一度見てみたかった、大竹しのぶさんのお芝居を見てきました。
「ザ・ダイバー」2009.09.09 マチネ 東京芸術劇場
野田秀樹さんのお芝居です。
野田秀樹さんが東京芸術劇場の芸術監督になり、ここの小ホールでの公演。
出演は大竹しのぶさん、野田秀樹さん、渡辺いっけいさん、北村有起哉さんの4人。
皆さん演技派ですよね。
ところで、東京芸術劇場といえば、この長~いエスカレーター。わかりますか?

映画「g@me」のロケ地です。直人演じる佐久間と仲間由紀恵演じる樹理が乗ったエスカレーターなんですけど。エキストラを入れての雨の日の撮影でしたよね。
って、私はエキストラはずれたんですけどね。なつかしいですね~
佐久間はかっこよかったな~スーツ姿の直人が好き。一番似合ってるよね!!
その東京芸術劇場、小ホール1での公演

このキャストで小さいハコは贅沢で魅力的です。よくチケット取れたもんです!
さらに、席もセンターブロックの4列目。奇跡ですね。
休憩なしで約1時間半という短い芝居なんだけど、たたみこむような迫力と、テンポよい展開、深い内容で大満足でした。
実際にあった放火事件。。。OLが不倫相手の子供を放火で殺害してしまったという痛ましい事件。。。これをベースに「源氏物語」を取り入れて、現在なのか妄想なのか、その世界を行き来して、人間というより女のサガみたいの表現していました。
実際の事件のOLと、源氏物語の六条の御息所を重ねて。。。
大竹しのぶさんは、すごいです。人格がくるくる変わるんですが、それを繊細に表現されてて、この人はホントに、女優さんなんだって感じました。
小柄な大竹さんがすごく大きく、存在感抜群でした。
野田さんは、もう20年くらい前に、遊民社の時代に、お芝居を見たことがあるんだけど、
それだけの年月を経ているのに、体は軽くよく動くし、相変わらずカツゼツがいい。すごいなあ・・・
いっけいさんは、この役は怒鳴っていることが多かったけど、汗をかきながらの熱演。
北村さんは、クールな感じで、いっけいさんの役とは対照的。
そしてこの構成や演出。野田さんの頭の中はどうなっているんだろう。
現実と妄想を行ったりきたり、混乱しそうなのに、なぜか交通整理ができていて、物語に入り込める。瞬時に世界が変わるのに、ついていけるっていうのは、演出の妙なんでしょうか。
出演者が4人しかないとは思えないような濃密な舞台でした。
あと、色や小道具の使い方がきれいでしたね。白と赤の布や、海の中は深い青。対照的。
そして扇子や椅子をつかったお芝居。扇子はホントにいろいろと使ってましたよね。
セットがシンプルなのに、役者の演技と小道具だけで、ここまで芝居が大きくなるのかって感動でした。
話の内容は、悲しい話で、不倫相手の2人の子供を放火殺人してしまったOLは、不倫相手やその妻によって、自分の子供を2人堕胎してるわけで。。。
「2人の子供を殺した」といわれても「4人殺した」と主張するところが、すごく悲しくて・・・
最終的に、この女性は絞首刑になるんですが、その場面の大竹さんの演技は必見。すごいなあ
ラストシーンでは、女性と精神科医が海にもぐり、そこで赤いひも(へそのお・・・子供)を見つける。自分が殺してしまった子供ですよね。それを見つけることで、女性の魂は救われたということかな。。。なんて、解釈したんですけどね。
深い悲しい切ない話ですよね。テーマは。でも、重かったり暗かったりするわけでなく、圧倒的な迫力であっという間の1時間半でした。
とはいっても、これだけの内容だから短く感じませんでした。
でも、見終わって疲れた・・・緊張しながら見てたんですかね。
また野田さんの芝居は行きたいな
新感線、地球ゴージャス、NODA・MAP
うーん!チケット取りも、時間もお金も大変かも
次に行く予定の舞台は。。。劇団新感線の「蛮幽鬼」です。
「ザ・ダイバー」2009.09.09 マチネ 東京芸術劇場
野田秀樹さんのお芝居です。
野田秀樹さんが東京芸術劇場の芸術監督になり、ここの小ホールでの公演。
出演は大竹しのぶさん、野田秀樹さん、渡辺いっけいさん、北村有起哉さんの4人。
皆さん演技派ですよね。
ところで、東京芸術劇場といえば、この長~いエスカレーター。わかりますか?

映画「g@me」のロケ地です。直人演じる佐久間と仲間由紀恵演じる樹理が乗ったエスカレーターなんですけど。エキストラを入れての雨の日の撮影でしたよね。
って、私はエキストラはずれたんですけどね。なつかしいですね~
佐久間はかっこよかったな~スーツ姿の直人が好き。一番似合ってるよね!!
その東京芸術劇場、小ホール1での公演


このキャストで小さいハコは贅沢で魅力的です。よくチケット取れたもんです!
さらに、席もセンターブロックの4列目。奇跡ですね。
休憩なしで約1時間半という短い芝居なんだけど、たたみこむような迫力と、テンポよい展開、深い内容で大満足でした。
実際にあった放火事件。。。OLが不倫相手の子供を放火で殺害してしまったという痛ましい事件。。。これをベースに「源氏物語」を取り入れて、現在なのか妄想なのか、その世界を行き来して、人間というより女のサガみたいの表現していました。
実際の事件のOLと、源氏物語の六条の御息所を重ねて。。。
大竹しのぶさんは、すごいです。人格がくるくる変わるんですが、それを繊細に表現されてて、この人はホントに、女優さんなんだって感じました。
小柄な大竹さんがすごく大きく、存在感抜群でした。
野田さんは、もう20年くらい前に、遊民社の時代に、お芝居を見たことがあるんだけど、
それだけの年月を経ているのに、体は軽くよく動くし、相変わらずカツゼツがいい。すごいなあ・・・
いっけいさんは、この役は怒鳴っていることが多かったけど、汗をかきながらの熱演。
北村さんは、クールな感じで、いっけいさんの役とは対照的。
そしてこの構成や演出。野田さんの頭の中はどうなっているんだろう。
現実と妄想を行ったりきたり、混乱しそうなのに、なぜか交通整理ができていて、物語に入り込める。瞬時に世界が変わるのに、ついていけるっていうのは、演出の妙なんでしょうか。
出演者が4人しかないとは思えないような濃密な舞台でした。
あと、色や小道具の使い方がきれいでしたね。白と赤の布や、海の中は深い青。対照的。
そして扇子や椅子をつかったお芝居。扇子はホントにいろいろと使ってましたよね。
セットがシンプルなのに、役者の演技と小道具だけで、ここまで芝居が大きくなるのかって感動でした。
話の内容は、悲しい話で、不倫相手の2人の子供を放火殺人してしまったOLは、不倫相手やその妻によって、自分の子供を2人堕胎してるわけで。。。
「2人の子供を殺した」といわれても「4人殺した」と主張するところが、すごく悲しくて・・・
最終的に、この女性は絞首刑になるんですが、その場面の大竹さんの演技は必見。すごいなあ
ラストシーンでは、女性と精神科医が海にもぐり、そこで赤いひも(へそのお・・・子供)を見つける。自分が殺してしまった子供ですよね。それを見つけることで、女性の魂は救われたということかな。。。なんて、解釈したんですけどね。
深い悲しい切ない話ですよね。テーマは。でも、重かったり暗かったりするわけでなく、圧倒的な迫力であっという間の1時間半でした。
とはいっても、これだけの内容だから短く感じませんでした。
でも、見終わって疲れた・・・緊張しながら見てたんですかね。
また野田さんの芝居は行きたいな
新感線、地球ゴージャス、NODA・MAP
うーん!チケット取りも、時間もお金も大変かも
次に行く予定の舞台は。。。劇団新感線の「蛮幽鬼」です。