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about him

俳優・勝地涼くんのこと。

定期便

2013-08-20 01:36:25 | その他
いまや一年に一度、この日にだけ復活するのが定番になりました。今年は去年書こうとしながら時間オーバーで果たせなかった『蜉蝣峠』です。

この舞台のころ彼は22歳。宮藤官九郎さんの脚本作品も3作目になり、宮藤作品では常に2.5枚目を演じているため世間的にもコメディが得意な役者というイメージができて、そういう役が増えていきつつあった頃です。
『亡国のイージス』でファンになった身としてはもっと彼のシリアス演技が見たい思いも強いのですが、その分お仕事の幅が広がったのは間違いなく、実際コメディ演技の間の取り方、照れずに振り切れた、けど作りこんだ感じのしない自然な面白さを見るにつけ、笑いを取る役回りを期待されるのは無理もないよなあと納得してしまいます。

現在放映中のドラマ『SUMMER NUDE』でも主人公の親友・孝至をコミカルに、でも一定の重みと安定感をもって演じている彼ですが、一方大河ドラマ『八重の桜』ではまだ少年の年齢の山川健次郎をぐっとシリアスに演じていました。
髪型などが似ている『里見八犬伝』の犬村大角(19歳の時に演じた)と比べるとやはり顔立ちは大人びたと感じますが、健次郎の物腰や表情にごく少年らしい純粋さ・一途さが溢れているのに驚かされます。そして一つ一つのシーンが見惚れるほどに美しい。顔立ちそのものは孝至と同じなのに持っている雰囲気が全く違う。改めて彼のすごさを感じさせられました。
 
今日27歳になる彼がこの先さらにどんなお芝居を見せてくれるのか(さしあたっては大人になって再登場する健次郎がどんな風に成長しているのか)、そっと見守ってゆきたいと思います。

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