キッチンから愛をこめて

丁寧に紅茶を淹れて過ごす日々

わが家への道ーローラの旅日記

2013年09月30日 | 大草原の小さな家ツアー2013
◇9月7日(土) セントルイス  マンスフィールド

 8時00分 朝食後、セントルイスを出発、ミズリー州マンスフィールドへ
   11時30分 マンスフィールドに到着しました。

 マンスフィールドは、ローラ最後の地で、後半生の50年以上を暮らし、ここで「大草原の小さな家」シリーズの全巻が書かれました。家の中は、ローラが生きていた当時そのままで、どの土地よりもローラを身近に感じることができました。 

 博物館には、とうさんが使っていたヴァイオリンが大切に保存されていました。そして、ローラとアルマンゾが結婚して初めてのクリスマスに買った(Give us the Day of our Daily Bread)「日々の糧を与えよ」と彫られたガラスの皿の本物もありました。
 
 ローラは、冬の厳しい大草原を離れて、ジフテリアの後遺症の残るアルマンゾのために、気候の良い土地で暮らしたいと思っていました。オウザーク丘陵の話を聞き、また、すばらしく大きな赤いリンゴを見せられて、そこへ移住する決心をしました。

 1894年7月、ローラと夫アルマンゾと7歳の娘ローズは、デ・スメットのとうさん、かあきん、姉妹に別れを告げ、長い旅に出ました。 これが、ローラ最後の幌馬車での旅でした。
 ローラは、毎日、旅日記(「わが家への道ーローラの旅日記」として出版)をつけていました。
 一家が南に向かって6週間後の8月30日、ついに、マンスフィールドに到着しました。

  この家で最も美しかったのは客間だ。大きな暖炉と煙突は、アルマンゾが農場の石をつみあげて作ったものだ。天井には太い木の梁が渡り、ゆったりしたソファには、ローラが編んだレースのカバーがかかり、刺しゅうのクッションが置いてある。くつろいだ客間を見るだけで、ここでローラが満ち足りた後半生を過ごした様子が目にうかんできた。
                     松本先生「アメリカ・カナダ物語紀行」から解説 

  
 クラウン・プラザ・セントルイス・エアポートに二泊しました ホテルの周り、バラも咲いて
  
    吹き抜けでガラス張り、明るいロビー        朝食を頂いたレストラン
  
   とってもおいしいブレックファースト        プールもあって広々しています
  
     今日も良い天気、さあ出発です  ローラ終の棲家「ロッキー・リッジ・ファーム」へ
  
  岩の多い40エイカーの土地を買い、ロッキー・リッジ・ファーム(岩尾根農場)と名づけた
  
 広大な土地の先に、ローラの家が見えてきました   ロッキー・リッジ・ファームの看板
  
左がローラゆかりの品を展示する博物館、右がローラの家  アルマンゾは器用で家具も手作り
  
2人の開拓時代は終わり、次第に素晴しい家になっていった 見学者はキッチンのポーチから入場
  
    ローラは窓のカーテンをひくのが嫌いでした、外の美しい景色が、隠れてしまうから 

ネリーズ・カフェ

2013年09月29日 | 大草原の小さな家ツアー2013
 ランチは、ネリー・オルソンにちなんだ「ネリーズ・カフェ」で頂きました。

 TVドラマでは、大人になったネリーは、レストランとホテルを経営していましたね。わがままで意地悪な女の子だったけれど、パーシバルと出会ってからは素直な可愛い女性に変身。
 
 おしゃれで、可愛いファッションも楽しみでした。

  14時 ウォルナット・グローブを後に、ミネアポリス空港へ
    17時 ミネアポリス空港に到着(R子さんM子さんと3人で軽い食事を頂きました)

  19時10分 デルタ航空2377便にてミズリー州セントルイス空港へ
   20時30分 セントルイス空港に到着  ⇒  ホテルへ  おやすみなさい

  
   ランチを頂いた「ネリーズ・カフェ」      道路わきに目立つ看板がありました
  
    中に入ると、楽しそうな雰囲気       ネリーを演じたアリソン・アーングリン
  
  ケチャップとマスタードがアメリカっぽい   お店のスタッフが着ていた可愛いTシャツ
  
      生野菜のサラダ     ローラが初めてレモネードを飲んだのはネリーの家でした
  
     カツレツとトーストとポテト          デザートはアイスクリーム  
  
   芝土の家(ソッド・ハウス)を見学    芝土を四角く切り出して煉瓦のように積んだ家
  
 ウォルナット・グローブは森が少なく木材が手に入らないため、芝土や横穴の家に住んだそうです

ローラ・インガルス・ワイルダー博物館(2)

2013年09月28日 | 大草原の小さな家ツアー2013
 博物館の周りには、教会や学校、土手の家などが再現され、連なっていました。
 小さなウォルナット・グローブの町って感じです。ローラの物語の世界に入りこんだような気がしました。

  
とうさんから教会でオルデン牧師の説教があると聞き、「まあ、チャールズ!」かあさんは喜んだ
  
        おばあさんの家            幌馬車に乗ったインガルス一家の絵
  
 プラム・クリークで遊ぶローラとメアリイがかわいい    晩年のローラ、笑顔が素敵
  
    土手の横穴の家も再現されています        こんな感じだったのですね
  
  ローラが通った学校には、素敵なビードゥル先生がいて、意地悪ネリーやウイリーもいました
  
    ローラ役のメリッサ・ギルバート       家財道具一式詰め込んで、西へ西へ
  
  とうさんの作業小屋にあったような大工道具   オルソン・マーケットのカウンターみたい

ローラ・インガルス・ワイルダー博物館(1)

2013年09月27日 | 大草原の小さな家ツアー2013
 再び、ウォルナット・グローブの町に戻って、ローラ・インガルス・ワイルダー博物館の内部を見学しました。

 ペピンの博物館より、ずっと広く、館内には、ローラゆかりの品々や写真、当時の生活用品、奥の部屋には、TVドラマの懐かしい小道具などがありました。

  
 ウォルナット・グローブの町に戻ってきました     看板と同じ絵柄のタペストリー
  
  ローラが作って、実際に使っていた赤白のキルト    ローラ愛用のお裁縫道具
  
「わが家への道」で大切な100ドルをしまっておいた文具箱   ローラの星型のキルト
  
    結婚直後のローラとアルマンゾ      とうさんとかあさんが結婚直後に撮った写真
  
とうさんはバッファローの外套にくるまって大吹雪をしのいだ  イナゴの大発生で作物は全滅  
  
 ローラとアルマンゾが最初のクリスマスに買ったガラス皿   ローラのティーセット
  
  TVドラマ「大草原の小さな家」の模型     優しいかあさん、カレン・グラッスル
  
脚本も書き監督もつとめた、とうさん役のマイケル・ランドン  かあさんの羊飼いの娘
  
   ドクターベイカーのドクターバッグ        エドワーズさんの酒瓶もありました 

とうさんが献金した教会の鐘

2013年09月26日 | 大草原の小さな家ツアー2013
 とうさんが献金した教会の鐘です。
 見学に行くと、何と、私たちツアーのために、鐘を鳴らしていただけることに・・・
 
 鐘は、思ったよりも高い音で、カァンカァンとしばらく鳴り続けました。
 ローラがあの日聞いた鐘の音が、空高く響き渡りました・・・♪

 7歳になったローラは、ウォルナット・グローブの学校に通い、学ぶ楽しさを知ります。しかし同級生には、意地悪なネリー・オルソンがいました。ネリーの家は、よろず屋を営み、裕福です。質素な身なりのローラを小馬鹿にするのでした。
 良き出会いもありました。日曜ごとに教会へ行き、オルデン牧師の礼拝に、心満ちたりたひとときを過ごします。とうさんは、教会の鐘を買うため、3ドル、寄付します。穴のあいたブーツを修理する大切なお金を献金したのです。
                       松本侑子先生、バスの中で解説

  
当時は合同派教会でしたが、今は英国国教会に変わっています     教会の正面
  
         教会の全景            とうさんが3ドルを寄付した教会の鐘

プラム・クリークの土手で(2)

2013年09月25日 | 大草原の小さな家ツアー2013
 かつてのインガルス家の農地は、今はゴードンさんのトウモロコシ畑と大豆畑の中にあるのです。

 プラム・クリークも、横穴小屋の跡も、大岩も・・・ゴードンさんの農地の中にあり、ローラファンのために、ご好意で公開してくださっています。

 見学中、現在のゴードンご夫妻がお客様と連れ立って歩いて来られました。こんな偶然あるのですね。本当にビックリしました。お会いできて、とても嬉しかったです。

  一家は、土手の穴に一年住んだのち、クリークのそばにガラス窓の入った明るい家を建てた。それもゴードン氏の農地の中だ。ゴードン夫婦が、農地を買ったときも、そこに建っていた一家の古い家を壊して廃材でニワトリ小屋を作ったときも、ここがインガルス一家ゆかりの土地だとはつゆしらず、あとで驚いたという。ゴードン氏はなくなり、夫人も今は住んでいないが、息子さんたちのサマーハウスがある。
                     松本先生「アメリカ・カナダ物語紀行」から解説

  
   ローラとメアリイが遊んだ大岩の看板    写真は、かあさん役のカレン・グラッスル
  
大岩はクリークの氾濫で大部分埋まってしまったそうです  TVのローラが遊んでいたような風景
  
 黒い目のスーザンと呼ばれるオオハンゴンソウ  ゴードンさんの農地と乗ってきたバスと青い空
  
  こちらは、現在のゴードンさんの農場     夏の間、ローラの物語が上演される野外劇場

プラム・クリークの土手で(1)

2013年09月21日 | 大草原の小さな家ツアー2013
 ◇9月6日(金) ニューウルム  ウォルナット・グローブ のち

  7時30分 朝食後、ニューウルムを出発し、一時間半ほどで、同じミネソタ州のウォルナット・グローブに到着しました。
 
 ウォルナット・グローブ(くるみの森の意味)は、TVドラマ「大草原の小さな家」の舞台になった町です。

  ローラの一家は、シリーズ第二巻「大草原の小さな家」に書かれたカンザス州インディペンデンスを去ったのち、ここウォルナット・グローブにやってきました。第三巻「プラム・クリークの土手で」で、一家が住んだのは、土手の横穴にしつらえた家。それは、町から北に2キロ半ほどの、ゴードンさんという人の農地の中でした。
                          松本先生、バスの中で解説

  
  トウモロコシ畑の道を走って行きました       広い平らな土地が広がっています   
  
 ウォルナット・グローブ博物館と看板と幌馬車  ローラを描いたポスターも貼ってありました
  
 プラム・クリーク(小川)は今も流れています ローラ・メアリイ、そしてネリーも遊んだ場所
  
   ローラが見たのと同じような動物の足跡       ゴードン氏が架けたつり橋
  
 現地のガイドさんが、土手の横穴の家を説明中      土手の横穴の家はこちらから
  
 ローラが暮らした横穴の家の位置を示す看板  一年後、とうさんは、りっぱな小屋を建てました
  
  横穴の家の立て看板のそばには、黄色のアキノキリンソウや薄紫のアスターが揺れていました
  
草原を見渡すと、木の間から少し盛り上がった土地が見えます、とうさんはテーブルランドと呼んだ

ミネソタ州ニューウルムのホテルへ

2013年09月20日 | 大草原の小さな家ツアー2013
  13時00分 ボリュームたっぷりのおいしいランチを頂いた後、今晩宿泊するミネソタ州ニューウルムのホテルに向かいました。

 西部に憧れたとうさんのように、更に西へ、長いドライブが続きました。幌馬車だったら、どれくらいの日数がかかったでしょうか。
 17時30分 ドイツ移民の面影を残す町、ニューウルムに到着しました。  

  
 窓の外を流れる景色は森や平原、トウモロコシ畑 休憩した大型スーパー、何でもビッグサイズ
  
  ホテルのお部屋に着きました、ちょっと一息  中庭がプールになっていて、ビックリしました
  
     お夕食を頂いたレストラン         室内は、とってもアメリカンです
  
  本日のメイン料理は、ドイツ料理でした     有名な俳優さん達が訪れたお店なんですね
  
  お食事を終えて、外に出ると、すっかり暗くなって    夜のとばりが町を包んでいました
  
  ホテルはライトアップされて、素敵な感じ         こちらは、ロビーです

西部の町ミネソタ州ワバシャ

2013年09月19日 | 大草原の小さな家ツアー2013
  ペピンを後に、ミシシッピ河を渡り、西部の町ミネソタ州ワバシャへ。

 ミシシッピ河畔のワバシャの町は、ペピンとはがらりと趣が異なり、西部劇にでも出てきそうな佇まいでした。ウエスタン風な町並みに西部にやって来たのだわと思いました。

 大河のほとりには、ダコタ・スー族のインディアン酋長ワバシャ像が建てられていました。ここもインディアンの土地だったのですね。アメリカ開拓時代の歴史を感じました。

  実は、このワバシャの町もローラにゆかりがある。一家は、物語に書かれているよりも、ずっと頻繁に各地を移動していて、この近くに住んだことがあるのだ。「プラム・クリークの土手で」の舞台ミネソタ州ウォルナット・グローブで、イナゴの大群にあって大不作となり、暮らしに困った一家はエリザおばさんとピーターおじさんの家に、一時期身をよせた。それがここワバシャ郡なのだ。
                   松本先生「アメリカ・カナダ物語紀行」から解説

 
   ワバシャの町にやってきました       カウボーイ風のウエスタンブーツの看板
  
    美味しいランチを頂いたレストラン       タコスチップスとチリソース
  
      生野菜たっぷりのサラダ      アメリカで頂くハンバーグ、これでキッズサイズ
  
ミシシッピ河に架かるこの橋を渡って西部へやってきました  ミシシッピ河の雄大な流れ
  
        酋長ワバシャ像           川岸にお花も綺麗に咲いていました
  
     ミネソタのナンバープレイト          普段は静かな町のようですが
  
収穫祭が近くてあちこちに飾りつけがされていました   ワバシャさんのノボリも掲げられて
  
    町の至るところに楽しい飾りつけ      スヌーピーの作者はミネアポリスの出身
  
    西部で一番古いホテルアンダーソン      素敵なパッチワークキルトの壁飾り
  
   ホテルのお部屋も見せていただきました、ラブリーなキルトがとっても可愛いお部屋 

ペピン湖畔

2013年09月18日 | 大草原の小さな家ツアー2013
 ローラが住んでいた頃のペピンの町は、ペピン湖周辺が町の中心で、たくさんのお店が集まっていたそうです。今もその面影が残る湖岸の通りを散策しました。
 おしゃれなレストランから美味しそうな匂いが漂っていました。お土産を売るお店もありました。

 「この通りは、実際にローラが歩いた通りです。」と松本先生からお聞きしました。

 ローラは、とうさんとかあさんに連れられて町に買い物に来たとき、初めてペピン湖の青い水を見ました。その感動をずっと忘れずにいたのです。 

  ローラは、ポケットいっぱいきれいな小石を入れて、とうさんのほうへ砂浜をかけていきながら、うれしくてうれしくてたまらなかったのです。ところが、とうさんがだきあげて、荷台にのせたとき、とんでもないことがおこりました。
 小石があまり重いので、ポケットが服からビリビリッとやぶれてしまったのです。ポケットはとれて、小石は荷台じゅうにコロコロころがりました。
       松本先生、バスの中で、「大きな森の小さな家」ー第9章 「町へいく」を朗読

  
    国旗が揺れて、お花が咲いて、お年寄りが二人のんびりベンチに座っていました
  
   ヨットハーバーもあるリゾート地です       フィッシングボートに乗った人々
  
 ローラのように全員で小石拾いをしました   湖畔の町を長い貨物列車が通り過ぎて行きました