門たちはまた海の旅に出る。心九郎やお銀も一緒に。。。ってことは4作目もあるのかな?

シャルルと一緒にアンヌも映像出演だった・・

映像はうまく使ってました。説明としてだったり、背景としてうまく使ったり。。。こういうとこは新感線はさすがですよね。

舞台中ほどに、可動式の塀みたいな装置があって、これを開閉して場面転換とかもうまくしてました。
その塀みたいのには、映像が映ったり。絵巻物風の絵が出てたり、そうかと思うと、舞台の奥の方には三本松とか、帆船とか、空間を前後にも縦にもうまく利用してました。


キャストさんですけど
古田さんは言わずもがな。。。なんだけど、今回、いろんな説明調のとこは「若い者に任せた」って言って、あんまりしなかったのがちょっとさびしかったかな~
思ったより、印象が薄かった。前の作品は、古田五右衛門ありきだったんだけど、そこまでの存在感がなかったのは、若手に少し譲った??

心九郎の春馬くんは、歌がうまくなったね~
「星の大地に降る涙」のときは高音がいまひとつで、「海盗セブン」でだいぶうまくなったけど、やっぱり練習の成果だよね
あと、ダンスはいつも上手いからなあ。。。あの衣装じゃバク転は無理か。
でも、この役は春馬くんにあて書きって感じでもあったから、ぴったりでしたね


お銀の優ちゃん。芝居はいいんだけど、歌がね~もう少しがんばって!!!
他の人が上手いからさ。。。よけいね。でも初日より、1月に入ってからの方が断然うまくなってると思います。
かわいいんだよね。しぐさとか、いろいろ。

善兵衛の村井さんは、最高でしたね。まず声がすばらしいし、歌がお上手。「商人・ザ・スーパースター」は秀逸でした。かっこよかった~芝居を締めてました。
それから秀吉の麿 赤兒さんも存在感抜群。

シャルルの浦井さん、前作に続いての出演。コミカルな役ですよね。かわいい~
前のときも書いたかもだけど、すごい人気ある方なんですよね。ミュージカルスターだけあって、歌がすごい上手かったし迫力でした。
それとシャルル役が楽しくて好きなんだな~って見てて思った。生き生き演じてらっしゃいましたね。

そして、客演で一番すごいと思ったのが春来尼の高橋由美子さん。
歌上手い、かわいいんだけど、ひょうひょうとしてて、春来尼という食わせものの役にぴったり。
すごいな~なんかめっちゃ見直しちゃった。あんなに歌上手いんですね。いい声だし。


それから新感線の方々で。。。

前田慶次郎のじゅんさんは、まだ腰が悪いのかなあ。。。殺陣もなかったし、馬に乗ってたし。。
でも存在感は抜群。

マローネの聖子さんは、笑いの部分をがんばってた。相変わらずゴージャス。

粟根さんもちょっと出番が少ない~残念。

あと、河野まさとさんが好きなんですけど。声もいいし。。。めっちゃファンです(笑い)


非常に楽しめるエンターテイメントショーなんだけど、期待度があまりに高いんでちょっと~って言った感じでしょうか。
でも楽しかったです。

初日は1階の後ろの方で、下手側かな。
で2回目は前から3列目で下手側。で、三回目が前から3列目の上手側といろいろと見れて面白かった。
春馬くんの飛び散る汗とか、至近距離で見ちゃったし(笑い)

実はあと2回行きます。
東京の千秋楽と大阪の大千秋楽。
東京は3階席。今度は俯瞰してみてきます。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ゲキ×シネ「髑髏城の七人」 | トップ | オフシーズン終了 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

お芝居」カテゴリの最新記事