想い続けることができれば、その想いはいつか成就する

その日その日感じたことを詩、エッセイ、短歌、日記でつづります。野菜も育ててます。

自然は絶えずバランスを取ろうとして働く

2012年09月05日 | インポート

  自然は絶えずバランスをとろうとして働く

  自然はバランスが崩れるとそれを修復しようとして働く。例えば、高気圧が異常に発達して勢力を張ってくる。かたや低気圧も同時に異常に発達して勢力を増してくる。その間に前線ができ、暑い空気と冷えた空気は自然の法則によりバランスを保とうとして両者の気圧を同じ方向に持って行く。そこで、湿った空気が混じり合い冷やされ大雨が降るらしい。これも自然にとって当たり前の結果である。そういう因があり縁が生じそういう結果になっただけのことである。

 よく、今の社会や気象は異常であるという。しかし、これは自然現象から説明すると当たり前のことである。両極端現象が起き、それを是正しようとして自然はバランスをとるということから一時的にそのような異常事態が起きているだけである。それが解消されれば、自然は今まであったことが嘘のことのように静かになる。静かになっているとまた、ひずみがいつか起こってくる。また、それを是正しようとして自然はそのひずみ解消のために大きなエネルギーを使う。自然や社会で異常なことが起きているというときはこのひずみが大きくなった状態だと思えばいい。やがてそれは解消に向かう。自然界においては以上も当然の因縁果による帰結に代わりはない。自然とはそういうものなのだ。質量を持つ高いところに位置するものはいつも重力が働き、落ちようとする力がそこに加わっている。そこで、止まっているということはバランスがとれているだけということであって、やがてバランスがくずれれば、下に落ちてゆく。今の社会、今の気象もそういう考えにたてば異常でなくごく当たり前のことである。いつの時代ででも絶えず時により変化しているのが自然である。よどみに浮かぶうたかたはかつ消えかつ結びてとどまるたるためしなしである。自然に対してはただ、人間は畏敬の念を持って接すればいいのである。征服しようなんて考えずに理解しようとすればいい。わからなければ畏敬の念を持つ、ただそれだけである。科学は自然を征服しようとするのでなく、自然を理解することのみに使ってほしい。

 

 

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