サイエンス好きな男の日記

気が向いたときに、個人的なメモの感覚で書いているブログです。

今後の不動産投資は徹底したリフォーム済みの築古戸建

2020-09-03 16:19:34 | 不動産賃貸業

ブログの記事として掲載していませんでしたが、この半年ぐらいで今後の不動産投資についていろいろと考えるところがありました。

結論としては、リスクが低く、かつ収益性が高い不動産投資は、築古戸建(またはテラス)だということです。この結論の前提として、築古の最大のリスクである建物の老朽化を徹底的なリフォームを行うことで回避することです。

1棟ものではない理由:まだ最終的な結論を出せずにいますが、どうしても収益性が高くない。自分で作った収益シミュレーションで過去に何度か検討したことがあるのですが、これはいいかも、と思った物件でも実際に計算すると内部収益率などが戸建ほど高くない。ただ、もう少し検討したいと思ってはいます。

中古区分マンションではない理由:修繕積立金や管理費による収益性の低下に加え、今後10年、20年と経った時にそれらの費用がさらに増え、ますます収益性が悪くなり、売るに売れなくなるリスク、さらにリフォームしても近い将来建替えなどになると、そのコストが無駄になってしまう。また、出口が見えない。

築古戸建はこれまで過去の修繕履歴や管理状態がわからない、表層リフォームでいくらでもきれいに見せることができるが躯体の老朽化やシロアリ被害などの状況がわからずとんでもない物件をつかんでしまうかもしれない、といったリスクがあります。これまで4物件ほど購入していますが、それなりに過去に修繕・リフォームをした形跡がわかる物件だけを購入し、建物老朽化のリスクを回避してきたつもりではあったのですが、素人判断ですのでやはり不安でした。

しかし、ここ最近で、こういった築古戸建リスクを回避するため、徹底的なリフォームを行うことを前提とした業者がいくつかあることがわかってきました。

  • 堺市の業者
    • 物件価格は200~400万円、リフォームは200万円前後のパック料金、家賃は4~5万円なので、利回りは10-13%。物件販売・リフォーム・管理を実施。
  • リフォーム業者
    • 業者が市場でよさそうな物件を見つけてくれる。物件金額は100~300万円、リフォーム(古民家風)は100~300万円。家賃は4~6万円。目標利回りは12-15%。例えば、家賃5万円、利回り15%とすると、リフォーム込みの物件価格は、5*12/0.15=400万円。物件の状態から算出したリフォーム費用が200万円だったとすると、物件仕入れ価格は200万円でなくてはいけないので、200万円で買付を入れる、というシナリオ。もちろん、その買付が通らないことのほうが多いようですが、運よく購入できれば、高利回り物件とすることができる。この業者の収益の源泉はリフォームなので、この業者にリフォームを依頼することが条件。管理は自主管理でもよいし、提携の管理会社を斡旋してもらうことも可能。
  • 八尾市の業者
    • 物件仕入価格は100~200万円、リフォームは200~400万円、家賃は4.5~7万円。入居者が付いた状態で投資家に販売。利回り12%と入居者家賃から販売価格を決めている。例えば、家賃が5万円なら、利回り12%なので、5*12/0.12=500万円が販売価格。特徴は徹底したリフォーム。投資家が長期にわたって安心して資産運用できる、入居者も安心して長期間入居してもらう、という考えで事業を行っている。

いずれも物件を安く仕入れて、入居付けが可能なレベルのリフォームを行い、投資家に販売する、というスキームは共通であり、築古による老朽化リスクを回避できることがわかります。また、購入時は設備もきちんと修復あるいは新調であることから入居者のクレームも少なく、また長期にわたって住んでもらえるでしょうし、大家としても精神的にも楽です。

この3業者のうち、最初の業者は金額が固定であることが気になっています。本来なら、老朽化の状況でリフォーム費用も大きく異なると思うのですが、それが固定だと結局あらかじめ決められたリフォームとなり、目をつぶれる程度の不具合であれば、そのままにされてしまう可能性がある気がしてしまいます。

次の業者は、必要なリフォームをきちんとやっていると思いますがその最終形が古民家風なのです。もちろん、そういった雰囲気が好きな入居者、投資家がいるとは思いますが、私にはどうもピンときませんでした。

最後の業者は、徹底したリフォームであり、また、そのゴールも今風のリフォームであり、安心感があります。さらに、まだ固定した投資家がおらず、投資家の競争が少ないので、じっくりと物件を吟味することもできます。利回りは12%なので、築古戸建としてはそれほど高利回りではないですが、その一方で安心した資産運用ができそうです。そのため、当面はこの業者と付き合っていこうかと思っています。

 

 

 

 

 

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3 コメント

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Unknown (lawtaka)
2020-11-06 08:29:25
最近あなたのブログを知り、読んで勉強させて頂いております。
古民家風のリフォームに興味があります。
2つ目の業者さんは、古家再生なにわさんですか?
あなたの後追いで投資をしており、検討の土台に乗った業者に興味がまりまして、もし可能なら教えてください。
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Unknown (管理人)
2020-11-06 11:29:55
コメントをいただきありがとうございます。2つ目の業者さんは、ご推察の通りです。正確には、投資家は全国古家再生推進協議会の古家再生投資プランナーとなり、その物件見学ツアーの実施や実際にリフォームを行っていただく業者さんの1つがRe Factoryさんですが、関西ではこの業者さんがメインだと思います。回答になっているでしょうか。よろしくお願いします。
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Unknown (lawtaka)
2020-11-06 12:47:51
コメントありがとうございますm(_ _)m
プランナーの養成講座のメルマガは購読しています。
しっかり分析されて、たどり着かれたことを参考にさせていただき、有り難いです。
まだ何もスタート出来ていない投資家の卵ですが、引き続きよろしくお願いします。
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