キッチンから愛をこめて

丁寧に紅茶を淹れて過ごす日々

ウッフィッツィ美術館

2011年10月17日 | イタリア旅物語2011
 ルネッサンス美術の宝庫、ウッフィッツィ美術館。
 
 この美術館は1560年着工。多くの芸術家を支援し、フィレンツェを芸術の都へと高めた大富豪メディチ家。そのメディチ家のコジモ1世の依頼を受け、建築家ヴァザーリが担当。

 始めは、行政と司法のオフィス(ウッフィッツィ)でしたが、コジモ1世の息子の代からメディチ家が集めた美術品を収蔵するようになり、現在の所蔵数は約4800点と言われています。

 ルネッサンスの象徴として有名な、ボッティチェッリの傑作「ヴィーナスの誕生」と「春(プリマヴェーラ)」を観賞しました。15世紀、メディチ家のために制作されたそうです。

 ルネッサンスを代表する三大巨匠の絵画、レオナルド・ダ・ヴィンチ「受胎告知」、ラファエロ「ヒワの聖母」、ミケランジェロ「聖家族」も展示されています。
 
 レオナルド・ダ・ヴィンチの「受胎告知」、大天使ガブリエルの左手に描かれたマドンナリリーは、『赤毛のアン』第14章「アンの告白」では、マリラの紫水晶ブローチ紛失事件で疑いをかけられたアンの身の潔白が晴れることを示唆する花として描かれています。(松本先生解説)

 美術の教科書に載っていた名画の数々が、当たり前のようにそこにはありました。
 本物って素晴らしい!! ただ、ただ、うっとりと眺めていました・・・♪ 

  
   美術館の窓からヴッキオ橋見えました  16世紀フィレンツェを治めたコジモ1世の騎馬像
  
シニョリーア広場のヴェッキオ宮殿、今は市庁舎 向いにミケランジェロのダヴィデ像(レプリカ)
  
   美術館の外にも沢山の彫刻  メディチ(医者)にちなんで丸薬を表したメディチ家の紋章