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俳優・勝地涼くんのこと。

『未来講師めぐる』(2)-17(注・ネタバレしてますが、何か?)

2009-08-08 01:03:38 | 未来講師めぐる
〈第9回〉

・恒例のナレーションを決めつつ、エスパー吉田でなくなったことを思い切りカメラ目線でピースしたり飛び跳ねたりして喜ぶめぐる。このときのにぱっとした笑顔が実にキュートです。

・「ごはん♪ごはん♪」と浮かれて台所に駆けつけためぐるは、おじいちゃんに「手伝わないなら寝てなさい」と言い渡され、あっさり隣室に引き上げてご飯を待つ。
おじいちゃんと毎度のみちるのみならず、小学生の真悟まで割烹着姿で食事の仕度してるっていうのに・・・。真悟は「お世話になってるんだから当たり前です」とか言いそうだけどさあ。

・めぐるの後ろにそっと近付いて小鍋をふりあげるおじいちゃん。おじいちゃんとしては孫娘に「自慢」の能力を取り戻してほしいんでしょうね。
しかし能力が戻るまでめぐるの頭殴るつもりですか。

・おじいちゃんと真悟の散歩に同行して、「じじいが歩いてる~、じじいがさまよう~♪」とあんまりな歌詞の歌を大声で歌い歩くめぐる。
・・・深田さんの歌も勝地くんとどっちこっちな感じですが、わざとやってるんですよ、ね?でも映画『ヤッターマン』の「ドロンポーダンス」も決して上手くはなかった気も――いいんですそこが可愛いんだから!

・「おじいちゃんも頭打ってみたら?見えなくなるよ」と提案しつつ、大石をひょいと持ち上げてひょいと投げ捨てるめぐる。
石が地面に落ちたとき結構な音がしてるのでなかなかに重いんじゃないかと思うんですが。めぐる意外と怪力?嬉しさのあまり火事場のバカ力?

・おじいちゃんの目に映るめぐるは頭に上着を掛けられ手錠を嵌めた姿のままで楽しげにくるくる踊っている。うわあシュールな光景。
でも「今見てる20年後の姿も実際にはお目にかからない」というおじいちゃんの台詞には何か胸をつかれました。
めぐるの不幸な姿を実際には見なくて済むことへの安堵なのか、めぐるが大変なときに自分はもう何もしてやれないことへの悲しみなのか。おそらくその両方がおじいちゃんの心に去来してるんでしょうね・・・。

・そんなおじいちゃんの述懐を「重い」の一言で切って捨てて、自分がついていれば100歳まで生きられると根拠不明の励まし方をして磯辺焼きを買いに走るめぐる。
さっきご飯食べたばっかじゃん!満腹になっても未来が見えなくなったと思ってここぞとばかり食ってますな。
おそらく「見えないものは信じない」のめぐるのことだから、おじいちゃんの死んだ姿が見えなくなったら一気にこの間まで見えてた20年後のことがすべて現実味を失ってしまったんでしょうね。
おじいちゃんが言うように、見えなくなったからといって未来が変わったわけじゃないんだが。

・磯辺焼きを手に「ヘイヘイヘイ!」と陽気にはしゃぎながら走るめぐる。そんなめぐるを見ながらおじいちゃんは「そういうところも父親譲りだなあ」と呟く。
たしか第1回で、めぐるは父親を反面教師にしてるとか言ってたはずですが・・・。血は争えないですね。

・真悟のことを思い出し、浮かれてる場合じゃない、何とかしてあげなきゃ、と気を引き締めようとするめぐるだが、「でも今は、お餅がおいしい!」。
おいおい。真悟より食べ物優先かい。

・地面に降り積もっている枯葉の中からいきなりむっくり現れる永作。隠れるにしてももうちょっと方法があるだろうに。

・永作は信者に自分の後継者としてめぐるの盗撮写真を見せる。しかしどの写真も見事に食べてるとこばっかり。もっと他のところも写してやれよ、これじゃめぐるが相当食い意地張ってるみたいじゃないか(張ってるけど)。
しかし信者さんは「見事な食いっぷり」とか感動してるので食べると未来が見えるというのは了解事項のようです。

・長い髪がばーっと広がった永作の笑顔のアップ。うわ怖いよ!そしたら今度は塾長の髪の毛(ヅラ)のアップという形で塾に舞台が移る。髪の毛つながりの場面転換というのもまた斬新な。
頭をごりごり江口の頭にすりつけながら、新たな入塾者の少なさについて江口を責める塾長。別に江口のせいではないんだけども。

・こんなところにちょうど入ってきためぐるはいきなり「ヅラ長」と挨拶。めぐるだけならともかくみちるも一緒になってなぜか上機嫌。

・江口&みちるに塾が経営難だから別れろと理不尽な迫り方をする塾長。
「職場恋愛は職場があるから成立するんです!」という言葉には、確かに、と納得しかかったが、「職場がつぶれたらなんだ、恋愛だ。自由恋愛だふざけんなー!!」。
自由恋愛、なんにも悪くないじゃないか。あいかわらず塾長の言う事はむちゃくちゃです。

・「ウンコの形が乙だった」「ぼくの好きなのはエッジの効いたZ(ゼット)」。
第2回のウンコネタがまさかここで再登場するとは。こういう畳み掛けるようなネタの使い方、へなへなな効果音、いちいち光る文字といった演出が実に秀逸です。品はないけど。

・生徒獲得のために公園で講師陣が例の塾歌を歌って客引きを。「づらアカデミー」の名称が全然メロディに乗らず四苦八苦する面々に爆笑。
そもそも生徒が集まらないのはこの塾名による部分も大きいんじゃないのか。

・めぐるから未来が見えなくなったと聞かされたユーキは驚いて柱にすがる。この場所と構図、時間が夜なほかは第4回と全く一緒。
あのときに勝る絶叫展開になるのではと期待があおられました。

・めぐるからプレゼントの小さな箱を差し出されたユーキは「誕生日8月っすけど?」と答える。これって勝地くん自身の誕生日が8月(20日)だからですね?

・箱を開けたユーキは中身がめぐるとお揃いの指輪と知って、「ペアリングってベタだなあ~」と言う。
ユーキのくせにめぐるのプレゼントにケチつける気か!?と思ったら、「こういうベタなの、嫌いじゃねえっす~♪♪」とすっかり満面の笑顔。
二人指輪をはめた手を見せ合って実に幸せそう。ああほんと可愛いカップルです。

・そんな幸せな光景から一転、めぐるはユーキ43が自分に別れを告げる幻を見る。
めぐるは逮捕されてしまうため20年後に二人は会えないことを告げたユーキ43は「助けてあげられなくて、ごめんよ」と泣き顔で言いながら、渦に吸い込まれるように遠ざかってゆく。
悲しいシーンなんですが、最後、それまではめぐるの方に手を伸ばしていたユーキが右手をバイバイしながら消えてゆくのが微妙にこう、緊迫感を削がれて笑ってしまいます。

・上記のような悪夢を見ためぐるは、ショックのあまりこたつをふっとばして目を覚ます。やっぱりめぐる怪力?

・ユーキ43のメールアドレスの頭の部分(つまりはユーキ23のメアドでもある)が「100%-yuki」になってる(笑)。みちるの「go-to-hell」と言い、芸が細かいですなあ。

・指輪をプレゼントして以来、時々タメ口口調なユーキに違和感と反感を覚えるめぐる。
長いこと敬語口調の抜けなかったユーキがタメ口きくようになったきっかけが指輪もらったことだってあたり、何か夫婦気取りみたいで確かにこれは引くかも。

・合格が決まり「ダイアナ」でバイトを始めた千鶴ちゃん。女子の制服初めて出ましたが、色といいデザインといいかなり可愛いです。
千鶴ちゃんのややきごちない滑り方を見てると、ほんとユーキは運動神経いいんだなあと感じます。

・めぐるに確定申告したかとか還付金がもらえるとか言い出すユーキ。塾以外で収入がある形跡のないめぐるに確定申告必要なのか?
まあ不要な人でも自主的にやっとくと結構還付金もらえるらしいですけど、この場合絶対ろくろく意味わからず聞き覚えた単語並べてるだけだよなー。

・ご飯を食べたあとはずるむけぷよぷよのユーキが良いと独白するめぐる。第4回まではあれだけ抵抗があったユーキ43にいつのまにかすっかりはまってしまっている。人は変われば変わるものです。
中身は同じユーキなんですが、最近のユーキの態度にちょっと冷め気味なのとユーキ43の姿が見えなくなった寂しさが一緒になっちゃったんでしょうね。
ユーキを目の前にしながらユーキを恋しがる・・・めぐるにとってもユーキにとってもちょっと悲しい構図ですね。

・めぐるが「ユーキく~ん!」と呼んだのを機にユーキのモノローグタイム。意識的に第4回の展開をなぞりつつ巧妙にずらしていくことで二倍笑えるようになっています。
ところで「ダイアナ」の屋台?に張ってある「新メニュー登場」のポスターのホットドッグの写真(イラスト?)がモザイクかかってるっぽく見えるんですが。
これはあれですか、めぐるに拒否された例のレーズンドッグですか!?きめ細かすぎる演出に爆笑。

・千鶴に「倦怠期」の意味を説明されて、「飽きる!?めぐるがユーキに?それともユーキがめぐるに?」とパニックに陥ったユーキのちょこまか&早回しな動きが(笑)。意味不明なポーズ付けまくりだし。
これ早回しになってるからギャグになってますが、撮影時は当然通常の(人間レベルの)スピードで動いてたわけですから・・・想像するとなんかマヌケかも(笑)。

・一人パニックのすえに「めぐる・・・飽きるな~!!」と叫んで滑り去るユーキ。
思いっきり職場放棄ですが、千鶴ちゃんは笑顔で手を振って見送ってくれる。いい子だなあ。

・第3回でユーキが好きだと言っていたところの唇半開き顔でぼーっと生徒の机に座り込んでるめぐる。生徒の声に我に返っためぐるは黒板を見て叫ぶ。
また授業用グッズと間違えて食べ物持ち込んだのかと思えば手にはちゃんと本物のチョークを持っている。いったい何事?というところで黒板に描かれたユーキ43の似顔絵がバンと映る。
こうきましたか。笑いどころではあるんですが、ここまでユーキ43を慕うめぐるの心境を思うとちょっと切なくもあります。

・めぐるの元を訪ねてきた刑事・氷高はなんとユーキ43にそっくり。次回予告でユーキ23と(妙にかちっとした服装の)ユーキ43が同じ画面で向かい合ってる構図があって、「?」と思ったら他人の空似ネタでしたか。
氷高が後ろの若い男を「彼は私の相棒」と紹介するとバックに『相棒』のテーマ曲?(『相棒』見たことないもんで推測)が流れ、男がぐっと腕を上げてみせる。またさらっと妙なパロディを。

・めぐるが家に忘れていった携帯を前に、内容を盗み見るべきか見ざるべきか自問自答するユーキ。
このとき縁側から畳の部屋にかけて腹ばいになってるんですが、膝と肘をついて軽くお尻を浮かせた体勢(を庭側から家の中側に向かって視点を移動しながら映していくのに)思わず目を吸い寄せられてしまった。体のラインが綺麗なんですよねえ。
そしてなんだかんだのあげく携帯を開けて待ち受け写真を見て一言「こいつ・・・誰だよ!?」。「オマエだよ!!」と瞬間多くの視聴者が心で叫んだことでしょう。

・氷高とめぐるが永作のことについて話している間、傍らの相棒はずっと右腕上げっぱなし。帰りがけにいったんは下ろした腕をまた上げなおしてるし。
これまた全国の視聴者が「腕下ろせよ」と突っ込みを入れたことだろう。ずっと腕あげっぱなしってのもきついですよねえ。俳優さんの苦労がしのばれます。

・氷高の登場を機に講師陣にカミングアウトしためぐるから将来は結婚すると聞かされたみちると高尾山は「どうすっぺ登くん、子供5人だって!」「どうすっぺって・・・頑張るしかなかっぺ」とお国言葉丸出しでなんだか嬉しそう。
あららこれって実質的にプロポーズみたいなものでは。この時のめぐるの発言こそが二人の未来を完全に決定したんじゃなかろうか。

・めぐるの言葉を信じまいと江口が抵抗しているところに「僕は信じるよ」の声とともになぜか通路と机の仕切りの壁の上からいきなり永作が登場。
「話は途中から全部聞かせてもらったよ」。江口もツッこんでましたが、途中から全部ってなんだよ。

・警察に電話しようとした江口をあっさりつかまえ吹っ飛ばした永作は「じたばたするな、世紀末が来るぜ」。何のことだ?と思ったらシブがき隊の歌の歌詞らしいですね。
「勇気100%」といい、次の回の山口百恵引退ネタといい、70年代~80年代の芸能ネタがザクザク入ってますね。

・永作に追いつめられためぐるを救うべく、塾長が自らのヅラを投げつける!
壁で跳ね返ったヅラが顔面にへばりついた永作は悲鳴をあげながら塾から逃走する。恐るべし塾長のヅラの攻撃力。
塾長が講師を守るべく戦い敵を撃退する実に格好よい見せ場のはずなのだが、ものがヅラだけになんとも(笑)。
このタイミングで高尾山が警察に「こちらづらアカデミー」と電話をかけるのも、あらためてヅラが強調される形になってますます笑いを誘います。

・ヅラが床に落ちたままなのにあせる講師陣を尻目にいつのまにか金髪のカツラを装着して「危ないところでした」と平然とふるまう塾長。
その言葉を受けて江口が「ええ、あらゆる意味で」。たしかにあらゆる意味で(笑)。

・めぐるの手を取って、めぐるのことは警察からもマスコミからも全力で守ってみせると静かに言い切る塾長。
おお何と男前な!と見直したところで、場面は一転、「未来が見える吉田アカデミー」を名乗って思い切りめぐるを看板に生徒集めしまくる塾長。そうだよ塾長はこういう人だった・・・。
めぐるが塾長席座ってるし椅子がえらくゴージャスだし。

・めぐるに未来を占ってもらおうと詰め掛けてくるお母さんと子供たちを前に、めぐるは物陰から真悟が知らせてくれた予知内容を話してしのぐ。
しかし真悟が見る未来はいつも妙に具体的で、常にろくな内容じゃないな。こんなものをしょっちゅう見せられてるわりには驚くほどすれてないです真悟くん。それにしてもこの内容を受けて「おしえがいがあります」てのも無理矢理というか。
しかしこんな怪しげな予知をみんな信じてやってくるもんなのか。ともあれもはや宗教団体であって塾じゃないのは確かです。

(つづく)

 


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