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もるるんのよくばりポケット

いろーんなことに興味がある、ミーハーな働く主婦もるるんの日常や思ったことを書いていこうと思います☆☆

「才原警部の終わらない明日」見てきました

2016-01-12 00:47:15 | お芝居
シス・カンパニー「才原警部の終わらない明日」 世田谷パブリックシアター 2015.12.12 19:00~

堤さん主演以下の豪華キャストで、さらに作・演出が福田雄一さん。
面白くないわけがない!!ってことで、チケット争奪戦が連敗につぐ連敗。で、何とか取れたのが3階・・・

けど、世田谷パブリックって小さいし、3階でも1番前のセンターブロックだから、よく見えたし、楽しめました。
ちょっと遠かったけどね~
あと、やっぱり前で見たかったのはあります。


公式よりあらすじから・・・

「ある夜・・・。 文部科学省の高官宅では新たな教育方針を決める密談が行われている。
するとそこに一本の電話。なんと娘を誘拐したというのだ。要求は現金5億円。しかも24時間以内に所定の場所に届けなければ、娘を殺すという。
急遽、インターポールから最も優秀な誘拐事件のプロフェッショナルが招集される。
その5人は通称サイバラズ5と呼ばれる一見、全く頼りにならない集団であり、それを率いるのが伝説の警部・才原章一郎だった。24時間という超短期決戦に挑む才原たち。
しかし、捜査に乗り出したその時、同時多発的に、別の家庭でも誘拐事件が起きていた。
犯人は同一犯なのか? それならば複数の誘拐を同時に仕掛けた犯人の狙いは何なのか?
堤 真一がいくつものコント構成で演じる役柄の数々!
そこで明かされる驚くべき真実とは・・・。」


堤さんと福田さんといえば、「バンデラスと憂鬱な珈琲」ですかね。感想は→こちら

あれも、かなり笑った話だったけど。
これもめっちゃ笑いました。

あらすじはあるんだけど、でも途中途中、ショートコメディみたいなのが挟まれる感じは
「七年ぶりの恋人」に近いかな。。。

一言でいえば「くだらない」(良い意味でですよ)
ここまで振り切っちゃえば、すがすがしいです。

簡単なあらすじは

文科省大臣が翌日に「受験は定期的な模試によって合否を決めるべき」という法案を提出し、その審議が翌日となった日
その大臣の娘が誘拐されてしまう。
大臣は審議を抜けられないので、警察の中の公安の優秀な男に事件解決を任せることにする。

警察の女警部と警視総監の娘が待つところに、インターポールから派遣された才原警部がやってくる。かなり変わった男らしい。
彼が連れてきた自分のチーム「サイバラズ5」を紹介・・・でも、どう考えても才原ファミリーなのだ
さらに、彼らはまったく役に立たないように見える・・・

犯人からは現金5億円を要求され、24時間以内に犯人の要求する場所に届けないと、娘の命は危ないという。
サイバラズは一応誘拐事件に対応する中、もう1つ、社長令嬢誘拐事件が起こり、女警部はそちらも担当することとなる。
しかし、誘拐された社長令嬢は何度も誘拐されていて危機感なく、父親の社長も同じく危機感がない。

一体どうなっているんだと思うと、話は急展開を見せる。
社長令嬢誘拐事件は、サイバラズが起こした狂言誘拐で、こちらに報道が集中すると、大臣令嬢誘拐事件の報道が少なくなり
犯人があせるため起こしたのだった。
誘拐事件解決に対応した女警部が撃たれそうになったとき、警視総監の娘がそれをかばい撃たれてしまう。
ちょうどそこに、ブラックジャックが飛行機から落ちてきて、誘拐犯に渡すための5億でブラックジャックに治療を頼めることになる

(ちなみにブラックジャックが飛行機か落ちる話は、途中のコントみたいなところにあり、飛行機の中の病人をちょうど乗り合わせた
ブラックジャックが助けたが5億を要求し、怒ったCAに危害に落とされてしまうという話だったのだ)

大臣の令嬢は無事戻ったが、法案は通らなかった。

これで大団円かと思いきや、最後に大どんでん返しが。

なんと、サイバラズの面々はインターポールなどではなく、役者だったのだ
(これにも伏線があり、同じく途中のコントみたいなので、ミュージカルのオーディションのシーンがあり、堤さんが高倉健さんみたいに「自分不器用ですから」というシーンがあったのだ)
才原たちは、大臣の汚職事件を追及するため、確か公安の人が仕組んだ誘拐事件を解決するための「インターポールの警部」を演じていたのだった。


という感じの話。


まあ、途中にね、オーディションの話とか、飛行機の中のブラックジャックがどうとかのコントとか、何が関係あるの?てのが
チョコチョコ挟まれてたのが、、、最終的に伏線だってわかって、最後に回収されたのは、ちょっとすっきりしましたけど。

でも、見てるときは、大いに???マークでした。

とにかく、役者さんたちが、いろんな役を何役もこなすんで、目まぐるしかった。もちろん楽しかったけど。

で、昭和を感じる演出や歌や。。。私にはど真ん中だったけど、若い人は大丈夫だったのかい?
極めつけは、ラストで、宝塚のような階段が出てきて、キャスト全員で歌と踊りですからね。なんでもありだけど、まあ、客席も手拍子で楽しんでおしまいという感じでした。

 


キャストの感想

堤さん・・・才原警部など

何がすごいかって、堤真一の仮面舞踏会を見れちゃったことですかね。ダンスして息切れてたし。
まじめにくだらないことをするのが、めっちゃかっこよかったです。


小池栄子さん・・・女警部など

彼女のコメディエンヌぶりはもう定評あるからねえ。。。
何やらせても笑える。今回は才原警部にいちいち突っ込みいれるのが、また絶妙。
きれいでナイスバディなのに・・・振り切っちゃってますね。


勝地涼くん・・・サイバラズの中の刑事など

「やっぱりプロミス」には爆笑しました
才原の部下役のような、弟キャラにぴったりなんだよね。いい味出してます。
「中途半端なイケメン」にも笑ったな。


池谷のぶえさん・・・サイバラズの中の家政婦など

池谷さん大好きなんですよね。なんでもやっちゃうし。人間じゃない役もやっちゃいますからね
今回は最初は家政婦で。。。ほんとに見てるだけの役(家政婦は見た!)
堤さんと、仮面舞踏会も踊ってたし(笑い)

志賀さん・・・大臣など

もう声がいいじゃないですか
途中ね、堤さんと志賀さんがあの高さのテーブルで。。。「リスクの神様」だ~なんて。。。ちゃんと小ネタ仕込むのが最高!


鈴木浩介さん・・・サイバラズの中の浪人生など

一番たくさんの役をやってましたね。大忙しだったと思います。
テンション高くて、最高でした。


それから上地春奈さん・・・誘拐された娘など

こういうコメディには欠かせないですからねえ。吹っ切れた演技最高です。


清水富美加ちゃん・・・警視総監の娘など

シーンの間にナレーションみたいに前に出てきて進行してました。正直この役がないと、なんのこっちゃかわからないところ
たくさんあったからねえ(笑い)
若いのに吹っ切った演技で。。。また楽しみな女優さんが出てきたなって感じかな。


キャストみなさん、ホントに芸達者な方々ばかりだったので、楽しめました。
ずーっと笑いっぱなしでのどが痛いくらいでした。
コメント
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