キッチンから愛をこめて

丁寧に紅茶を淹れて過ごす日々

さようなら!プリンスエドワード島

2008年09月30日 | 赤毛のアンの旅2008
 さようなら!プリンスエドワード島。

 プリンスエドワード島とお別れの朝がやってきました。ホテルで朝食をいただき、バスに乗り込み、カナダ本土のノヴァスコシア州ハリファックスに向かいました。

 写真は、コンフェデレーション・ブリッジを渡っているところです。よく見ましたら、バックミラーにドライバーさんの顔が映っていました。縦も横も大きな方でした。

 途中、激しい雨になりました。

 ハリファックスは、作者モンゴメリが、学生、新聞記者として暮らしていた街です。
 第3巻「アンの愛情」で、アンが大学生活を送るキングスポートのモデルとなった都市です。
 
 そして、実はハリファックスは映画「タイタニック」で一躍有名になった街。
 事故当時ここから、海底ケーブル修理船が沈没海域に真っ先にかけつけ、306人の遺体を港まで運び、そのうち身元不明の150人の遺体が市内3ヶ所の墓地に埋葬されているのだそうです。


   ハリファックスに到着です        お昼はシーフードパスタをいただきました 

    ユーモラスなお魚の看板           入り口付近にもお花が飾られて

シャーロットタウン散策

2008年09月29日 | 赤毛のアンの旅2008
 ひと休みしてから、Iさんとシャーロットタウンの街を散策しました。

 シャーロットタウンは、静かな美しい街です。街を抜けて、港の方へも行ってみました。
 港には小さなお土産物屋さんがたくさん並び、一軒一軒のぞきながら帰ってきました。

 Iさんのお部屋にお邪魔して、軽く夕食を食べ、コンフェデレーションセンターに「赤毛のアン」のミュージカルを見に行きました。もちろん、言葉はよくわかりませんが、ストーリーは知っているので、楽しく見ることができました。

 アンもダイアナも物語のイメージどおり可愛らしかったのですが、ギルバート君は、かなり太めで残念でした。
  
 ミス・バリーの招待を受けて、アンはダイアナとシャーロットタウンの「ぶなの木屋敷」に出かけました。そして、華やかな都会を楽しみ、4日ぶりにグリーン・ゲイブルズに帰ってきました。マリラが言います。「あんたがいなくて、寂しくてたまらなかったよ、アン。こんなに長い4日間は、初めてだったよ」アンが答えます。「とにかく、すばらしかったわ・・・一生忘れられない思い出よ。でも、いちばんすばらしかったのは、家に帰ってきたことよ」 
                             

     かわいらしい風見鯨?        一歩奥に入ると、閑静で美しい街です

     フラワーボールが綺麗           選挙のポスターがあちらこちらに

   コンフェデレーションセンターでアンのミュージカルを鑑賞   

ザ・グレートジョージ

2008年09月28日 | 赤毛のアンの旅2008
 4泊目はプリンスエドワード島の州都シャーロットタウンの高級ホテル「ザ・グレートジョージ」に宿泊しました。

 このホテルは街の中心に位置し、とても便利な場所にありました。
 首相もお泊りになった格式あるホテルです。外観からして立派です。お部屋もビクトリア調で重厚な作りでした。

 チェックイン後、ミュージカル鑑賞まで、まだ時間がたっぷりありましたので、ちょっとひと休み。お部屋でくつろぎました。


     ザ・グレートジョージ           広々としたベッドでぐっすり

     お部屋も家具も重厚です             暖炉もありました 
   
    バスルームもとっても綺麗

コンフェデレーション・ブリッジ

2008年09月28日 | 赤毛のアンの旅2008
 バスは、シャーロットタウンに向けて出発しました。

 途中、1997年に架けられたコンフェデレーション・ブリッジの写真スポットに立ち寄りました。プリンスエドワード島とカナダ本土をつなぐ全長約13キロの橋が一望できる素晴らしい場所。どんよりとした空が恨めしい。。


      コンフェデレーション・ブリッジの写真をたくさん撮りました       

      眺めの良い場所です           すぐ近くに教会がありました
 コンフェデレーション・ブリッジが一望できる教会です    灯台発見、可愛い♪                  

ロウアー・ベデーク学校博物館

2008年09月27日 | 赤毛のアンの旅2008
 サマーサンドの近くにある、ロウアー・ベデーク学校博物館に行きました。

 23歳のモンゴメリが半年間教えた、ワン・ルーム・スクールです。
 当時の校舎を地元の人たちが修復・復元して公開しています。

 カナダは英国連邦の一国でした。
 そこで教室の壁には、イギリスの国旗とヴィクトリア女王の肖像画が飾られていました。

 写真は、あのニンジン事件の割れた石板でしょうか。

 ギルバートは通路越しにアンの赤いお下げの先をつまむと・・・鋭い声でつぶやいた「ニンジン!ニンジン!」・・・「卑怯者、大嫌い!よくも言ってくれたわね!」アンは怒鳴った。続いて、ガチャン!と大きな音がした。アンが石板をギルバートの頭に打ちおろし、叩き割ったのだ。叩き割ったのは石板で、頭ではなかったが、真っ二つに割れてしまった。・・・フィリップス先生は通路を大股に歩いてきて、アンの肩をがっちりつかんだ。「アン・シャーリー、どういうことですか」


   ロウアー・ベデーク学校博物館        可愛らしいワンルームスクール

    当時の衣装でお出迎え               石板と石筆           
     当時の国旗とドレス          当時の国家元首ヴィクトリア女王の肖像画

ギルバートがくれたストロベリーアップルかしら     古い本棚が雰囲気ですね

ハーマン・リアードのお墓

2008年09月27日 | 赤毛のアンの旅2008
 ハーマン・リアードのお墓です。

 プリンスエドワード島の南部サマーサンドの近くにあるロウアー・ベデークの学校で、23歳のモンゴメリは半年間教師をしていました。

 このとき、下宿先の農家の長男ハーマンと惹かれ合うようになります。
 しかし、モンゴメリの祖父が急死したため、キャベンディシュにもどることになり、この恋に終止符がうたれました。

 その後、ハーマンは独身のまま若くして病死してしまうのです。この当時、あまりにも身分違いの結婚は、考えられなかったようです。とても哀しい恋です・・・23歳のアンは塔のある家で暮らしますが、同年代のモンゴメリが暮らしたのは、ここ、ハーマンの家だったのですね。
 

ロウアー・ベデーク・スクールに飾られていたハーマン ハーマンの家、今もどなたか住んでいます

塔のある家

2008年09月27日 | 赤毛のアンの旅2008
 第4巻「アンの幸福」の舞台となったサマーサンドにある塔のある家です。

 「アンの幸福」では、23歳でサマーサンド中学校校長になったアンが塔のある家「柳風荘(ウィンディ・ウィローズ)」に下宿して塔の部屋に住み、様々な困難を乗り越えて、持ち前のユーモアと忍耐で、人々の信頼と愛情をかち得ていきます。
 個性的な使用人レベッカ・デューや猫のダスティ・ミラーと過ごした3年間を、医学生で婚約者のギルバートに宛てた手紙で綴っています。

 サマーサンドの海岸近くには、塔のある古風なお屋敷がいくつかありました。
 アンの時代の風を感じながら、ゆっくり散策し、お昼のレストランに向かいました。ビーフとサーモンのオープンサンド、クラムチャウダーなどをいただきました。とてもおいしかったです。

 柳風荘を去るのが悲しくてたまりません。・・・私の窓辺ですごす涼しい朝の時間、毎晩、這い上がらなくてはならないベッド、青いドーナツ型のクッション、ありとあらゆる風、こういうものが大好きでした。ここにいるときのように風と仲よしになることは、またとないのではないかと思います。また、朝日と夕日の両方を見られる部屋に住むことがこの先あるかしら?
 柳風荘から馬車で去って行くアンが受けた最後のメッセージは、塔の窓から狂気のように打ち振られる白い大きな湯上りタオルだった。それを振っているのはレベッカ・デューであった。 
  

      塔のある家           塔の部屋、今にもレベッカ・デューが顔を出しそう

 レストランへ向う途中に駅舎跡がありました  素敵なレストランでランチをいただきました     

ビデフォード牧師館(2) 

2008年09月26日 | 赤毛のアンの旅2008
 牧師館1階の客間のテーブルセッティングです。

 「赤毛のアン」では、アラン牧師夫妻を招いたお茶会で、アンが誤ってレイヤーケーキに痛み止めの薬を入れてしまうエピソードがありましたが、実はモンゴメリがこの牧師館に下宿していた頃、ここの女主人のエスティ夫人が、痛み止め入りのケーキを本当に焼いて、お客様にお出ししたことがあったのだそうです。 
  
・・・しかし、一口ほおばったアラン夫人の顔に、何とも言えない奇妙な表情が浮かんだ。それでも夫人は何も言わず、もぐもぐと食べ続けた。マリラはその表情を見て取るや、あわててケーキを口に入れ、「アン・シャーリー」と叫んだ。「一体全体、ケーキに何を入れたの!」 
  

  NHKで松坂慶子さんが朗読された居間       クラシックな螺旋階段

 パッチワークキルトがいすに掛けられて      衣裳部屋のたっぷりの白いカーテン

ビデフォード牧師館

2008年09月26日 | 赤毛のアンの旅2008
 1894年~1895年、モンゴメリは19歳で教師になり、この牧師館に下宿して学校に通っていました。

 モンゴメリのお部屋は2階にあり、
 松の床材は当時のまま。お気に入りだった窓から見える干草畑と水辺の風景もほとんど変わっていないそうです。
 この部屋で19歳のモンゴメリは、日々の経験や思いをを日記に綴りました。
 その文章が16歳で教師になった第2巻「アンの青春」に生かされているそうです。 
  
 モンゴメリがお気に入りだった風景。入り江が見えます。 


    ビデフォードに到着しました           ビデフォード牧師館です

 ルバーブのジュースとジンジャークッキーはいかが  牧師館の玄関先もカワイイです
 
   モンゴメリーのお部屋の窓です         馬ぞりや馬車もありました 

ここでモンゴメリーは日記などを綴っていたのですね  松の床材は当時のままだそうです     

さようなら!グリンゲーブルズ

2008年09月26日 | 赤毛のアンの旅2008
 観光3日目の朝、目覚めると小雨模様でした。
 グリンゲーブルズへの早朝のお散歩は断念しました。3回も見に行きましたので満足です。

 朝はゆっくり散策を楽しむことができました。揺れる木漏れ日、澄んだ小川の流れ、すがすがしい朝の空気、どんなことでも記憶にとどめておきたいと思いました。
 朝食後、ホテルのオーナーさんとお別れし、バスに乗り込み、ビデフォードの牧師館めざして出発しました。
 雨が降ったり止んだりの一日でしたが、不思議と目的地に到着する頃には雨が止んでいるのでした。ラッキーな旅でした。 
   
さすが、カナダ。ホテルの敷地内にも、メープルの木があちこちに・・・   
 

    ホテルの窓からの眺めです          アンの気分でぐっすりと・・・

  淡いピンク地に薔薇とリボンの模様      買ってきたアンのカップでティータイム

バスルームのシャンプーやリンスのボトルも花柄      優しい灯りに包まれて